学生のうちは、皆が同じようなことをやるので、せいぜい学業成績が良いとか悪いとか、そういう話に終始します。
ですが、そんなのは数年で終わって、あっという間に社会に出て、仕事をすることになるわけです。
最初は右も左も分からない状態でしょうから、言われたことをやるでしょう。
そこから本格的に仕事していくと、適性とかに応じて業務内容が割り当てられます。
例えば、クルマの仕事であれば…
開発、テスト、組立て、販売、整備
と色々な仕事があります。職種って呼ばれるものですね。
これ、クルマに限らず、産業機械でも飛行機でも、基本的な構成は同じようなものでしょうけど。
それらはどれも重要で、どれも必要です。
で、自分が志す業界、職種があるのであれば、本当にそれをやりたいのであれば、必要なことは決まってきます。
これはつまり、ゴールを決めれば必要なことは決まってくる、ということです。
大事なことは、まずそこを考えようとしているか?です。
別に難しいことではなくて、調べたり人に聞いたりすれば分かることです。
ある程度はね。
難しいのは、必要とされる(であろう)具体的な知識やスキルまでは分かっても、それを駆動するマインドとか、文字や言葉で説明できないものは分からないということです。
いわゆる経験知とかですね。
これはやらないと分からない。
よく勘違いされがちなのは、知識やスキルがあれば…と勘違いしてしまうことです。
例えば、開発の仕事をしたいと思って、力学とか製図の知識とかを身に付けるとしましょうか。
で、開発できるの?
まぁ、知識はきっと役に立つのですけど、新しいものを作るときは、アイデアとかチャレンジしながらの試行錯誤とか、創造的な活動には色々必要なものがあるのです。
ついでに言うなら、うまくいかなくても諦めずに工夫するメンタルタフネスとかも重要です。
そういうのって、業務の中でもある程度は手に入りますが、学生のうちに手に入れておいて欲しい。
仕事しながらだと、なかなか機会が無かったりするし、その辺の成長具合で仕事の面白さは大きく変わってくるから。
と、そういったことを踏まえて
自分はどうしたいか?
そのためには今、何をすべきか?
それを考えて、早めに動くと良いですね。
早く動けば動くほど、希望が叶う可能性を高められるから。