コロナウイルス感染を気にしなくて良くなれば
やはり皆が行動的になるでしょう。
…なりますよね?
なりましょうよ。
さて、色々やりたいこともあるでしょうし
色々行きたいところもあるでしょう。
夢工房で活動している4年生は
残念ながら海外遠征に行けないまま
卒業ということになってしまいました。
そこで彼らに勧めているのは
海外への卒業旅行です。
海外を見ておくのは大事です。
個人的には絶対的に大事だと思っています。
視野が広がるし
価値観も変わるし。
うまく言葉では言い表せませんが
金銭的な価値では計れない価値があると思います。
特にウチの研究室の場合は
卒業後は海外を相手にする仕事になるケースが多い
というのもありますので
やはり外を見ておかないと
ということもあります。
そう言う自分が学生の頃はどうだったかというと
レースに明け暮れていて
海外行く金があったらバイクを買った方が良い
なんて思っていたのででした。
バカでした。
一生のうちに手に入れるバイクの数が一台減ろうが
絶対に行っておくべきでした。
周囲にはボチボチ海外に行く者がいました。
一人でアメリカにレースを見に行ったヤツとか
アジアのどこだかのラリーに出ている先輩とか。
でも、絶対数は少なかったかな。
今になってみれば
色々考えることもありますが
残念ながら時間は戻りません。
海外に行く代わりに手に入れたこともあるでしょうし
それはそれで良しとしておきましょう。
でも、学生達には
絶対に言っておいた方がいい
と言います。
最近は、飛行機のチケット取得の手続きも簡単だし
現地の宿やレンタカーも簡単に予約できるし
私が学生だった頃に比べれば
もの凄く簡単に海外に行けるようになりましたしね。
この仕事をするようになってから
学生の遠征とか
卒業生との旅行とかで
結構あちこち行かせてもらいました。
遠征は苦労が多いですが
その分、得られるものは大きいです。
それはもう巨大な経験が手に入ります。
たぶん、人生が大きく変わるでしょう。
そのくらい凄い経験です。
観光とは違うので
現地人と深い話ができたり
友達ができたり
もちろん大抵は何かしらトラブルが起きるのですが
そんなときこそが経験知が大きく伸びる瞬間です。
「何がなんでも何とかしなきゃ!」
そういう経験は
人のパフォーマンスを飛躍的に増大させます。
自分でも驚くほど何とかなったりもしますが。
卒業生との旅行は
現地でレンタカーを借りてウロウロするとか
バスや鉄道であちこち行くとか
技術系の人間なので
やはり博物館なんて楽しいわけですが
自然や街や人
その国の持つ空気感というか雰囲気というか
あらゆることが興味深くて勉強になりますね。
国が違えば
あらゆることが違っていて
どこに行っても面白いし
どこに行っても勉強になります。
国内のどこかの大学は
在学中に海外に行かないと卒業させない
みたいなところがありましたよね。
可能なら、そうするべきだと思います。
当大学にたまに来るフランスからの留学生曰く
在学中に他国の大学で研究活動をしないと
卒業を認められないんですって。
可能なら、そうするべきだと思います。
夢工房の連中は
残念ながら海外遠征に行っても
成績などに関するメリットは一切ありません。
遠征費は自腹だし
遠征中の欠席に対する配慮は授業を担当する先生次第です。
ウチの大学は
「たとえオリンピック選手だって欠席は欠席だ!」
だそうです。
だからオリンピック選手がいないのか!?
…そうじゃないでしょうけどね。
とはいえ
たとえ授業が欠席になろうが
海外遠征で得られるものは大きくて
そりゃぁもうプライスレスな経験なわけですよ。
そんな経験を積んで
社会に出た後は
皆をハッピーにする仕事をして欲しいのです。
そうしたら自分もハッピーになれますから。