今年は試される

ずいぶん長いことコロナ禍続いていて
皆さん参ったと思います。

夢工房も色々大変でした。

何せ「つくってナンボ」なのに
物に触れないのですから。

でも可能な範囲でジタバタやってきました。
色々やり方も変えました。

おかげで多くが高いモチベーションを保って
頑張ることができました。

意外なことに
オンライン環境下でも
彼らは結構な成長を見せてくれました。
特にマインドの面で。
これは正直なところ想定外でした。

今年はその成果が試される年です。

どういうことかというと
100%コロナ禍の環境を通り抜けてきた4年生の就職活動と
コロナ禍の中で入学してきた1年生、2年生を含めた
開発の成果が形になる年だからです。

4年生に関して言えば
果たしてこの期間でどれだけ
精神的に
技術的に
成長することができたのか
それが企業から必要とされるのか。
これは大変興味深いところです。

そしてメンバー達は
このような環境で
どんなマシンに
どんなチームに
することができたのか
それを大会で試されます。
大会が開催されればね!

当チームが狙っているオーストラリア大会は
12月の開催なので
ひょっとするとコロナは終息してるかも!

昨年は全ての大会が中止でした。
(正確には、マシンを走らせるイベントは中止)
なので
ひょっとするとオーストラリア大会が
コロナ明け初のイベントになるかもしれません。

まだまだ思い通りに動けない部分もありますが
条件は皆同じです。
この結果によって
我々のたどってきたやり方と
その方向性がどうだったのかが見えます。

最近では
スポンサーさんにお願いしている部品が仕上がってきたり
さらに新しいメンバーが加入したり
色々と勢いづいてます。

さて
どこまで行けるかお楽しみ!

オンラインイベント最終日

3日間続いたオンラインでの
Formula SAEオーストラリア大会も
今日が最終日。
最後のイベントは
プレゼンテーションイベントです。

夢工房内の即席スタジオ

このイベントは
マシンの性能などは重視されず
主にマシンの販売戦略や収益性
プレゼンテーション能力などを問われます。

チームは仮想のレーシングカー開発企業
もしくは社内のレーシングカー開発部門
という設定で
販売会社や経営者に向けて
プレゼンテーションするという内容です。

ですので
マシン単体の売価や収益のみでなく
広報戦略やそのマシンを使ったイベントの企画など
を売り込んで納得させる必要があります。

英語が苦手の当チームにとっては
鬼門となるイベントの一つです。
まぁ、そんなこと言ってられないのですが。

イベント終了後 ジャッジとのコミュニケーション

また麦わら帽子かい!
ベジマイトのおまけ付き!!
イベントとは関係ありませんが
ジャッジは大変喜んでいたようです。

来年は現地で会えると良いですね。

やはり英語のヒアリングには課題が残ったようです。
他にも色々と課題が明確になったので
終了後は早速評価会を開いて
次回に向けての戦略を立てていました。

イベントの結果は12月18日に発表となるそうです。

オンラインイベント2日目

昨日に引き続き
今日はコストイベントです。

昨日も麦わら帽子を被っていましたが、これはオーストラリアで有名なホームセンターチェーンのBUNNINGSの商品です。イベント前の「掴み」ですね。この帽子、真夏のオーストラリアに行ったときは重宝します。

このイベントでは
車両の製造コストそのもの
はもちろんのこと
コスト低減のための工夫
加えて大量生産車の場合の
一般的な部品製作のための知識や
コスト低減のための知識なども審査されます。

車両の製造コストとはいっても
図面ベースで
それぞれの部品の加工や
組み付けなど
かなり細かいとことまで見る
本格的な審査内容です。

ですので
事前に車両を構成する
すべての部品の図面や
それぞれの製作コスト
組み付け工程や
それに要する時間といった
詳細かつ膨大な資料を
大会事務局に送付してあります。
細かいところで言うと
一つ一つの部品の加工方法や
エンジンオイルの量や
注入に要する時間まで
コスト算出します。

ジャッジは
事前にそれらの資料の隅々まで
目を通していて
イベントの際に評価内容を伝え
質疑応答するといった内容です。
このへんでFormula SAEが
開発のプロを育成するための
イベントだということが
お分かりいただけるかと思います。

ただ作って速ければいいってものではないのです。
まぁ、それはそれで大変なんですけどね。

でも、ジャッジは大変だろうなぁ。
本業もあるのにボランティアで
そんな大変なことをやってるのだから。
毎回頭が下がる思いです。

ちなみに当チームはコストイベントにおいては表彰台の常連で
オーストラリア大会では何度か1位も獲得しています。

今回は昨日のデザインイベントの結果を踏まえて
オンラインでの対応方法に工夫をしたようです。
コミュニケーションもだいぶ良くなった気がします。

明日は最終日
プレゼンテーションイベントです。