戦略的思考は大事だけどもっと大事なものもある

夢工房のレーシングカーを作っている連中は
昨年から2022年のマシンの開発に着手していました。
なかなか衝撃的なコンセプトのニューマシンなので
完成をお楽しみに!

で、現在は色々とバリバリやってはいるのですが
何となくボンヤリとしてる不明確な部分があって
スッキリしないなーと思っていました。

皆一所懸命やってはいるのですが
なんかこう、ピントが合っていないというか…
メンバーそれぞれの
力の入れどころが合っていないというか…

理由は戦略的思考の欠如でした。
もちろん、そうなる理由もあります。

レーシングカーを作る
とは言っても
実現方法は無限にあって
何をどうするかは各チームの戦略次第なのです。

何のために?
という目的が不明確で
手段と目的が入れ替わっていたり
目的が無いままに手段を考えていたり
そんな状態になりがちです。

これ、学生が一番苦手なところですが
一番面白いところでもあるんです。

最終的なゴールを明確化して
そのためにやることを構築して
今やるべき事を決める

そういう考え方は
学校では経験しないし
そもそもそんなのは
やりたくないのかもしれません。

そういうのは
「やれ」と言われやっても
何のためなのか
どうしたら良いか
よく分からないはずで
面白くないんですよね。

理屈では分かっていても
感情が付いていきません。

学校では、ひとつの答えに向かって
決められたやり方で解いていく
というロジックばかりを経験します。

なので自ずと考えを小さくまとめてしまう。
すぐに小さくまとめたくなってしまう。
もう条件反射みたいなものです。

戦略を立てて実行までこぎ着けるには

ひとつのゴール、ビジョンから展開していきます。
これ、いわゆる「目的」ですね。

ここから徐々に「手段」的な落とし込みをしていって
戦略になり、作戦になり、戦術になり…
最終的には具体的な技術まで行き着きます。

そうしてはじめて実際の行動となるわけです。

そしてこれには正解はありません。
自分で決めて良いのです。
そのための戦略です。

その落とし込みの過程で
どれだけ広げられるかが勝負なのですが

受動的なやり方でやっていると
広げるのは面倒なので
早く絞り込んで
下層に落とし込みたくなる。

焦って下層に落とし込んでしまったら
アイデアが絞られてしまって
できることは限定されて
結果も「できなり」になりがちです。

気付いてみたら
こんなんじゃゴール達成できないじゃん!
となる。

こうならないためには
やはり受動的なやり方から
脱する必要があるのですが
それにはもちろん自発的な
ポジティブな感情が必要なのですね。

え?結局は感情?

そうです。
理屈で分かっていたって
できないものはできないのです。

ポジティブな感情がないと
考えを広げていく
なんてできません。

やはり中心にあるのはこれなのでしたとさ。

そんなこんなで
こういうことが数日のうちに解決して
グイグイ進んでいくってのも
夢工房の良いところなのかな
と思っています。

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