夢工房の学びの本質

学校ってのは
常に色々と課題を持っているものです。

人を教育しているわけですから
その時々に応じたテーマがありますよね。

最近で言ったら

  • 批判的思考
  • 問題解決能力
  • コミュニケーション能力

このあたりがよく言われるところではないでしょうか。

そうですね。
私もこれらは大事だと思います。
皆さん身に付けてくれたら良いのではないでしょうか。

なーんて言ってみたりしましたけど
これね
いわゆる
「真面目に」
「言われたこと」
をやってきたらそうなるんじゃないでしょうか。

そうでしょう?

言われたことを疑いもせずやっていたら
批判的思考は持てないでしょう。
問題解決能力って
出された問題を解いて
答えを出すことじゃないですからね。
皆で力を合わせて何かをやらないと
本当のコミュニケーションなんて必要になりません。
お膳立てされたテーマを筋書き通りにやったって
そんなの身に付きませんって。

そういうのを
本当に身に付けて欲しいと思って
準備すると…

超面倒くさいんですよ。
何が起きるか分からないし。

でも、それがリアルワールドでしょ。
だから前述の能力が身に付くんでしょ。

最近じゃ学校でも
ものづくり教育は
真剣に取り組まなくなってきてるんじゃないでしょうか。
そりゃそうだ
だって
教える方だって十分な経験が
無い世代になってきてるんですから。

学校って
知ってる人
できる人
が、知ってること
できることを教えるところ
という前提があるでしょう?

「それはこう考えるんだよ」
「それはこうやるんだよ」
って。

だから
知らない
やったことがない
そんな人は教えられない
と思われています。

そんなの当たり前?

そんなことはない。

知らないことだって
できないことだって
それを何とかするところから
学びが生まれるんでしょう。

エンジニアなんて
知らなかったし
できなかったこと
そんなことをやるのが仕事で
それを日常やってますよ。

新製品ってのは
世の中に無いから新製品な訳で
学校で学んだことを思い出して
形にしているわけではありません。

はい、ここで話は振り出しに戻ります。

学校で
知ってる・できる先生から
「それはこう考えるんだよ」
「それはこうやるんだよ」
って言われて
言われたことを覚えるのが
言われたことをやるのが学びだ
なんてことばっかりやってきたから

  • 批判的思考
  • 問題解決能力
  • コミュニケーション能力

が必要だ!
なんてことになるんでしょうが。

そうなったのは一体誰のせいなんですか。

学校や先生ばかりに原因があると言いたいわけではありません。
社会全体がそれを容認しているし推奨していますから。

言われたこと覚えて
問題解いて
そんなんでクリエイティビティが身に付くんですか?
と聞きたいですよ。
それで世に出て開発を仕事にしようぜ!と?
それで生涯賃金アップだぜ!と?
無茶言っちゃいけません。
なめてんのか?と言いたい。

教える方が十分知ってなくても
やったことがなくても良いんですよ。

学生自身がチャレンジして
それを評価してアドバイスして
時に一緒に考えて
時に一緒にやってみて
教える方も一緒にチャレンジすれば良いんだと思います。

先に生まれたから「先生」
で良いと思います。

先に生まれたから
ちょっとだけ余計なことを知っていて
だから色々アドバイスできるわけで
チャレンジもできるわけで
そんなんで良いと思います。

でも、実際やるとなると勇気要りますよ。
色んな意味で。
これはやらないと分からないと思うけど。

一応言っておきますが
学問は否定しません。
それも大事です。

で す が

それだけじゃどうにもならんです。

というわけで
夢工房の挑戦は続くのです。

自動成功法

何とうさんくさいタイトルでしょう!

お世話になっている
ある先生から言われたことで
これはもう
ずーっと前から気になっていて
自身でも色々実験しているテーマで
今まで何度か取り上げてきたことでもありますが

何かをうまくいかせるとか
思い通りに何かをするには
深層心理が重要なのだ

ということです。
無意識とも言いますし
癖とか習慣とも言えます。

日常、生活しているときに
やっていることの大半は無意識によるもので
これが意識的に行動するときの内容や
その結果を左右しているのは明確です。

しかしですよ
いかんせん
無意識は意識していないから無意識なわけで
一体どうしたものやら
という感じなんですけどね。

でも答えは簡単で
意識的な行動を繰り返して
習慣に落とし込む
習慣を上書きする
これだけです。

理想の行動が習慣になっちゃえば
それが「自動的」に日々実行されるわけですから
自動的にうまくいっちゃうんです。
凄いでしょ。

これ
いわゆる修行ですね。

そうです。
修行なんです。

希望と一定期間継続する熱意があれば良いのです。
シンプルです。

「自分がなりたいようになれる」
わけなのですが
意外と多くの人はやりません。

何でなんでしょう?

そりゃ面倒くさいからですよ。

皆さん
習慣については
小さい頃から言われていたはずです。
「~しなさい!」
って。

で、うんざりしてるんじゃないでしょうか。
言われていることはもっともなんだけど
やる気になれない。
これが積み重なって今に至っている。

なので
やれば良くなることは分かっているけど
やらない。

良くなることをやるよりも
変えないことを選んでいる
ケースが多いのです。

外発的な動機でやらされちゃった経験が
自発的な改善を妨げてるんですよ。
もったいないですよね。

それに加えて
生き物の生存本能とかも影響しているのでしょうね。

ちなみに
どこかの学者さんが実験した結果
だいたい
21日間(3週間)継続すると
その行動は習慣として定着する
という話を聞いたことがあります。
大事な数字だけ覚えていて
出処などの詳細は忘れちゃってるんですけどね。

試してみても損は無いので
ぜひやってみて下さい。

もちろん即効性はありませんが
結構、良い結果が出ますよ。

クルマはまだまだいけますよ@大学

今日はオープンキャンパスでした。

コロナウイルスの影響と気温の高さもあって
人の入りはボチボチといったところでしたが
私の研究室には結構多くの来場者がありました。

「東京電機大学」とは言うものの
ここは埼玉の鳩山キャンパスです。

ウチは自動車通学が可能ということもあり
車好きの入学希望者が結構集まるのです。
ありがたいことです。

若者の自動車離れ
なんて言われたりしますが
自動車と離れて生活が成立するのは
公共交通機関に恵まれている
都市部に住んでいる人だけでしょう。

地方に行けば
車が無いと不便だったり
生活が成り立たなかったりするわけで
そんな所に住んでいる若者達は
幸か不幸か車やバイクの面白さに
目覚めてしまったりするケースも
まだまだ多いのだと思います。

車好きの高校生と話をして思うのは
比較的元気なコが多いということですね。

電子工作が好きだったり
要素に興味を示したりするコは
相対的に線の細い感じがする場合が多いです。

若者の自動車離れ
全体的に見れば
それが現実なのかもしれません。

でも実は
そんなに悲観していません。

自動車業界が無くなってしまうことはないでしょうし
そんな中で自動車業界を志す若者は
モチベーションが高いコが残るわけですから。

なので、絶対数が減少しても
元気なチャレンジャーが集まる大学になれば
何ら問題は無いわけで
むしろ今がチャンスだとすら思っています。

こういう状況も
我々のモチベーションの源泉になっているわけです。

さて、明日も猛暑の中でオープンキャンパスですよ!