やはり変わらざるを得ない

今の学校教育はやはり変わらざるを得ないと思います。
もちろん、日本の教育が変わるのは難しいでしょうし
まだ先になるかもしれませんが。

これだけ社会が変わっていて
当然、求められることが
変わってきているのに
教育が変わらないのはおかしいです。

プログラムの教育をやったり
小学生から英語や方程式やったり
そういうのはやってるのですよね。

でも、これは
似たような能力を持って
言われたことができる人間を量産するやり方で
基本的にやり方が変わったわけではありません。

「価値」って
差別化とか優位性からくるものなので
みんなで同じことしていちゃじゃダメじゃん!
と思うのですが、どうなんでしょう。

それに、「言われたことができる」
とは言うものの
先が見えない世の中で
一体誰が何を言ってくれるのでしょう?

今のやり方で色んなことを「教わって」いると
引き出しをいっぱい持っているけど、その開け方がわからない
というようなことになって
成績は良いんだけど役に立たない
ということになりかねません。

それに、教わったことは知っているけど
それ以上を自力で得ることができない
ということも起こりえるでしょう。
もちろん、学校で学んだ延長上のやり方で
知識を補完したりするのは得意かもしれませんが
実社会でそういう方法が有効なシーンが
どれだけあるのかは疑問です。

少なくとも、エンジニアリングをやる上で
学校のような学びで
必要な知識を得るようなことは
あまり無いと思います。

何より問題だと思うのは
学校では、やらされるばかりで
やること=やらされること
みたいになっていて
気持ちが萎えちゃっているので
学びの効率が悪いということです。

みんな「やらされ」過ぎちゃって
もう、うんざりしてるんじゃない?

そんな状況で
コミュニケーション能力を!
主体性を!
チャレンジ精神を!
なんて言っても
そりゃ無理だろ
と思います。
それらも従来のスタイルの授業で
彼らの頭に突っ込む?
熱意や創造性も突っ込めるのかな?

でも、冒頭に言ったように
日本では容易に変えられません
たぶん。

変えたくない人が沢山いるから。

欧米諸国が軒並み変わったら
文科省の旗振りで変わるかもしれませんね。

大学では将来を見据えて
いろいろ試行しているところもあるようです。
もちろん我が東京電機大学でも
色々試して将来の方向性を模索しています。
期待しましょう。

それはそれとして
考えるまでもなく大事なこと
なおかつ授業では教えにくいことは山ほどあるわけで
夢工房では、そんなことを日々やっています。

やればやるほど見えてきて
日々発見があるので
マニュアル的なものはありません。
というか、マニュアル化する時点で
こういうのって終わっちゃうと思います。

人はそれぞれ違うし
成長したら価値観も行動も変わるわけですから。

なので、決められたことをして安心したい人には
非常に面倒くさい場所なんだと思います、ここ。

決められたことの繰り返しに耐えられない人には
天国かもしれません。

心の支えを増やそう

頑張って色々やるに当たって
頑張れる源が欲しいですね。

何で頑張るの?
とか
何で頑張れるの?
とかね。

もちろん
自分の過去の経験を根拠にできるなら
それも良いでしょう。

でも、経験の無い
でっかい目標にチャレンジするとなると
すぐに
「これ、できるんか?」
という壁にぶち当たるでしょう。

自分には経験が無いけど
なんとかできるはずだという
根拠が欲しいなら
過去の事例に求めるのもアリです。

技術的な内容に限定しても
歴史を紐解けば
いくらでも参考になる話はあります。

今と昔では
ハンドリングしている技術そのものは違っても
未知のものに対する姿勢などは参考になるはずです。

でも、最も強力な情報は
実は自国の歴史に隠されています。

「隠されている」というのは
授業では大事なことを十分教えていないからです。
年号と出来事を覚えたところで
試験には役立ちますが
実生活に役には立ちません。

日本はどういう国なのか
建国の神話とか
国家の危機に遭遇したときの対処とか
その時、誰がどうしたか
そんな情報から
自分はどうするべきなのかという
ヒントが得られるはずです。

