効率追求のトレードオフ

自動車整備工場が減って
ディーラーが残る。

しかし
町の整備工場がなくなってしまうと
あそこに持っていけば何とかしてくれるよ
という商売が無くなってしまいます。

最近では
雑貨屋さんのような商売はほとんど見ませんね。
個人経営の商店は減っています。


コンビニとか
スーパーとか
ショッピングモールに置き換わる。

チェーン店のようなところは
あらかじめ決められたマニュアルに
従って仕事が進められるので
効率は良いでしょう。
ラクだし。

お客さんも無駄なく手早く欲求が満たせる。

もちろん
効率を重視しているので
収益は良いわけで
報酬はそこそこ良いわけです。

ラクで儲かる割りの良い仕事
ということになるのでしょうね。
で、多くがそれをやりたがる

でも、何事もトレードオフがあります。

効率を追求してマニュアル化すれば
工夫の余地は最小限で
マニュアルに無いことはできない。

効率を最優先にすれば
そういうことになるのでしょうが
これは大問題です。

最終的には
人件費の低いよその国で作られた
安価な製品を買えばいい
ということになっちゃう。
というか
すでになっている。

いざ、自らの力で何か新しいことを…
と思っても
リソースが無いのですよ。

例えば
与えられたことをやる能力があっても
それは
新しいことを生み出す能力とは違います。

そんな能力は授業では与えられないし
成績表に表せないのでムダです。

そんな社会環境の中で
効率を追求して物質的に満たされても
心が満たされるのとは違うな
ということが分かりつつある
そこが我々の現在の立ち位置です。

これは
理想と現実のギャップが見えてきた
ということでしょうか。

であれば、捨てたものではありませんね。

任せると成長する…のだが

学生達の成長を見ていて
つくづく思うのです。

言ってやらせるのではなく
任せれば成長する。

でもね
任せるのは勇気が要ります。

任せる方も
任される方も。

ゴールの設定自体を任せたり
到達の過程というか
手段を任せたりすると

しょうもないゴールを設定したり
おかしな手段を取ったり
望まない結果が生じたりします。

実はそれこそが貴重な経験で
その結果を改善していくことこそが学びなのですけどね。

でも
時間やら労力やらお金やら
貴重なリソースを消費して
決められた時間内に
成功するとは限らない。

つまり
効率が悪い
というリスクがあるということです。

人の成長スピードには個人差があるのだけど
成長に使える時間が決められているから
任せずに、言ったことをやらせて
決められた時間内に
決められたことができるようになるのが効率が良い
ってことになるのでしょうね。

そうやって
やらなければ分からない経験知を
獲得する機会が最小限になってしまっているのが現在。

やらなくても分かる形式知も大事でしょうけど
そちらはAIの得意分野で
誰もが容易に獲得できる時代になりました。

ここで勇気を持って
経験知の獲得に舵を切れるか?

試されていますね。

続続 AIエージェントに仕事をさせると

今やっているのは、いわゆるスタンドアロンのAIエージェントの構築なのですが、前にも言った通り、クレジットの消費が早くて、1日作業したら1週間休み、という感じで進めています。
現状での進度は70%くらい。

これが完成すれば、ますます色んなことができるようになります。

で、そんなことをやりながら、手が空いたときには「こんなのあったらいいのになー」と思っていたソフトウエアの開発なんぞをやったりしています。

大規模なシステムなんかは別として、ちょっとしたプログラムなら素人でもできちゃう時代になりました。

夢工房としては、ソフトウエアはもちろん、制御系のハードウエアも含めた開発に発展していくのが理想です。
まあ、何をどう進めるかは学生次第ですが。

恐らく彼らが参加しているFormula SAEも、そういう流れが凄い勢いで加速していくでしょうね。間違いなく。

ますます想像力とパッションがものを言う時代に突入です。
さあ、どうなることやらお楽しみ。