出来が良いだの悪いだの

人の成長は失敗を乗り越える中にある
というようなことを散々記事にしていますが
もちろんそれは
とても重要なことだと思っているからです。

ダメ出しされたり怒られたりというのは
別に良いと思うのです。

その時点で「もうダメだ」と思ったり
その状態を何とかしようとしなかったり
ということ自体がダメなのであって
ダメなことをすること自体がダメなわけではありません。

ダメな状態を何とかする
というのは成長そのものですから。

そういう意味では
ダメなことをするヤツは
チャンスに溢れていて
可能性に溢れている
という見方もできます。

最悪なのは
「どうせダメだから」
と、ダメなことすらできない状態です。
これはもう、本当にダメです。

そんなふうに考えているのは
私自身、出来が悪かったからかもしれません。
「悪かった」?
いえ、今も良くはないですね。

なので、出来の悪い人間を否定するというのは
自己否定に繋がる??
そうかもしれません。
今も困難を乗り越えながら成長中なのですよ(笑)

こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが
我が東京電機大学は
決して出来の良い方ではないと思います。
偏差値的に。

でも、学生達は結構魅力的です。
素直で頑張り屋が多いのです。

これ、エンジニアとしては
素晴らしい資質だと思うのです。

ダメ出しされても行き詰まっても
素直に頑張れれば成長しますもの。

初期値として出来が悪くても
困難を克服した経験が積み重なれば
その後は加速度的に成長していきます。

なので、すっごく就職率が良いとか
卒業生に社長さんが多いとか
まぁ、そりゃぁそうだよな
と思ってしまうのです。

1 Day佐世保 総括とも言えない話

さすがに疲れて思考力鈍ってます。
ですが、あまり自覚が無い。
なんだか変な感じ。

感覚のどこかが冴えていて
違うどこかが鈍っているような
何か変な感じです。

出発前日は早めに寝て、夜9時半頃に起きたので
最西端達成後にフェリーターミナルに着いて乗船するときは
丸々24時間以上起きている状態だったのですが
意外と平気でした。
アドレナリンが出まくっていたのでしょうか。

今回、どんなことを考えながら走っていたかというと…

今回はウエストベルト忘れちゃったなぁ。
長距離走るとかなり疲労が変わってきそうだ。
けど、腰が固定されていない方が
上体が楽にスクリーンに潜り込めて
雨をかわしやすいぞ。
風切り音も小さくなっていいなぁ。

とか

頑張ってバイクで移動して
長距離のフェリーに乗ってすぐ帰るなんて
バイクに乗るのが目的なのか
フェリーに乗るのが目的なのか
よく分からないけど
きっと両方なのだろうな。
であれば、満足度が高くて
またやりたくなるのも当然だ。

とか

アインシュタインの相対性理論によると
移動速度が速いと時間の進みはゆっくりになる
だとすると
バイクに乗ったりして
速いスピードで移動する機会が多いなら
年取るのも遅いのか?
でも、そんなの
誤差にもならないくらい変わらないんだろうな。
面倒だから計算したくないなぁ。

とか

普通なら数ヶ月で数千キロ使えるはずのエンジンオイルが
こんなチャレンジすると1000kmくらいでダメになる。
あぁ、シフトチェンジのフィールが悪くなってきた。
一体オイルに何が起きているんだろう。
今まで3銘柄試したけどダメだってことは
銘柄やグレードの問題ではなくて
オイルの粘度を変えないとダメか?
よし、次は少し粘度を上げてみよう。
銘柄は何にしようかなぁ。
それにしても何と不経済なことよ。

とか

あぁ、あの国産SUVは飛ばしてるなぁ。
前車に追いつくたびに煽りまくってるなぁ。
お?凄い勢いの高級外車に追いつかれたら
途端にやる気が萎んだぞ。
弱肉強食ですなぁ。
そういえば最近、焼き肉定食食ってないなぁ。
大学の近所の定食屋さん、めっきり減ったもんな。
気付いたら
台湾とか中国とかパキスタンとかネパールとかウイグルとか
外国人の店ばかり行ってるなぁ
ということは、今や自分の体のほとんどは
外国の食べ物でできているってことか?
いや、蕎麦屋さんも結構行ってるぞ。
蕎麦ってあんなにシンプルな食べ物なのに満足感高いな。
日本人だからかな。
それにしてもウイグルのナンは美味いなぁ。

とか
そんな感じです。
基本的に暇なんだということがよく分かりました。
いや、頑張ってるんですけどね。

1 Day佐世保 帰路と総括

フェリーは20:45に横須賀着で
そこから高速道路を乗り継いで
自宅がある埼玉の東松山市まで帰ってきました。

この馬鹿げたチャレンジも3回目。
次は最東端の北海道納沙布岬だな
と思っています。

1日に1500kmも走るのは結構キツくて
到着後は疲れ果てていて
観光のようなことは一切できません。

走行中に変わりゆく景色を楽しむ
なんてのも、あるにはあります。
けど、あまり楽しんでいるという感じではあませんね。

ただ、結構重要だと思っているのが
移動中に感じる感覚です。

工業地帯を走っている時の匂いとか
高速道路で見かけるトラックや
ファミリーカーの数とか質とか

そんなのを見ていると
何となく今の日本の勢いというか、潜在力というか
そんなのを感じることができます。

そういうのはメディアなどで知ることはできません。

それが直接何かに役立つということは無いかもしれませんが
将来活躍するエンジニアを育成するのが仕事なわけですから
あながち無駄ではないと思うのです。

そんなこんなで
このチャレンジが3回目ですから
やる度に感動は無くなっているのは事実ですが
とりあえず4極制覇まではやってみましょう。

こんなことして一体何が楽しいの?
と思うかもしれません。

たぶん、やろうと思ったら誰でもできるかもしれないし
やったところで何か良いことがあるわけでもない。

良いのです。それでも。
達成感はあるし。

帰路のフェリーは良いですね。
今回だと21時間も乗ってますから。
ほぼ、丸一日の船旅で
非日常のお楽しみです。