アメリカ遠征 現地到着

ロサンゼルスからSouthwestの国内線に乗って
リノ・タホ国際空港からレンタカーに乗って
遠征の拠点であるファーンリーに着きました。
泊まるのは格安のモーテルチェーンのSuper 8です。

Southwestは全席自由なのですが、翼の真横は人気が無いようです

ここファーンリーにはもう一件
安い全米チェーンのモーテルがあって
そちらはBest Western
例年は、予約時に両方の料金を見て
安い方に泊まることにしています。
で、今回はSuper 8ってことです。

ネバダ州には、かの有名なギャンブルシティのラスベガスがあってカジノが合法な州です。
そこそこの規模の都市は
南方のラスベガスと
北方のリノくらいしかないと思います。
州都はカーソンシティですが
行ったことがないのでよく分かりません。

あと有名なところは
リゾート地としてのタホ湖かな。
あとはエリア51?

カジノが合法なだけあって
レストランとかにもスロットマシーンとか
ギャンブリングマシーンがあります。
空港にもあるくらいです。

空港の中にはスロットマシーンなどのギャンブリングマシーンがあります
ラスベガスに比べればかわいいもんですが

今回の遠征メンバーは2年生のコータロー一人なので
準備はさぞかし大変でしょう。

今夜は機体の組み上げと整備をして
明日は動作試験をする予定だそうです。

モーテルの部屋はこんな感じ
典型的なレイアウトですが、都市部のモーテルに比べると広いです

準備は彼に頑張ってもらって
私はオンライン授業などもあるので
時差ボケ解消のために早めに寝ます。
(現在の現地時刻22:00)

アメリカに行ってきます

夢工房で惑星探査機の開発をしている学生のお付き合いで
今日からしばらくアメリカに行ってきます。
実に3年ぶりの海外遠征です。

行き先はネバダ州のブラックロックデザートというところ。
知る人ぞ知るBurning Manというイベントで有名な場所です。
我々が現地に到着するのは
そのイベントが終わった後で
彼らが後片付けをしている最中です。

そこはプラヤと呼ばれる
雨期の冬には浅い湖になっているけど乾期の夏は干上がって砂漠になる
そんな場所です。
乾湖ってヤツですね。

なので、砂漠とは言っても
ラクダが歩いているような砂丘があるといったイメージではなく
ひたすら真っ平らです。

広さは東京23区が入っちゃうくらいなので
ヘタに迷い込むと出口が分からなくなっちゃうような場所です。

そこで学生が開発した模擬惑星探査機を
現地のロケット愛好家の手作りロケットに搭載してもらって打ち上げて
あらかじめ砂漠に設定されたゴールまで走行させるという
コンペティションでもあり実験でもある
そんなイベントに参加してきます。

今日は、16時55分発のユナイテッド便で
まずは成田から中継地点のロサンゼルスに飛びます。
飛行時間は9時間55分。
ロサンゼルス着は現地時間で7日の午前10時50分
日本時間では8日の午前2時50分です。

現地は米国太平洋標準時の夏時間なので
日本の時間からマイナス16時間の時差があります。
簡単に計算するなら
今の日本の時刻に8時間足して日付を1日戻せば現地時間。

日本の夕方に飛行機で発つと
現地に着くのは出発した日の午前です。
飛行機はタイムマシンですね。

ロサンゼルスからは国内線でネバダ州の北部にある都市リノに行き
そこからレンタカーで東に60kmほど行ったところにある
ファーンリーという小さな町が今回の拠点です。
日付上は、9月7日のうちにそこに着きます。

ちなみに、砂漠はそこから北へ約160km行ったところにあります。

どうでもいいことかもしれませんが
このブログは1日も途絶えずに毎日記事を投稿する
というチャレンジ(修行)をしている都合上
日本時間で日付が変わる前に記事を投稿したいのですが
日本時間で夜の12時は現地時間では朝の8時なんですよね。

このイベントに参加していると
朝の出発は早いし砂漠は携帯の電波が届かないので
朝に投稿するというのは難しいですね。

逆に現地時間で夜の12時は日本時間では夕方の4時です。

なので、現地の時間で日付が変わる前に
その日の模様を投稿でお知らせするのがいいかな
なんてことを考えています。

初海外の2年生のコータローと行ってきます

冒険して成長しよう

人は冒険することによって成長する
と思っています。

冒険のイメージそのまま
大自然の中で
アドベンチャーするのも良いでしょう。

でも、学校にいても冒険はできます。
新たなチャレンジは
ちょっと視野を広げて
自分のセンサーの感度を上げてあげれば
いくらでも見つかります。
あとは行動するために
ちょっぴりの勇気が必要かな。

チャレンジする中では
失敗も成功も経験するでしょうし
色んな意味での我慢とか
自身のコントロールも必要です。

そんな中で
自信とか勇気とか
引き際とか
リスクの正体とか回避方法とか
色んなことを学べます。

でも今の世の中は
あまり冒険を許容しないようにも見えますね。

何かあると
すぐ突き上げられちゃう…のではないか?
そんな恐れがあるのかな。
文句言われたり
ネットで拡散されちゃうとか。

そいうのがあったりして
失敗したくないとか
大変なことを回避したいとか
そういうのも強いと思います。

そういう感覚って
失敗とかリスクは「悪」だという概念というか
価値観を長い年数で刷り込まれている
というのもあるでしょうし

その価値観が
チャレンジの先にある
ワクワクする何かに対して
圧倒的に優勢になっている
ということなのでしょうね。

そうなっちゃうと
チャレンジそのものが
「悪」みたいなものなので
残念ながら
デッカイ喜びには到達できないのでしょうけど
そもそもそんなものを望んでない
と言われてしまえばそれまでです。

なので、安全と安心に帰結したがる。
こりゃ面白くないですね。
というか、もったいないなぁと思います。

例えば
自動車マニアの学生が
クルマの構造とかを
ネットや本で知ったりするのと
実際に考えて作るのは大違い。

知ってれば作れるか?
というと
もちろんそんなことは無いわけで

知るのとできるのは全く違うことだ
というのは
実際にやってみて初めて明確に分かります。

例えば
何かを固定するための
小さい部品を一つ作ってみても
たったそれだけの経験で分かることは
膨大にあります。

そこからどのくらい突っ込んでいくか
それは本人次第ですが
今や学生が実際にレーシングカーを作って
海外で戦うこともできるし
惑星探査機を作って
ロケットで打ち上げることもできます。

もちろんそういうチャレンジをするということは
相応のリスクを背負うということなのですが
腹を決めてしまえばば経験できる世界です。

近年では
レーシングカーを作って競う
フォーミュラSAEの海外大会に出ているのは
日本全国でも我々、夢工房の学生達だけ
ということになっています。

もちろん海外の大会に行くなんてことになると
クルマを作るだけではなく
色々な苦労があって
何倍も努力が必要だと思います。

でも、その先にしか無い
面白さや達成感もあるわけで
もっと多くの学生達に
それを味わって成長して欲しい
そんな風に思っています。

そうしたら
本人も、周囲の人達も
もっと面白いことになるはずです。

毎年海外大会に出ている夢工房の学生達
もちろん、うまく行かないことも多いのですが
それでも彼らは
「行って良かった」
と言います。

「行かなきゃ良かった」
という声は聞いた覚えがありません。

学生が
自分の力でマシンを作って
海外のレースで戦うなんてことは
大冒険に違いありません。

「日本でも良いんじゃない?」

はい。
国内でやっても
チャレンジだと思います。
でも
”大”冒険にしたらもっと面白いんですよ。