開発のこれからの方向性

私は日頃、ウクライナとかイランの動向をチェックしています。
別にミリオタではないし
軍事関連の開発をしようってわけでもありません。

目的は、技術の動向と変化のスピードのチェックです。
そこから彼らがどういう開発をしているのかを想像するのです。

ドローンの構造はどうなっているのか
はなぜ、あのようなドローンを、あのようなペースで製造できるのか
そして、それらを迎撃するための技術は、開発のスピードはどうなっているのか
もちろん詳細は分かりませんが
おおよその想像は付きます。

技術の世界に民生と軍用の明確な境界線なんてありません。
多くの技術はデュアルユースでもあるから。

航空宇宙や防衛関係のテクノロジーは
あらゆる意味で最先端であって
それらは遅かれ早かれ民生技術として
我々の手元に落ちてきます。

そして、そのスピードとレベルは
年々向上しています。

当然ながら、将来のエンジニアたる学生達は
そういった動向に適合する必要があります。

一般の学生がそういった環境に適合できるようにするのは
正直難しいでしょう。
教育のシステムがそうなっていないし
変化させるための切迫した事情もありませんから。

なので、せめて夢工房の学生達は
未来に適合できるようになって欲しいと思っています。

近年の動向は
アジャイル(agile)
ですね。
「機敏な」という意味です。

開発手法としても、組織文化としても
そういう方向でしょう。

なので、必要なのは
アジリティ(agility)です。
変化に対して、素早く、賢く、方向転換できる力ですね。

素早くやって
素早く最適化・改善していく
というところでしょう。

勇気もパワーも必要です。

我々は戦争のような切迫した環境にいるわけではないので
何を動機とするかが難しいところなのですが…

レースは最適なのですよ。

ニュージーランド3日目

今日は視察の2日目。学校3か所とクルマ屋さんに行きます。

1か所目は、Pakkuranga College。
カレッジとは言っても、年齢層は13〜18歳。
実技科目に強い公立高校です。
進学はもちろん、自動車整備、金属・木工加工、音楽、建築、調理など、実に多様な内容を学べます。

2か所目は、Mount Albert Grammar School。
100年の歴史を持つグラマースクールで、学業はもちろん、ラグビーでも有名な公立高校です。
髪の色や髪型から、厳しい校則があり、人格形成を含めた質の高い厳格な教育を特色としています。
もちろん校舎も立派。

そして、受け入れ担当の方が、このブログを見てくださっていてビックリ!

3か所目は、自動車整備工場。
現地の自動車事情を知る大変良い機会を頂きました。

本日最後は、Unitec, Mt Albert campus。
ここは巨大な専門学校で、いわゆる高等教育機関。ポリテックってやつです。
学生も10代から60代の再教育まで様々。
今回は自動車整備課を見せてもらったのですが…これが実に凄かった。
設備が入っている建屋は実に巨大で、エンジン、トランスミッションから電装、板金塗装まで、あらゆるトレーニング施設が収められています。

自動車の他には、アートや医療、建築やアート、ITまで、多様なコースが用意されています。

今回も、受け入れてくれた全ての学校が、フレンドリーで大変協力的なのが印象的でした。

明日は、ちょっと低年齢層の学校にお邪魔する予定です。

低成長の裏側で 2

低成長と引き替えに、我々は何を得たのだろうか?
そもそも、そんなものはあるのだろうか?

あります。

低調な状況に陥ると、人は守りに入ります。
アクティブにリスクを取らなくなる。
つまり、楽になるのです。

もちろん、楽をすれば対価は得られません。
その結果として、じわじわと苦しくなっていく。

緊縮財政になったり、重い税を課されたりして、生活や社会活動の原資が減少すれば、当然ながら余裕は失われます。
余裕がなければ、人も社会も守りに入る。
金銭面でも、精神面でも、チャレンジする余地がなくなります。

企業で言えば研究開発は停滞し
学校で言えば元気がなくなる。
そして決まり文句のように
「失敗は許されない」
「前例が無いから」
となる。

許されないのであれば、やらない方が安全です。
安全を選び続ければ、ますますチャレンジはできなくなる。
チャレンジしなければ、新しいものは生まれない。
つまり新しい価値が生み出せないということです。

そうこうしているうちに、ヨソの国は発展し、成長していきます。

守りに入るというのは
自分から価値を発信するアクティブな状態から
与えられるものを受け取るパッシブな状態へと移行することでもあります。

自ら価値を生み出すのではなく、
入ってくるものを溜め込む状態になる。

出すものが増えないのであれば
入ってくるものも増えない。
リスクを取って自己投資ができない状態。

すると、経済は回らなくなるし、
知識や経験も活用されずに発展できなくなる。

とまぁ、簡単に言うとこういうことではないでしょうか。
私は経済とか政治とかには極めて弱いので、何となくそんな感じがする、というレベルなのですけどね。

でも、ハラスメントとかセーフティーネットとか、そういう「守り系」のワードばかりが目に付くのは、単に全体が守りに入っているからということもあるでしょう。
もちろん、弱者保護とかは大事なことですが、アクティブ側のワードが見当たらないと思いませんか?

さてさて、この私の見当がどれだけ合っているかはともかく、人も社会も「成長曲線」に従って、上がったり下がったりするわけで、我が国は間違いなく下がった状態です。

なので、ここから再度、成長のサイクルに乗せなければなりません。
ただ、それは過去にあったような「成長」では無いでしょうけど。

で、それは多くが望むこと。
チャンスを渡す相手を探している人もいるでしょう。

なので
「オレがやる!」
と、リスクを取ってチャレンジするなら今だ!
と思っています。