ゴールからいこう

桃太郎のお話を説明しろ
と言われたらどうしますか?

「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが…」

とやっていたら、絵本の最終ページにたどり着くまでどんな話なのか分かりません。

なので

ミラクルな少年が鬼をやっつけて、良かった良かったという話です。
おじいさんとかおばあさんとか、桃から生まれたとか、お供がどうのとかの詳細は後で説明してもOKでしょう。

大事なのは鬼をやっつけることです。ゴールです。
恐らく桃太郎のお話を考えた人も、ゴールから構成していったに違いありません。

技術に関するコミュニケーションも同様ですね。

経緯から話すのでは無く、まずは結論から。
起承転結なんてやってたら何が言いたいのか分かりませんからね。

ゴール無しで細かいところからいくと必ず迷走します。
何のためにどうすべきかが無いわけですから。

レーシングマシンはゴールが明確です

全ては勝つために!

即戦力になろう

今、企業では時間を掛けてのんびり社員を育てている余裕はない。

でも、学校では社会に出てすぐに戦力になるようなことを教えてもらえない。
(一般的には過去のことを教えるのが教育だから)

では、どうするか?
「やり方」つまり取り組む姿勢が武器にならないか?
それは工夫すれば学校でも身に付けられますよね。
いや、むしろ学生のうちに身に付けるべきでしょう。
社会に出ても勝手に素早く成長していけるように。

どうせテクノロジーなんてすぐに時代遅れになってしまいます。
知っておくことは大事だけど、それだけで何とかしようとしたところで、すぐに時代遅れです。

あと、テクノロジーは大事なのだけど
自ら望んで手に入れたのか、それとも望まずに覚えさせられたのか
という違いは大きいでしょうね。
そのそも望んでいないものなんて利用できないですよね。

理論を持っているだけでは何も起きません。
やはりチャレンジですね。
とにかくやってみるとか、諦めないとかね。

その過程で理論が必要ならスッと入ってくるでしょうし
利用したらなかなか忘れませんよ。
一度自転車に乗れるようになったら、その後も乗れるように。

でも、原理原則は大事。
それを知って、実践して、色んなことを直観的に判断できるようになったら良いですね。

あ、それこそが「学び」か。

こういう原始的なやり方をあえてやるからこそ分かることもあるんですよ

走りながら考えよう!

心配なことがあると
ついそれを考えて悩んでしまう。

それ、当たり前だと思ってますか?

心配なことを考えていると、頭の処理能力の多くはそこに使われますよね。
心配なことにフォーカスしてしまうのは本能的にしかたないことかもしれません。
危険を注視して、それから回避して生き延びる生存本能に根ざしていますから。

でも、そこに注力すると本来やるべき事に使う能力は小さくなってしまいます。

ネガティブ要因は誰しも持っているでしょう。
それを打ち消すために努力しなけりゃならないこともあるでしょう。
でも、それが達成できたら幸せになりますか?

高い目標を目指していると、そもそも心配する必要は無くなるのですよ
と言いたいのです。

ひょっとすると、高い目標を目指すには、細かい心配ごとをすべて解決してからやるべきだと思っていませんか?

「お前、そんな理想を言う以前に~はどうなんだ!?」
とか言われますもんね。

そもそも、細かい心配ごとなんて世の中には無数にあって、自分には解決できないことだらけです。
そんなものをいちいち解決していたらキリがないですよ。

さらに、もしそれが最大限うまくいったとしても得られるのは「安心」でしょう。
安心って成功なの?
でもまぁ、大抵は最大限うまく行くことはないので、安心すら得られない。

なんてことだ、安心するために努力しても安心すら得られない!

なので、心配しているヒマがあったら高い目標に達するために頑張るべきなのです。
心配して立ち止まったら終わりだ!走りながら考えよう!

かつての夢の残骸も新しい夢のヒントになります