メンタルとフィジカルのバランス

フィジカル的なパフォーマンスと
メンタル的なパフォーマンス

双方が揃っていれば最高なのですが
なかなかうまいこといかないもんだなぁ
なんて思う今日この頃。

別に自分のことを心配しているわけではなくて
職務上、たまにうまくいっていない学生と
面談をしたりするのですけど

彼らと話すと思うのです。

あぁ、もったいないな
と。

本来は、色んな可能性を持っているはずなのに
うまく活かせていないのですよね。

一般的に若い学生は
フィジカル的なポテンシャルはあるのです。
それはもう年齢的に言って。

その状態で
メンタル的なパフォーマンスがあれば…

大それたことを言わないまでも
チャレンジ精神とか
そういうのがあれば
それはもう、うまくいくことが多いはずです。
もちろん失敗も沢山するでしょうが(笑)

だから、夢工房で頑張ってる連中は
最初はごく普通の学生ですが
経験を重ねて、あっという間に成長しちゃいます。
これ、実に当たり前なことなのです。

でも、どうなのでしょう
彼らの世代には
なかなかうまくいかないケースも
多いのではないかと思うのです。

時流や、コロナ禍など
色々理由はあると思いますが。

若いうちにメンタルのパフォーマンスを
伸ばせれば良いのですが
若いってことは経験が不十分ということでもあるので
満足にはいかないかもしれません。

でも、下地を作る…
つまり、未来への発射台の角度を決めるような
そんな準備は若いうちにしかできないと思います。

色々チャレンジして
その後の人生のために勢いを付けておく
そんな感じです。

フィジカルとメンタルは連動しているので
そういうのは若いうちにやるのが最適なのです。

フィジカルが充実しているうちに
メンタルを発動して磨いておけば
そりゃぁ将来、楽しいことになると思いますよ。

歳を取ってからそれをやろうとすると
パワーも勇気も必要で
そんなもん後付けじゃどうにもなりません。
若いうちに身に付けておかないと。

でも、若いうちはそういうことにも気付けないだろうし
そういうのを妨げる何かがあるんだろうなぁ。
何なんだろう、それは。

年寄りと一緒に住んでる家庭が少なくなったから
歳を取ると衰えるという現実が分からなくなったのかな。
何にせよ本当にもったいない。

でも、理由を探したりする暇も惜しいので
今は
「じゃぁ、どうすんの?」
という方向で行きましょう。

就活完了して…本番スタート!

本日、我が研究室は全員の就職活動が完了しました。
皆、就職先が決まったということです。

今年は自動車メーカーはもちろん
鉄道車両メーカーや
特殊でハイレベルな部品を製作する
凄いメーカーへの就職が決まりました。

うん、凄いぞ。
良かった良かった。

ですが、本番はこれからなのです。

ひょっとすると
就活中は研究活動に本腰を入れられなくて
就職先が決まると安心しちゃって研究活動がおろそかに…
なんて研究室もあるのかな。

夢工房は、1年生から4年生までが活動していて
全員が開発の主役なので
就職が決まったら手を抜く
というわけにはいきません。
皆の夢が掛かった活動ですから。

それに、4年生の場合はむしろ
就職が決まってからが大事なところなのです。

将来やることが明確になったのなら
そのための必要な準備も明確になるということですから。

あとは卒業まで雑念無しでチャレンジしまくって
勘とか経験とかスキルとかセンスとか
とにかく磨きまくるのです。

もちろん良い仕事をするために。

卒業まではあっという間です。
どこまでいけるかお楽しみ!

今年は
エコランをはじめ
Formula SAEや惑星探査機のイベントなども
開催する方向で動いています。

盛り上がってきましたよ!

問題を自分事にして成長だ

学生が立ち話をしているのを聞いていると
結構文句が多い気がします。

私もかつてはそうだった気がします。
いや、きっとそうでした。
いや、どうだったかな。

文句ばかり言っちゃう理由は簡単で
日々、やらされていることばかりだから。
だったら、そりゃぁそうなるでしょう。

何をやっていても
それをどう捉えるかは
自分の意識次第です。

指示されたことをやっていても
自分の意思を入れて自発的にやっていれば
それは「やっている」と感じるし

好きなことをやっているつもりでも
自分の意思が発動せずに
「やらされている」
と感じていたら
それは、やらされているに他ならないのです。

大学は自らの意思で行っているはずなのですが
そこで自らの意思が発動する機会はほとんどばければ
意識の上では「やらされている」ということになります。

文句ばかり言うのは学生に限らない?
そうかもしれません。

文句ばかり言っていても何も良くならないよね
というのは何度か記事にした気がします。

文句が他に波及する影響は結構大きくて
そういうもの問題ではあるのですが

文句を言うというのは
「自分のせいじゃない」
ということです。

なので
「その問題に関しては自分は関係ないから
何もする必要がなくて
問題の張本人が対処すべきだ」
ということですね。

もっとも、文句を言ってるのは
その「張本人」にではなかったりもしますので
その場合は全く何も変わりませんけどね。

なので、問題自体は何も変化しなくて
自分は文句を言い続ける
ってことになりますね。

もしストレス発散のつもりで言っていても
全くそうはなりませんね。

他人が言う文句を聞いていても
全く気持ちよくないので
そういうのが聞こえないところにいれば良いのですが
今回言いたいのは、そういった
快とか不快とかいうことではありません。

文句を言うのは
自分のせいじゃない
と思っていること自体が問題で

それはつまり
自分には解決できない
ということになってしまうよね
ってことなのですよ。

実はこれ、とてももったいないことです。

「いやいや、そもそも
それは自分のせいじゃないから
自分は何もする必要ないじゃん」
と言いたいかもしれませんが

何もしないってことは
何もできないままだよね
つまり成長する必要がないよね
ということが言いたいのです。

なので、問題を自分事としてとらえて何とかしていけば
必ず成長できます。

他人ごとにしちゃうと
そのチャンスは無くなります。

ついでに言うと
そういう姿勢でものごとに取り組んでいると
文句は出てきません。

もちろんクヨクヨしちゃダメですよ。
後ろ向き、下向きじゃ
なにも解決できませんから。

でも、何でもかんでも首を突っ込んで
あれこれやってたら身が持たないでしょうから
自分の譲れないものは何なのかを決めて
やっていくといいでしょうね。

夢工房でやっている学生達は
日頃ほとんど文句を言いません。

だって、自分の好きなことをやっているわけで
強制も拘束もされていませんから
文句を言う相手はいません。

むしろ、色んな人にお世話になっていて
おかげさまで日々の活動ができているわけで
感謝することはあっても文句を言う相手はいません。

色々やっていたら
そりゃぁうまくいかないことも多いわけで
文句の一つも言ったらいいじゃないか
とも思うのですが

言ったら言ったで
「そんなに嫌ならやめたらいいじゃん」
って言われちゃうかな(笑)

日々、着実に成長している彼ら
手強いのは己の中に潜む過去の慣性力…のようですね。

頑張れ頑張れ。