脳は電気信号を起こしたり伝達したり
そんな回路の集合体なのですね。
そんな脳が成長するには何が必要かというと
どうやらこれが
「失敗」
だそうですよ。
何かを判断したり行動したりするときには
その関連の回路に信号が流れるわけですが
失敗を経験すると
その後は、その時の回路には
電気信号が起きにくくなるそうです。
で、その数が増えていくと
優先順位が整理されてきて
直感的に正しい答えが出せるようになるんだそうです。
なので、失敗の経験を重ねると
いわゆる「勘が良い」状態になっていく。
まぁ、あるていど経験を積んだ人は
当然そんなことは分かっていて
当たり前といえば当たり前なのですが
なるほどね、って感じです。
ある程度経験を積んだエンジニアなら
図面を見たり、現物を見た瞬間に
「おや?」
と、違和感を感じたりしますし
逆に良い設計のものは
見た瞬間に「スッ」っと入る感じがある。
「うん、美しいね」
って感じかな。
という感じで、失敗の経験って
実はとても大事なんですね。
やはり若いうちにたくさん経験しておいた方が良い。
この経験が中途半端だと
いつになっても失敗を恐れなければならなくなります。
だって、避ける術を十分に知らないから当然です。
で、失敗を恐れて
そればかり考えていると
失敗の回路が活性化していくんだそうです。
そうなっちゃうと
本人の意思にかかわらず
失敗に向かって行っちゃうのですね。
失敗の数は恐るるに足らず。
だって成功のために必要だから。
その必要な失敗を経験していけば
いずれ成功に結びつくわけで
そこでの成功体験が
脳の成功回路を活性化する
ということになります。
夢中になって何かに取り組むとか
追い詰められるとか
そういう体験が脳ミソを鍛えていくそうですよ。
そんな経験の中で失敗しても
何も損しないどころか
凄く成長できるってことなんですね。