キミの「普通」が結果を決める

人の一日の行動は、そのほとんどが無意識下で決定されるそうです。

まぁ、そうですよね。
人が一日に何をするのか、その行動を分解して考えてみたら想像つきますよね。
単に歩くだけだって、一々「右足をこんな角度と高さで、これくらい前に…」なんてやってませんし、食事やPCの操作だって同様でしょう。
クルマやバイクの運転だって、習熟するとそのほとんどの操作は無意識下に置くことが可能になります。
もちろん何をしていても意識することは可能でしょうけど、それでもほとんどは無意識下で行動しています。

無意識下で行われる決定とか行動は習慣なので、自分にとってはそれが「普通」です。
当然、自分にとっての「普通」に応じた結果が得られることになります。

違う結果が欲しければ、望む結果と言っても良いですが、その場合は変化が必要です。
当たり前です。

ですが、自分が無意識にどのような選択や行動をしているのか、そもそもそれが分かるのか?
無意識を意識するって難しいことです。だって、意識してないですから。

では、どうしましょうか?

無意識下の行動を認識できないとしても、普通じゃない結果が欲しければ、そのための決定と行動をすれば良いだけの話です。
それを継続すれば習慣になります。
それがうまくいけば、無意識による習慣が上書きされます。

一般的に、意識して継続する期間は3週間です。
行動が習慣として定着するのには、その程度の期間が必要だと言われています。

そして、それがうまくいくと、自然と、自動的に、自分が望むことのための行動をとることが「普通」になります。

嘘っぽい?
では、色んな人を見てみましょう。
うまくいっている人、うまくいかない人
いずれも、その結果を得るための行動を自然と取っていることに気付くと思います。

注意すべきは、最初からドデカイことをやるのではなく、これまでとは異なるけれど、実現可能なレベルで継続すること。
これを繰り返して積み重ねていくのです。

とはいえ、けっこう難しいです。

この習慣がうまく作れれば、なんでも可能になってハッピーなのですが、そもそも「このために、それをやるぞ!」というマインドをセットすることが難しくて、継続も難しいです。
これは、理屈ではそうした方が良いことは分かっている、とかではダメです。

大事なのは動機ですね。
「何のために」です。

これを追求していくと、結局のところは「思い」にたどり着きます。
これは別の記事として書いてみましょう。

習慣の積極的利用法

人は繰り返しの行動によって
習慣が形づくられます。

これは当たり前のことで
誰でも知ってます。

意識的にやっていれば
それはトレーニングと呼ばれたり

無意識で、すでに定着しているものなら
習慣と呼ばれたりします。

自動車の運転は分かりやすい例かもしれません。

経験のないドライバーは
何をどうすると何が起きるか分からない
というのが前提です。
それがビギナーってヤツです。

教習所で初めて運転したときは
コースのこの辺でハンドルをこのくらい切って…
なんてやりますよね。

この時、タイヤは見えていなくて
どれくらい切れているかなんて分かりません。
唯一見えるのはステアリングホイール
ハンドルですね。

なので、走っているコースの形と
唯一見えているハンドルを操作するタイミングと
操作量(切る角度やスピード)を目安として運転しています。

で、どのタイミングで何をするとどうなるか
というトライを何度もして経験を積みます。

慣れてくると
どういうタイミングで何をすべきかを
一々考えなくてもできるようになります。

これは経験を積むことによって
やるべき事が無意識化されているのですね。
習慣化しているとも言えます。

あることが習慣化してしまうと
その分、意識の領域に空きができます。
なのでその分、余計なことができます。

歌を歌ったり、ご飯を食べたり、スマホいじったり…いや、それはダメだ(笑)

運転操作なら
より高度なことができるようになります。

ある程度運転ができるようになると
いかにも色々分かっているような気になってきますが
ところがどっこい!

「じゃ、あのカーブ曲がるときに
どれくらいハンドル切ってるか言ってみ?」
と言われて答えられる人はほとんどいません。
まして、その時にどれくらい前輪が切れているかなんて分かりません。

でも、運転出来ちゃう。

結局、よく分かってないけど
「こうするとこうなるはずだ」
というのが経験上身に付いて
勘で運転しているようなものです。

ヘタをすると何も考えずに運転していることすらある。

そう、トレーニングしててきるようになる
ということは
考えなくてもできるようになる
ということなのです。

もちろんこれは
自動車の運転に限らず
多くのことに適用できます。

日常生活や仕事もしかり。

「こうなるといいなー」
のためのことを
意識的に繰り返して習慣化してしまうのです。
習慣化してしまえば
あとは考えなくても自動実行できるので
勝手にうまくいっちゃうし
意識は次のレベルのことに向けられます。

この時
理想に向けて考えて習慣化する
というのがポイントです。
心配なことやネガティブな何かを回避するため
なんてのダメですよ。
そっちに向かって行ってしまうから。

今回の内容は
ごく当然のことかもしれません。
習慣は大事だよ
ってことです。

でも、これを積極的に利用しようとする人は
意外と少なかったりします。
こんなことを書いている自分自身
十分に活用できているとは言えません。

でもまぁ、十分には活用出来ていないけど
色々試して、それなりの結果は出ています。
なので、今後もこの調子で行ってみますよ。