人も組織も向いている「方向」があります。
それはゴールへの向き
意識的に明確なゴールに向かっていることもあるでしょうけど
無意識に不明確なゴールに向かっていることもある。
もちろん
良い方向に向いていると確信できるときは良いのでしょうけど
問題は、ダメになっていく方向に向いているときです。
ダメになっていく方向を向いているときに
方向転換するのは結構難しいのです。
ある方向に向かっている時点で
「ダメ」とは思っていない可能性があるし
何をもって「ダメ」とするのかというのもある。
そもそも
「ダメ」というのが無意識に望んでいることだとしたら
「ダメ」と言えるのか
というのもあるのですが。
ダメなことを望んでいることなんてあるの?
とお思いでしょうが
あります。
分かりやすいところでいうと
短期的で快楽的な欲求
とか
「楽だから」
とか
「後でいいや」
などですね。
ゴールへの通過点に
恐怖を感じるものがあったり
実行に勇気を伴うことなんかがあると
そういうのは発動しやすいですね。
ダメな方向を向いていたい理由になっちゃいます。
というわけで
現状を常に確認して対策を打つ
とかできると良いのですが
そう簡単ではありません。
一所懸命やればやるほど
集中すればするほど
視野が狭まって力強く進んでしまう
そんなこともあります。
果たして途中で方向転換できるのか?
行くところまで行っちゃわないと
向きは変わらないのではないか?
なんて思う事が良くあります。
学生のチームの面倒を見ていると
実際に起きている事を目の当たりにできるだけでなく
それ自体に関わる事ができるのは幸運です。
彼らの行動を見ていて学べるし
それを彼らにフィードバックができます。
学生と一緒に修行しているようなものですね。
そうそう
やはり評価の機会は大事なんだと思います。
何かしら現状に歯止めをかけて
確認ができれば何とかできるはず。
こんなこと書いていて
正直、自分でも耳が痛いのです。
分かっていても
なかなかできないことだから。
じゃぁ、なんでこんなことをしているかというと
分かっていても見えるようにしないと
なかなか行動に結びつかないからですよ。
いくら一所懸命考えていたって
頭の中のものなんて忘れちゃいますからね。
このブログは
そんな記事が大半です。