パラオの感想3 運転してみた感想

クルマのネタをもうちょっと行ってみましょう。
なにせ島内の移動はクルマが中心ですから。

アメリカでもよく見かけるのですが、下の画像のように自分の走行レーンと対向レーンの間に、もう一車線あるところがあります。
これ、片側二車線で片側一車線では無いですよ。まして追い越し車線でもありません。

実は、この画像はちょっと惜しくて、今回の説明に使いたい写真を撮り忘れたので代用してます。
本来、説明したいのは、このように二本の実線で区切られているのではなく、実線と破線で区切られたケースなので、その点をご理解下さい。

これは、Two-Way Left-Turn Lane(略称:TWLTL、通称:center turn laneなど)といって、左折したり、道路左側の施設に入ったりするときに、対向車が途切れるのを待つための車線です。
これによって、片側一車線でも左折待ちのクルマによる渋滞が避けられるのですね。
繰り返しますが、二本の実線ではやっちゃダメです。
とはいえ、現地人はやっちゃったりしてましたが。

さて、ではパラオの人の運転はどうか?
基本的にはあまりアグレッシブな人達ではないので、丁寧とはいかなくとも、とんでもないドライバーは極めて少ないです。
比較的、皆穏やかです。
横断歩道では停まってくれるクルマは多いし、混んでいる道で横断歩道が無い場所でも、意思表示をすると止まってくれたり減速してくれたりします。
ただ、ドライバーの顔を見ず、意思表示もせずに行こうとすると危ないかもしれません。
これは発展途上国などでは共通だと思います。

でも、どこの国でもクルマに乗ると性格が変わっちゃう人や、そもそもとんでもない人は一定数いるので、たまにイカレたドライバーもいないわけではないでしょうね。

ただ、イカレたルックスのクルマは少数います。
これは、使い古された中古車を買って、自分なりにドレスアップした結果でしょう。気持ちは分かります。

そうそう、使い古された中古車がもちろん多いわけですが、とはいえ、サビでグシャグシャになっているクルマは見た覚えがありません。
南の島国なんかは、サビに対する条件は非常にきついはずなのですが、不思議でした。

そして、使い古されて満足に動かなくなったクルマはどうなっているのか?
家の庭とか、北の外れの方では、家の前の道とかに放置されています。
ホイールやエンジン、ヘッドライトなど、再利用できそうな部品は外されて。
リサイクル処分なのは難しいのでしょうね。
地理的条件を考えるとコストも掛かるでしょうし。

パラオの感想2 レンタカー

私の専門はクルマですので、クルマに限った感想を書いてみましょう。
国の内外を含め、あちこち行く度に結構観察してるのですよ。

すでに記事にもしていますが、まずは今回使ったレンタカーから。

パラオには、実用的な公共交通機関は無いといっても良いのではないでしょうか。
バスはあるようですが、行きたいときに行きたい場所に行ける感じではありませんし、そもそもバス停がよく分かりません。
タクシーは利用しませんでしたが、高いみたいですね。

となると、レンタカーの一択です。

パラオのレンタカーは、AVIS、Alamo、Enterpriseなど、大手どころもあるのですが、今回は地元企業のWest Car Rentalを利用。
後で気付いたのですがこの「West…」は、スーパーやらホテルやらを経営している地元では大きな会社みたいです。
借りたのは一番小さいクラスで、トヨタのヴィッツです。
5日間のレンタルで、21,000円程度。これ、保険込みなのでかなり安いと思います。
普通は、満タン状態で貸してくれて、返却時にも満タン返しなのですが、この時は貸し出し時の燃料は満タンでは無く、返すときも満タンで無くても良いとのこと。
免許などの情報も、事前に画像データで送っておけば、現地は一切確認無し。
おおらかで良いですね。

受け取りは空港のレンタカーカウンターで、返却も空港。
返却時にカウンターに人がいなければ、Return Boxに鍵を投入して完了です。

走行距離はオドメーターでは数千キロでしたが、車体のヤレ具合からそんなはずはないので、恐らくオドメーター一周しています。
エンジンは低回転域が不調で、エンジンマウントがくたびれているようで、トランスミッションをドライブに入れた瞬間に回転数がドロップして、振動が出ました。
サスペンションもダンパーが抜け気味で、ブレーキパッドも残りがかなり少ない状態…

ではありましたが、実はクルマの状態はあまり気になりませんでした。
ちゃんと動くし、全く不便はありませんでした。
多少の問題は、全て許容の範囲内。日本車って凄いな、と思いました。

さて、パラオの交通に関することをいってみましょうか。
まず、法定走行速度ですが、マイル表示で、最低25マイル、最高40マイルといったところ。
そして、右側通行です。

これは、大戦時までは日本が統治していましたが、終戦後はアメリカが1994年の独立まで、国連信託統治領として管理していた時期があり、その際に道路インフラを再整備した影響でしょう。

で、走っているクルマを見たところ、7割くらいは日本車です。そしてそもほとんどが右ハンドル。これらは日本からの輸出車と見て間違いないでしょう。左ハンドルの日本車も多少はいて、そのほとんどは新しいピックアップトラック。多分、近隣のフィリピンなどからの輸入でしょう。
日本の軽トラックも走ってましたね。
残りはフォード、シボレーなどのアメ車がボチボチいて、フォルクスワーゲンなどが少々といったところでしょうか。
韓国車や中国車はほとんど見かけません。

となると、道路を走行中のほとんどのクルマは、右ハンドルでスピードメーターの表示は「キロメーター(km/h)」のはずです。

現地で運転すると、最初は違和感があるかもしれませんが、恐らくすぐ慣れます。
スピードの表示は、マイル表示の場合、1.6倍すれば良いのです。
でも、1.6なんて分かりにくいので、1.5倍で良いでしょう。

と、レンタカーの感想はそんなところで。

帰国翌日

相変わらず体調は良くありませんが、だいぶマシになってきました。

南の島でリラックス…と思いきや、意外と疲れたのかもしれません。
ただ、二人同時に風邪をひいたので、たぶんそういうことでもなさそうです。

それにしても、パラオで驚いたことの一つが、あまりに日本の飲料、食品が多かったことです。
しかもバリエーションが実に多様。

これは、日本製品に対する安心感とか信頼感があるからだそうです。
こういう他国からの信頼って、その多くは先人の努力によるものなのでしょうね。

あと、アメリカ製品も多いです。
アメリカ製品は、大容量で実用的、という認識らしいです。
パラオは、大戦中の日本による統治の後は、国連信託統治領としてアメリカによる管理がされていましたから、その影響は大きいでしょう。
道路などのインフラやルールなどもその際に整備されたのですね。
速度表示はマイルだし、ガソリンはガロン売りです。
通貨はUSドルそのまんまです。

ちなみに、パラオは台湾とも国交を結んでいますので、台湾製品もあります。
評価は日米製品の中間の位置付けといったところでしょうか。
国内にある設備も台湾の援助によるものはよく見かけます。

ちなみに、パラオの国会議事堂は日本の援助で建てられたそうです。
もの凄く綺麗で立派でしたよ。