「思い」の話

何か成果が欲しいと思ったら
もちろん行動が必要です。

そのためには「思い」が必要です。

なぜなら
全ての行動は
思いから発しているからです。

「思い」といっても
意識と無意識
(顕在意識と潜在意識)
があったりして
その辺の細かいところは他に譲るとして
基本的には
日頃自分が何をどう思っているのか
その辺が大事なところでしょう。

それによって
取る行動の内容や
大きさなどが決まります。

なので
ショボいことや
ネガティブなこと
そんなことばかり思っているのであれば
相応の行動を取るわけで
相応の結果を得ることになります。
当たり前です。

なので
高望みだろうが
きれい事だろうが
ポジティブで
皆が喜んでくれそうなことを思っていれば
それによる行動が起きて
相応の結果を得ます。

ただ、色々と思う時点で
雑念みたいなものが混入してしまうこともあります。

失敗への恐れとか
私利私欲とか
妬みとか

そういうものが思いを弱くしてしまいます。

この「思い」は、自身が自由にできることの一つ
のような気がするのですが
意外と自由にならないものでもあります。

どういうことかというと
「思うな!」と思っても、思ってしまうから。
例えば

あなたの目の前に
好きな飲み物があると
想像しないで下さい!

と言っても、想像してしまうでしょう?

過去のあなたの失敗を
想像しないで下さい!

と言っても、ついつい探してしまいませんか?

なので
崇高な思いを持ちたくても
日頃の考え方が邪魔してしまうのですよ。

何とかしたければ
自分の意識を改造するしかありません。
もちろんそれは日頃意識していないのですから
無意識(潜在意識)ですね。

日頃からの努力とか工夫とか習慣化で何とかする
そんな方法もあると思います。

セラピーとかカウンセリングとか
技術的に何とかする方法もあって
そういうもののお世話になるのも良いと思います。
(お前は病気だ!と言う意味ではありません。
腕の良いカウンセラーは凄いですよ)

いずれにせよ、何かしらの工夫とか刺激が必要でしょうね。

その行動の根源にあるのは

今のままの自分じゃ嫌だな
自分の理想に対しては不十分だな
と認めることです。

だって、それを認めない限りは
何も変える必要がないのですから。

何に対して不十分?

それはもちろん理想ですよね。
ビジョンです。
夢と言っても良いかもしれません。

そういうものを持てなくて困ってる?

いやいや、実はあるんじゃないのかな?
口に出せないだけで。

何で口に出せないのか?

話はループしますが
何か恐れとか
雑念が入っているのではないでしょうか?

ひょっとしたら、たくましい想像力を
残念な方向に使っているのかもしれません。

その辺を深掘りして解決するのは
カウンセラーの役目かもしれませんね。

夢見る頑張り屋さんは
そんなことを考えて時間を使うのはもったいないので
思いを形にするために
まず行動ですよ!

技術は人なり

続 アイデアのお話し

以前、アイデアを出すことについてお話ししました。

今回は具体的にどうハンドリングするか
ということについてお話ししましょう。

もっとも「やりかた」なんてのは千差万別であって
色んな方法があります。
でも、誰かしらのやりかたを聞いておくのは参考になるでしょう。
というわけで、私なりのやり方をば。

ポイントは
書き出すこと
言うこと
すぐにやること

だと思っています。
つまり何かしらのアウトプットをすることです。

アイディアは頭の中から外に出して、書き出しておきます。
そして、可能ならすぐに取りかかること。
失敗するかもしれませんが、それでいいのです。
失敗したら、その結果を次回にフィードバックすればいい。

こうして常に頭の中を空にしておけば
常にすぐに次の仕事に取りかかれるし
優先順位も実際に自分の目で見えるし
やり方によっては仕事の並列処理ができます。

こういうのを多くの人は
自分の頭の中でやろうとしています。

でも実はそれ
凄く高度なことです。

頭の中でイメージを生成して
それを明確化しながら構成して検証して
具体化してからアウトプット?
無茶言っちゃいけません。
そんなの無理ですからやめておきましょう。

