災い転じて福となす…たぶん

オミクロン株の感染拡大が凄いですね。
死に至る事例が少ないのが幸いですが。

住んでいる埼玉県は
まん延防止重点措置の地域に入っていて
日頃お世話になっている飲食店は
それなりの対応を強いられています。

せっかく正常化の兆しが見えていたのに
皆さん気の毒なことです。

こんな状態の時に大事なのは
感染予防の対策を取るのはもちろんですが
過剰に恐れて心が小さくならないように
うまくバランスさせることだと思います。

ここで油断して感染してしまうわけにはいきません。

年が明けて、やっと夢工房は平常運転モードに
入りかけているところで
2年間我慢した学生達は
徐々にものづくりが本格化してきて
徐々にペースを掴んできています。

彼らはすでに今年のイベントの準備に入っていて
複数のプロジェクトが
企画や設計、製作を同時進行しています。

感染者が出た場合
最悪の場合は部屋がロックダウン
となってしまうかもしれません。
それだけは避けたいところです。

自粛期間では
オンラインを活用して
色々なトライをしてきた結果
モチベーションの維持に成功した手応えがありました。

昨年末から年明けにかけて
徐々に実作業のウエイトが増えてきたわけですが
明らかに平常時の活動よりも
レベルの向上が早いし
多くのチャレンジが見られます。

よもや今回のオミクロン株の感染拡大で
彼らのモチベーションが下がる
などということは無いと思いますが
今の勢いが持続できるよう願っています。

2年間という長い自粛期間では
学生達の頑張りはもちろん
スポンサーの皆さんや
学内外の関係諸氏や卒業生をはじめとする
皆さんとのご縁や
致知出版社のご助力などもあり
マインド構築やメンタル強化に注力してきましたが
その成果は明らかです。

ジャンプアップの足がかりを作るための
人材が揃いつつある感があります。
今年はイケるかもしれない!

優位性の話

レースやってるので
「勝つために」
とかしょっちゅう考えてるんですが

そんな表現ばかりだと
あまりに尖りすぎていて
ブログのネタとしては汎用性がないので
「優位性を持つために」
とでも言い換えてみましょうか。

ネタは就活でもなんでも良いのですが
優位性が必要となるシーンで
多くは何をするか?

大抵は、周囲を見回して
何かイケてるものが無いかを探します。
大抵の場合、皆がやっていることをチョイスしたり
もしくは
権威を持つ者が発信する情報に従います。

…って、ちょっと待った!
誰かがやっている事をやったら
優位性無いんじゃないの?

その通り。

でも、それまでの教育課程では
他人と違ったことをやると
怒られたり煙たがられたり
という状況だったので
急に人と違ったことをやるなんて
そりゃ無理というもの。

それに、評価基準が
合っているか
間違っているか
の2つなので
優位性って何?点数高いってこと?
ってなもんでしょう。

なので無難なやり方を取っちゃいますよね。
マジョリティから離れたくないし
間違えるのは怖い。

それに、面倒を見る側にしても
想定の範囲内でやってくれた方が
ハンドリングしやすい。

私なんかは、想定外のことをやってくれると
嬉しくなっちゃいますけどね。
結果はどうであれ。

これは、頭が良いだの悪いだの
ではなくて
大抵はそんなもんですよ。

多くは群れに従う。

人だって他の動物だって
そうやって生き抜いてきたのです。

群れに従うメリットは
結構ありますよね。
こんなの考えるまでもない。

でも、中には
群れに従わない変なヤツがいて
そんなのが、たまに役に立ったりするんです。

環境が大きく変わるときなんてのは
まさにそういう状況なのではないでしょうか。

群れに従うか否か
どうしたいかは自分自身に
聞いてみたら良いでしょう。

ただ、何でもかんでも
群れから外れていたら
ただの厄介者になっちゃいますけどね。

で、結局
優位性って何なのかって?

それを言っちゃぁおしまいよ。

どこへ向かうにしても

我が国の政府が
新しい資本主義を実現するとのこと。

私は経済も政治も詳しくありませんが
人が作ったシステムに
寿命があることくらいは理解できます。
今の資本主義だって
そんなに古いものではないわけで
100年とか200年とかそんなものなのでしょう。

自分が生きているうちに
世界規模の疫病に遭遇するとは思いもしませんでしたが
資本主義の変容も経験できるとは思っていませんでした。

個人的には
まだ乗ったことがない
ヘリコプターと
潜水艦にも乗ってみたいし
宇宙旅行もいいなぁ
なんて思っています。
死ぬまでに実現するのだろうか。
あ、全然関係ありませんね。

さて、社会の構造が変わったりすると
人に求められるものも変わってくるでしょうね。

表面的には。

どういうことかというと
すでにお分かりの通り
コンピューターにまつわる技術は
凄い勢いで発展しています。
AIだの自動運転だの。

そういう変化に伴い
求められる技術が変わるわけです。

もちろん本学のような
次世代の技術者を育成する
というミッションを持った学校は
そういった変化に対応する
ニーズに応える必要があるのですが
果たしてどのように対応するべきなのか。

社会が大きく変化していって
新しい技術
すなわち自分にとって
未知の技術と付き合う必要がありますが

大学の教員は研究者でもあるので
自らその新しい技術に
学生と共に向き合えば
それはそれでOKなのです。
研究ってそういうものです。

さて
「技術」というのは
戦略的な考え方をする場合
最も最下層の「手段」に相当します。

最下層 という表現を使いましたが
別に技術を軽視しているわけではなく
上位には
その技術を用いて実現したい何か
つまり「目的」がある
ということが言いたいのです。

ぶっちゃけ
その目的を達することができるなら
どんな技術でも良いわけなので
新しい技術が現れたときは
色々と出現しては淘汰されていって
最適化されたり効率化されたりするわけです。

というわけで
これから世の中が大きく変わる
という状況になると
広い視野を持って
目的に合わせて
色んなことをやる必要が出てくるでしょう。

おっと
色んなことを「知る」ではないですよ。
知るのは大事ですが
知っているだけでは何も起きませんから
「やる」です。

未来はどうなるか分からない
というか
どうするのも自由です。

ひょっとしたら
どうするべきかなんて誰も分からない
どうなるかわからないけど
とにかくやらなきゃ!
という状況になるかもしれない。

であれば
折れない心とか推進力とか
面白さを自ら作っていく姿勢とか
技術を「駆動する」心の部分が成長しないことには
どんな技術を身に付けようと使いようがありません。

これ、今回のコロナ禍で
見えてきた気がしませんか?

「知」は大事ですが
それだけでは何も起きない。
「心」が無いとどうにもならんですね。

そのあたり、夢工房の連中は
この2年間でピンチをチャンスに変えて
うまいこと成長できた気がします。
まぁ、ここからが勝負所ですが。