「チョイスしない」という選択

レースで勝ちたいと思ったら
優位性を持ちたいと思ったら
これは就活でも何でもいいんですけどね

どうするか?

多くの場合は
色々な既存の知識や情報から選択する
そんなことが多いのではないでしょうか。

勝てるレーシングカーを作るとき
どんな構成にしようか?
と考えたとき

最も勝つ可能性が高いチョイスをする

そんなことをやりがちです。

これは当然
既存のものからチョイスする
という意味です。

例えば、上位のトレンドを考えて
そこからのチョイス

例えば、色んな部品を探して
そこからのチョイス

チョイスできるということは
選択肢が目に見える形で「すでにある」ということで
そのメリットは
労力が最低限で済むので楽であること

もっとも、それを意識せずにやっている場合も多いと思いますが。

トレンドに乗って
他人の土俵で戦うということは
その土俵を作った本人が有利な環境で戦うということで
自分は不利だということが確定しているということでもある。

しかし、チョイスしている限りは
すでに決められた枠から出られないし
それは誰でも手にできることである可能性がある。

そうなると
それを手に入れて
いかに他人より頑張って磨くかという勝負となる。

当然、磨くのが得意な人が強い
ということになるけど
磨くのが得意な人は
うんざりするくらいたくさんいて
過当競争になっていきます。

皆と同じものを磨くのが苦手だったり嫌だったりして
不利になる可能性があるなら
そもそも同じものを手に入れてはいけません。

「チョイスしない」という選択もある

チョイスしないということは
やることを新しくつくる
新しい自分の土俵を作ってしまう
ということです。

多くが選ばない
多くの視野に入っていない
そういうことをやる

他人の土俵で戦わない
トレンドに乗らない
ということです。

勝つことがゴールなら
小さな「手段」にこだわってはいけません。

ゴールのために
戦略を立てて
戦術を考えて
そのための手段を決定するのです。

手段が先に決まって
それによって上位の概念を決めていくなんてナンセンスです。

我々の目に見えるものは「手段」ばかりです。
なので、目に見えるものからのチョイスは
手段を固定化してしまって
ゴールが変動してしまう。
本末転倒とは、まさにこのこと。

こだわると縛られる
しかし、こだわりは重要

一体何にこだわるか
が問題です。

枝葉ではなく、本質にこだわるべき。

「これで勝ちたい」
は危険です。
この場合、手段に縛られている。

「勝つためならなんでもやる」
なんて言うと聞こえが悪いかもしれないけど

「ゴールは変えずに自由に手段を選ぶぞ」
ということで
勝つこと自体(本質)に
こだわっているということになります。

チョイスによるものは
「鉄板」
と呼ばれたりして
楽で低リスクなので
みんなやりたがります。

比較的、楽です。
高効率です。

なので、多くがチョイスを選びます。

でも、得られるものが最小限になりがちです。

一方、チョイスしないやり方は
面倒で、効率が悪く
リスクが高い。

独自性が高いということは
孤独でもあるし。

でも、だからこそ
得られることがあるわけで

本当に面白いのは
そっちだったりするのです。

とはいえ、こういうやり方の根本をシフトするのは
簡単ではないのかもしれません。

というのも
学校とかゲームみたいに
他人が設定したりプログラムしたシステム上で
言われたことをやる
決められた(範囲の)ことをやる
という経験ばかりなら
そうなってしまっても仕方ないのです。

そんな現状にハマっているとしても
本人には何の責任もありません。

でも、今からどうするかは
本人の自由です。

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