困難と成長

成長とは変わることだ
みたいなネタが続きますが…

今夜は卒業生と
何とかしなければならないという
困難な状況が人を育てるわけで
海外遠征なんかはもってこいなんだよなぁ
という話をしていました。

あらかじめお膳立てしてもらったり
ちょっとした困難でもすぐに手助けが入ったり

まして、困難が想定される際に
先回りして困難を排除しておく
なんてのは最悪で

そんなのは本人の成長にはほとんど役に立たないどころか
そんな環境で年齢を重ねてしまったら
仕事をしていても最もダイナミックな部分を楽しめないし
何かあったらすぐに折れてしまうでしょう。
それじゃぁちょっとお先真っ暗です。

ところが
世にある諸々は
苦労しないのがいいこと
そんなものばかり。

まぁ、そりゃそうでしょう。

困難や苦労を排除するのが発展・進歩
みたいな部分はありますからね。
テクノロジーなんて最たるものです。

でも、困難や苦労がない環境で
成長しようというのは無理があるわけで

だったら自身に
困難を含むミッションをセットして
チャレンジすれば成長できます。

そのレベルは高いほど良くて
それと向き合うと腹を決めて
やるしかない
という状況を作る
それなら成長できますね。

自分の経験上も
学生を見ていても
高いレベルのゴールをセットして
腹を決めてやる

それで大きく成長するのは間違いなくて
それを楽しむくらいになれれば最高です。

夢工房でやっている海外遠征
これは最高なんだな
改めてと実感しました。

ここでの活動は
そもそも日頃から困難に向き合わざるを得ません。
経験のないことに対してチャレンジしているのですから。

遠征に行ったら行ったで
現地では何かしらイレギュラーなことやトラブルが起きます。
でも逃げ場はない。
何がなんでもその場で何とかしなければならない。

だからこそ
終わった後は良い経験になって自信が付くわけです。

でも、その環境に身を置くというのは勇気が必要ですね。

人はどこまで変われるのか

前回の記事では
本気でやるには好きなことをやる必要がある
と締めさせてもらいました。

やっていることを好きになるとか
そのために楽しくなるような工夫をしてもいいと思います。

とはいえ
なかなかそうもいかない人もいるでしょう。

「そんなふうにはやりたくない」
というなら仕方ないのですが
「そうしたいのだけどうまくいかない」
のであれば
何かを変える必要があるのでしょうね。

今まで
成長とは変わることだ
というのを今まで何回か記事にしました。

変化するチャレンジを楽しめる人がいたり
それらをできるだけ排除してやっていきたい人がいたり
2つの狭間で迷っている人がいたり

別にどちらが良いとか悪いとかではなくて
それぞれ役割が違うわけですが

その役割を変えたかったりすることもあるのではないでしょうか。

それがなかなかうまくいかないのであれば
たぶんそれは価値があることなのではないかな
と思っています。

だって、価値ってそういうものですから。

難しかったり面倒だったり
だからこそ価値があるのでしょう?

だからチャレンジする価値はあります。

人には持って生まれた特性みたいなものはあるでしょうけど
果たしてそれを変えられるのか
変えられるとしたらどこまで変われるのか

その辺も大変興味深いところです。

ひょっとしたら
頑張ってやってみた結果
ダメかもしれません。

ひょっとしたら
持って生まれた特性を活かしながら
変われるかもしれません。

ひょっとしたら
今の自分には不相応なことを望んでいるようでも
「変わりたい」
と望んだ時点で
実は自分が今思っているような特性を持っていたわけではなかった
ことに気付くかもしれません。

変化を望むなら
一度、思い切ってやってみましょう。

恐らく失うものはそれほどないどころか
結構得られるものがあったりするものですよ。

何より
やらずに後悔するよりは
100倍マシです。

本気でやるということ

何かを一所懸命やると
必ず何かを得られます。

夢工房でやっていることはチャレンジです。

これは
今までやったことがなかったことをやってみる
ということで
その対象が諸々のコンペティションなわけです。

コンペティションなら
自分がどれくらい頑張れていたのかが明確に分かります。

こと、ものづくり系のコンペティションとなると
知力やスキルはもちろん、メンタルやフィジカルなど
総合力が試されるわけで
色々な勝負の仕方があります。

その辺が面白いというか重要なところですね。

実際にやってみると
経験の無い者がやるのだから
立てた目標に対して
見積の甘さがあったりして
思い通りにいかないことは山ほど出てきます。

考えて、やってみて、結果を評価して
それを次のループにフィードバックして
諦めずにやり続ける
そんなふうにして彼らは成長していきます。

大抵は
本人は頑張って一所懸命やっているつもりでも
まだまだ限界から遠いところにいたりして…
というところからスタートします。

本人は本気でやっているつもりだったけど
実は本気じゃなかった

そんなことが起きるわけですが
そんなのは当然のことです。

だって、これまでは無理して疲弊しないように
いかに限界に近づかないか
というふうにやってきたわけで
多くが、かなり低いレベルにリミッターがセットされていると思います。

燃え尽き症候群がどうたら
とか言いますが

一度燃え尽きるところまでやってみたらいいと思います。
若いうちにやってみれば
限界点が見えるわけで
社会に出てから
どこまでいけるかが分かるでしょう。

学生のうちに
何度もチャレンジしてループをグルグル回す
というような経験ができれば
社会に出てから仕事を楽しめると思うのです。

ただ、大事なのは
学生が自らその領域に入っていくことです。
外力では無理です。

なので、好きなことをやる必要があるのです。