分からないことは恐怖だったりする…ので

義務とか責任とかそんな動機でも良いのだけど
そんなことばかりだと結局は
果たせなかった場合の恐怖が動機になってしまって
最低限を目指すでしょう。
そしてそれは習慣になる。

まず「失敗しないように」と。

そのために一番良い方法は
チャレンジしないことです。

そう、今回もチャレンジのお話しです。

恐怖感を持ちながらチャレンジすると
たとえ動けても
理想的なところへは向うことはできずに
無難に、最低限になる。

そんなことをいくら繰り返したところで
身に付いた習慣は同じ結果を生むわけで
その結果に苦しむ本人にもどうにもならない。
習慣を変えない限りは。

なので
やはり心が求める動機が必要でしょう。

これをどうにかしたいので
日々、色々トライしています。

まず「恐怖」は何か?
ということなのですが

これは恐れおののくような
典型的な恐怖というより
「分からない」という
単純なことなのではないかと思っています。

人が暗闇を恐れるように
分からないことは怖い。
そういう感覚に近いのではないかと。

じゃぁ、分かってしまえが良いわけですが
やったことがないことを
いざやりましょう
というのがチャレンジですから
当然ながら、どうなるかは分からないわけです。

ここでゴールの明確化が効いてきます。

「こうするのだ」
と。

「最終的にはこうするのだから大丈夫」
と思っていれば
過程では何が起きるか分かりませんが
最終的にどうなるかは分かるわけです。

その「最終的にどうなるか」は
単なる思い込みなのですが
その過程で
「諦めずにやり切るのだ」
と、腹が決まっているのなら
単なる思い込みというより
シナリオのようなもので
自分がそれを信じているなら問題なしでしょう。

それを自信というのですね。

自信は、できるから持つものではなく
信じているから持てるのですね。

単なる思い込みで
ちょっとバカみたいに見えるかもしれませんが
そんなものだと思います。

デッカイ事を成し遂げた人は
ことを遂げた後だからこそ賞賛されますが
チャレンジ前と過程では
「バカか、お前は」
と思われていることも多かったはずです。

というわけで

「できるかどうか」
ではなく
「やる!」
と、決めてしまえば良いわけです。

そうしたら、驚くほどシンプルなシナリオが描けるはず。
あとはやるだけ。

withコロナでどうしましょう

コロナ禍は、結局収束なんてしなくて
withコロナの時代になっていきますね。
まるで風邪やインフルエンザとのお付き合い
みたいになっていくのでしょう。

そもそも
昔は風邪だって厄介な病気だったようですし
まぁ、そういうものなのでしょうね。

さて、ではコロナ感染が気にならなくなってきたならば
やはり今まで自粛してきたこと
やってみたかったこと
いろんなことがアクティブに動き始めることでしょう。

みなさんはどうしますか?

夢工房の活動は
どのようになっていくのでしょう。

今は日付が変わる前には帰宅していますが
コロナ禍前は
泊まり込みで作業
なんてのが多かったですね。

やりたい学生には
気が済むまでやってもらいたい
というのが夢工房の方針なので
以前は数週間とか1ヶ月とか
泊まり込んでいる学生がいたりしました。

これ、事情を知らない外部の学生は
強制的に「やらされている」ように見えるらしくて
ここでの活動をしたくて入学した新入生に
「あそこに行ったら地獄だぞ」
なんてアドバイスするケースがあるようです。

私は「帰るな」とか「休むな」なんて
言った覚えは無いのですが

自ら進んで泊まり込んで
頑張り続ける学生がいるなんて
信じられないので
そんなふうに見えるのかもしれませんね。

昨年末だって
学生から
「大晦日と正月もやっていいですか?」
と聞かれて
「え~、31日から2日くらいは休もうよ」
と、そんなやりとりがあったくらいで
年始は3日から活動してました。

恐らく一切の制限無しで自由にやらせたら
本当の年中無休になってしまいそうです。
よくやるわ。

まぁ、彼らの持ち時間は4年間しかありませんから
やりたいことのボリュームと手持ちの時間を考えたら
盆とか正月とか言っている場合じゃ無い
ってことになるのでしょうね。

まぁ、確かに
あれだけのことを「やらされていたら」地獄でしょうね。
もっとも、好きでやっていたって
必ず壁にぶつかるので
楽ちんで楽しいわけではありませんが。

さてさて
withコロナで定常運転になったらどうしましょう?

まずは活動時間のリミッターを解除?

むやみに長時間やっても
ダラダラしちゃいそうなので
ちょっと検討が必要そうです。

それよりも
製作作業とかテスト走行とか
その辺がよりオープンにできるようになりそうだし
何より精神的な抑制が無くなるのはありがたいですね。

やはり心のどこかに「つかえ」がある状態では
全力で頑張れませんから。

私個人としては
可能な限り学生には付き合いたいところではありますが
バイクでのツーリングとか
他にも挑戦したいことがあったりするのですが
学生達が本気で頑張りだしたら
個人的にやりたいことは切り捨てていく方向になるでしょう。

だって、その方が楽しいですから。

燃える心はどうやったら手に入る?

単なるものづくりであれば
好きなことを好きなようにやっていれば良いのでしょうけど
ことコンペティションともなると
そうはいきませんよね。

やはりパッションが
燃える心が必要です。

「燃えろ!」
ったってどうにもなるものでなし
さて、どうしたものでしょうね。

何度も言っているように
環境は重要だと思います。

なので、夢工房は燃える軍団に適した環境にしたい
と思ってはいるのですが
一体どうしたら良いのか?
それだけで良いのだろうか?
それは常に課題です。

そしてそもそも
ここに来る前の環境の影響が凄く大きいことは分かっています。
まぁつまり家庭の影響ということなのですが
それはもう、どうしようもないのかもしれない。

例えば
依存心が強くて自律性が弱いとか
そもそもファイターになりきれないとか
対人関係がうまく構築できないとか

「そんなの大学でケアすることなの?」

と思われるかもしれませんが
「じゃぁ、誰がやってくれるんですか?」
と聞きたいですよ。

あ、勘違いしないで頂きたいのは
上記の問題は、夢工房でガッツリやりこんでいったときに現れる
プラスアルファのようなレベルの話なので
そもそもそれらが全く無くて
どうしようもない状態ということではありません。

もっと先に行きたいので
もっと何とかならないか
ということなのです。

以前の投稿にも書いたように
腹減ってない者に
「ハングリーになれ!」
ったって、そんなのは無理ですからねぇ。

本人には、自分で勝手に
もっともっと燃え上がってもらわないと。

そうすると
もっともっと面白くなる
ってのは、やったことがなければ分からないことで
その辺を理解させるのは難しいですね。