成長は変化すること

「仕事」を考える上では
必ず相手がいて
その相手がどう思うかが価値の大きさです。

良い仕事をする
ということは
その価値を大きくしていく必要があるので
今のまま
というわけにはいきません。

今のまま
は楽なのですが

それは自己都合で
相手には関係ないことです。

なので、現状から変化する必要があるのですが
これが結構大変です。

なぜって
人は変化を嫌うからです。
これは生存本能から来ているからです。
以前も記事にしましたが。

今生きているのは
昨日の行動があったから

であれば
それを続ければ生き続けられる。

そんなわけで人は変化を嫌うのです。
変化は本能的なリスクです。

成長とは変化すること

これもさんざん記事にしていいるネタですが
つまり…

成長とは本能に抗うこと
でもあるのですね。

本能に逆らって変化するには
何かしら動機が必要です。

変化しないと命が危ないとか

変化の先にリスクを払うだけの
価値がある魅力的な何かがあるとか

そう!
つまり、価値観が成長の動機になるのです。

自分は何に魅力を感じるのか
何が大切なのか

そういったことを明確化したり
優先順位を付けたり

はたまた整理し直したり

そういったことで
成長の速度や大きさは変えられます。

ただし…
それは自力でのみ可能です。

成長のために必要なこと

さんざん
失敗しないと生長しない
なんて言ってますが

そこには何があるのか?
一体どういうことなのか?

理屈はそんなに難しくなくて
ごくシンプルです。

変化です。

今のやり方のままやって
うまくいかないから
その結果として失敗するわけで

同じことをしたら
同じ結果しか出ません。

なので何かを変えなければならないのです。

まぁ大抵はやり方を変えたりしますが
やり方を変えるってことは
考え方を変えていたりするわけで

それって自分が変化しているということでしょう?

逆を言うなら
変化を望まないのであれば
成長は諦めなければならないということです。

皮肉なもので、人は
変化したくない

変化(成長)したい
の両方を持っていて
それらがせめぎ合っています。

で、意外とそういう状態に気付いていないもので
自動的に発動する「無意識」に判断を任せていたりします。

でも、もしそうなっていたとしたら
それに気付く事自体難しいのですけどね。
だって無意識だから意識に上ってこないわけで。

自分がどういう状態なのか
自己点検したければ

まずは自分がやったことをひとつ上げてみて
それに対して
「なんでそうした?」
と問うてみて
出てきた理由に対して
「じゃ、それはなんで?」
と繰り返していきます。
まるでタマネギの皮を剥いているようですが。

そうやっていくと
コア(核)に
とてもシンプルな理由が出現します。
タマネギにはコアはありませんが。

それが自分です。

自身を変えたかったり
問題を解決したかったりするなら
そういうふうにして出てきた
シンプルなコアに対して変化を加えるのが良いでしょう。

途中で出てくるものに対して対処したところで
実は、その原因が見えないところに隠れていて
根本的な解決に至らないことが多いものですし
そういったものは複雑で
対応が難しかったりしますので。

そんなことをチマチマやっていれば
きっと成長できると思います。

私みたいな、しょうもない人間が
こんな偉そうなことを言うのは気が引けたりするのですが
極めてしょうもない人間が、しょうもない人間になれたのですから
きっと効果はあるでしょう。