もちろん、色んな人が色んな事をやってきたのですから
ネガティブなダークサイド寄りの話もありますが
必要無ければ気にする必要はありません。
もちろん参考にするのは重要ですけどね。
なので、気に入ったものをピックアップして
有効に利用しましょう。

色々調べていくと
我々の祖先は凄いことをやってきたということや
日本は、かなりブッ飛んだ国だということが分かるでしょうね。

先人にできたのですから
皆さんにできないはずはありません。
同じような感性を持って
同じ土地に住んでいるのですから。

思い込みでも良いのです。
それを根拠に
「できるはずだ」
と思ってやれば、結果はかなり違いますから。

我が国は世界最古の国家なのですから
ネタは世界一豊富なのです。
頑張ってくれた先人がいたからこそですが。

頑張っていることに集中するのは大事ですが
頑張り続ければ必ず壁に当たります。

その時に乗り越えられるように
自分を支えるものを増やしておくのも大事なことです。

悩んだらどうする?

夢工房は
考えて実行するところなので
もちろん彼らも悩むことがあります。

誰しも悩むことがありますね。

理由はそれぞれです。

この場合の「悩む」は
「一人で悩む」
という状態を言ってます。

そんな時
何を考えているのでしょう。

具体的に何かというのは
これまたそれぞれなのですが
結局は
どうしたら良いか分からない
ってことで考えている状態ですよね。

そしてそれは多くの場合
自分以外の「人」が関わること
がほとんどではないでしょうか?
人が関わらないことでは
行き詰まるほど悩むことはあまりないのでは?

何のために悩むの?

それは「答え」が欲しいから。

こういう時
多くの場合は
長い時間を要します。

なぜかというと
自分の中に答えが無いから
です。

自分の過去の経験という器の中に
答えが無いのです。
で、問題に対してどうしたら良いか分からない。

問題に対して
「それにマッチした答えを出さなきゃ」
なんて考えれば考えるほど
ハマっていくのではないでしょうか。

だって答えが無いから。

はい。
考えても仕方ないんです。
答え無いから。

では、どうするか?

選択肢は2つしかありません。

  • 考える
  • やる

もう十分考えて答えが出ないので
前者は選べません。
では、後者ですね。
「やる」

じゃ、何やるの?

今までと「違う」ことです。
それをやったら何か見えますから
まずはやってみて
それから考えてみましょう。
で、また
やりましょう。

さて、ここで
なぜ「悩む状態」に
はまってしまったかを考えてみましょう。

これは夢工房で多いケースですが
参考になると思います。

自分が、あるやり方で、あることをやっていた。
(大抵は、自分で考えて、他に対して発するためのこと)
その時に

自分の置かれた状況や環境に対して(求められていることに対して)
やり方や考え方を最適化しようとしていたか?

自分が一方的に受け止めるだけでなく
他に対してアウトプットを十分していたか?

この辺が鍵になってくる場合が多いですね。

もうちょっと分かりやすく表現すると

黙って
言われたことを
今まで通りのやり方や考え方でやろうとすると
行き詰まることが多い

ということです。

特に、ビギナーの場合
価値観を更新していかないと
新しいことはできません。

もっと簡単に表現しましょう。

成長するってことは
変わるってことです。
今までと同じでは
成長したとは言いません。

なので
考え方や、やり方を変えない
自分の過去の経験という器の中に答えを探して
それで何とかしようとしている状態では
成長しないということです。

悩んで行き詰まるということは
成長を要する次のステージの問題
という壁にぶつかった
ということです。

ということは、その時こそ
今までと違うことをやらないといけない
のですね。

神様に
「お前、次の段階に進むときだぞ」
と言われたようなものです。

それ、チャンスなんじゃないの?