絶滅危惧種を救え!

マジメ君や良い子ちゃんは
ダメな部分を直そうとします。
だって昔からそう言われてきたから。

好きなこととか
得意なことがあっても
ダメな部分を突っ込まれてきたからでしょう。

なので
ダメ出しされるのを嫌がるし
ダメな部分を何とかしようとします。

そうすると
「良くなる」
と信じています。

ダメなところを良くする
つまり
ダメなところを無くそう
とういうのが行動原理だったりします。
どちらかというと
恐怖が動機になりやすい。

何かアイデアを出したり
設計したりするときには
いわゆる「成立性」を求める傾向が強い。

「形にはなってんだけど
セールスポイントが無いねぇ」

こんな結果になりやすくて
やることに時間を掛けます。
なぜって
恐怖が動機になっているので
恐怖から逃れるために
キッチリやる傾向が強いのです。

なので
うまくいっても、こうなることが多い。

「形にはなってんだけど
セールスポイントが無いねぇ。
でも、もう時間が無いからこれで行くか」

残念ながら
やることに時間を掛けちゃうものだから
経験の数が増えなくて
恐怖から逃れる手立ても分からないまま
ということが多いので
恐怖のループから脱出できない。

もちろん
「やらされ感」が強いので
萎縮して視野が狭まって
アイデアは出にくい傾向です。

でも、うまく成長すると
決められたことを
キッチリやるエンジニアになるかもしれませんね。

面白いんか?それ。

余計なお世話ですね。

ところが馬鹿野郎は
どうせ全部キッチリなんてできやしない
と思っていたり
そんなもんでは勝負できない
と思っているフシがあって
人と違うことで勝負したがります。

なので
「ずるい」
と言われることをあまり気にしないというか
むしろそう言われることが快感だったりします。
(卑怯といわれるのは嫌だったりしますが)
たちが悪いです。

どうせ出来が悪くて
周囲から褒められる事なんてないので
皆をを驚かせてやろう!
なんて思ってます。
しょうもないです。

当然怒られることは多いですが
盛り上がることも多いです。

「バカみたいだけど
面白そうだからやってみっか!」

で、もちろんうまく行かないことも多いのですが
そんなのは改善すれば良い話なので
色々やって、色々経験することになります。

「やらなければいけないこと」
よりも
「やりたいこと」
にフォーカスするので
手数が増える傾向があって
必然的に経験の数は増えていって
余計なことをいっぱい知っています。

もちろん世の中には
前者も後者もいていいのです。
というか
両方いないと困るのですが

学校では後者は全く評価されないので
絶対数が少なすぎる。
今や絶滅危惧種です。

夢工房は
そんな絶滅危惧種のワンダーランドでありたい。

技術は人なり…?

早い方が良いのです

巧遅は拙速に如かず
(こうちはせっそくにしかず)

という言葉があります。

いくら出来が良くても遅いんじゃ
出来が悪くて速いヤツには敵わないよ

という意味です。

しかし
これを実践してる人は少ないんじゃないかな。

拙速なら
やらない方がマシ
くらいのものです。

別に最近に限ったことではないかもしれませんが
最近の風潮がそれが特に強くなっている気がします。

思い付いたことを
バーン!
とやると
バーン!
と叩かれちゃったりしそうなイメージがあるので
ビビっちゃうのかもしれませんね。

自分がやらない割に
文句言う人いますものね。
あぁ、耳が痛い(笑)

もちろん色んな人がいて良くて
石橋を叩きまくって渡らないのも自由です。

人は失敗しながら成長するものですが
失敗を許さない世の中となると
なかなか成長もしないわけで
こりゃ困ったもんだ
ということになります。

失敗したくない

成功したい
を秤にかけて
失敗したくない
の方が勝っちゃってる人

そんな人にお勧めなのが
「チャレンジしないこと」
です。
絶対に失敗しません
短期的には。

長期的には
取り返しの付かない失敗
ということになりますが。

似たようなネタを
過去に何度も展開しているのですが
再度引っ張り出しているのは
訳があります。

学生達の何割かは
必ずそういうところで
ドツボにはまるからです。

この姿勢
新しいものを作る
ってことにおいては
致命的だと思います。

日常生活では
特に問題は起きないでしょうけど。

でも本人は
そんなことを意識しているつもりはありません。
無意識に発動しています。
習慣です。

新しいものを作るのって
やってみないと分からないことをやるわけで
当然失敗します。

明るくて、おっちょこちょいで、手が早い学生
こういうタイプは思いのほか伸びます。
勉強できなくても、経験が少なくても何とかなっちゃうし
周囲もチャンスをあげやすい。
で、経験の数が
あっという間に増える。

反面
失敗したくないばかりに
じっくり時間を掛けるタイプは
経験の数が増えなかったり
締切に間に合わなかったり
良いことはありません。

良く分からないうちに時間切れになるのがオチです。

で、自信を得られずに
さらに慎重になる。

一人で何かやっているなら
それでも良いのかもしれません。

でも、チームで何かやっているときは
致命的なことになります。

本人は一所懸命やっているつもりなのに
悲しい結果になる。

なので
それを気付かせて何とかしてあげたい。

でも言ったところで
気付くかどうかは本人次第で
さらに
本人がそれを理解して受け止めて
本気で変化を望んで
行動できるかどうか
それが問題。

これ、働きかける方も
色々工夫が必要でしょうね。
修行しよう。

次のステージに昇るためには

自分はまだまだだなぁと思います。
しょっちゅうです。

素直さとか感謝とか努力とか
まだまだ足りないな
と思うことしきり。

基本的に自己肯定感が低いのでしょうか。
まぁ、あまり気にしてはおらず
ポジティブな目標に変換というか
日頃の心掛けとしています。

そんな私でも歳を取るにつれ
そこそこ成長してきたわけですが

もしもですよ
若い頃に
現時点の自分が持っている
知識とか経験を持っていたら何が起きていたのか?
もっとマトモな人間になっていたのだろうか?

たぶん…なってませんね。

タイムマシーンに乗って昔に戻って
昔の自分に
今思っていることとか
今分かっていることを伝えたとしましょう。

ヤツはそれを受け止められるでしょうか?
信じられるでしょうか?
無理だろうなぁ。
好きなことばかりやってる馬鹿野郎だからなぁ。
じゃなくて
いや、そうかもしれないけど

自分が経験して分かったことを
経験が無い者に分からせるのは
きっと難しい。

それと同じように
今の若い世代に
自分が思っていることや
分かっていることを伝えるのは難しい。

価値観の違いなんかもあるでしょうが
それ以前に
本人が、それを受け止められるステージにいない限りは
そんな知識や情報は理解できないし
使えないから必要ない。

それに
そういうのって自分から取りに行くから
意味とか価値があるわけで
外から押し込まれてもダメなんだろうと思います。

分不相応なものを持っていても
使いようがない。

とはいえ
人を含む環境などは
次のステージへ進むきっかけとはなるでしょうから
どんなところに身を置くかは重要でしょうね。

やはり
仲間と共に

考えて
やって
壁にぶつかって
乗り越えて

そんな事を繰り返していると
次のステージに繋がるものが必要になる。
それが
次のステージへ昇る準備ができた
ってことですね。
そういうことができる環境にいることは重要でしょう。

一人じゃサボっちゃうもんね。

でも、そんな環境に
いるだけ
じゃダメですよ。

何もしなければ何も起きない。