紙に書き出してしまえば
それはもう覚えておく必要はありません。
ノートは頭の中の領域を拡張するツールです。
PCの増設メモリみたいなものです。

そうそう、ここで「紙」と言いましたが
「紙」が良いのです。

アイデアを具現化するプロセスで
例えば部品の設計などで
頭の中のものをいきなりPCのCADを使って
図面にしたがる人が多いと思います。
これ、ダメです。

頭の中のアイデアは
超曖昧です。

これを
曖昧さゼロのCAD情報にしましょう
と言っても無理なのです。
絶対に不可能とは言いませんが
大抵、良い結果にはなりません。

超曖昧な頭の中の情報は
曖昧さを許す
紙と鉛筆との相性が抜群です。
鉛筆の線は、曖昧な表現ができます。
線一本引くのでも
何かしらのニュアンスを乗せられます。

できればシャープペンシルではなく
鉛筆が良いですね。
繊細な線も迫力ある線も一本で描けますから。
私はHBを使います。

そんな感じで
まずは紙の上でアイデアを遊ばせて
徐々に具体化をしていきます。
これだ!
と明確化できるところまで行ったら
CADにしましょう。

私はCADの前にもう一段階挟みます。
このプロセスから始めることもありますが
万年筆とかボールペンのように
やり直しがきかない緊張感のある筆記具で
最終的なアイデアを描きます。
それからCADです。

そんなやり方めんどくさい?
だったら、一気にCADで図面描いてごらんなさいな。
きっとカッコ悪いものしかできなくて
むしろ時間が掛かりますから。

ちなみに
もし頭の中からアイデアを出さずにためておくと
それは処理できないゴミとなります。
そして見えない形で蓄積されていき
「できなかった」という事実が
いずれ自身を押しつぶします。

つまり「後でやろう」という姿勢は
未来の自分を確実に押しつぶしてしまう準備をしている
ということです。

なので「すぐやる」というのは
実はとても大事なことなのです。

でも、授業では、そういうやり方を許容しません。
間違いがない、完成した答えを求めますから。
時間が限られているので当然でしょうね。

なので、それができるフィールドを手に入れることが
先決なのかもしれません。

ほら、夢工房って良いところでしょう(笑)

強みを持とう

勉強にしても仕事にしても
何かしら強みを持てると良いですね。

さて
では、どんなことを強みにしましょうか?

学生であれば
正統派の皆さんは…
勉学を頑張る?
それも良いでしょう。

でも、それ一本で行きますか?

何が言いたいかというと
多くの人が知っていることや
できることで勝負するんですか?
ということです。

ライバルが多いですよ。
そこで競争力を発揮するのですか?
なかなかキツい道を選びますね。
それも良いでしょうね。

勉学一本槍とすると
ゴールは何なのでしょうか。
学者さん?
でも、そういう人は少数派でしょうね。

勉学で勝負をかけられないとしても
別に諦める必要はありませんよ。

勝負の仕方は
今の君には見えていないだけで
実は沢山転がってます。

色々やってみると実感できると思います。
諦めずに、むやみに頑張ってみると良いのではないかな。
対象は何でも良いのかもしれません。
でも、現状の自分の立ち位置に関連することだと
チャンスが大きいかもしれませんね。
全く畑違いの世界だと分が悪いですから。

頑張っていれば、きっと何かが見えてきますし
色々と経験を積む中で
いくつか壁を越える経験をするでしょう
そういうのが自信に繋がってきます。

経験する中には
何かしらの知識やスキルがあったり
自ら行動する姿勢そのものだったり
そういったものを組み合わせた何かだったり
それはもう色々なものがあります。

例えば
何かしら行動するとか知るとか
と言っても

  • 狭い領域でむちゃくちゃ深掘りする
  • 浅いけどむちゃくちゃ広くする
  • むちゃくちゃ早くやる
  • むちゃくちゃ長く取り組む
  • むちゃくちゃ強く(強力に)やる

というように、取り組み方は色々あって
やりまくれば自分のやり方を構築できますよ。
色々組み合わせても良いのです。

もちろん何かしらのリスクはあるでしょう。
でも、それは
その領域には他人がむやみに踏み込んでこない
ということでもあります。

そんなこんなで
教科書や書籍など
活字に表せない何かが手に入ると良いですね。
そういうものって目に見えないから
簡単には手に入らないでしょう?
だったらそれは強みになりますよね。

ただ、表現しにくいことだから
「君の強みは何?」
って聞かれても
簡単に答えられなかったりするんですけどね(笑)
でも、そういうことは簡単に他人が真似できない
ということでもありますから
まぁ良いのではないでしょうか。

今回の記事は別に特別なことではありませんが
もし、これを読んで
何かしらの気付きがあって行動するならば
君にはすでに
素直さとパッション
という強力な武器を持っているということになりますね。

それ、開発の仕事をする上では
最も大事なことだと思いますよ。

技術は人なり