成長は変化すること 2

そりゃそうです。
何も変わらなければ、成長していることにはなりません。

何度も言っているとおり、知識量が増えることではありません。
それは成長に必要な「一部」です。

ただ、スキルのレベルが上がるのは、成長なのかもしれませんね。
できることが変化しているのですから。

だって、「できる」ということは、考え方も変わっていて、やり方も変わっているわけで。

成長するというのは、一体何が変わっているのか?

  • 見方の変化
  • 考え方の変化
  • やり方の変化

そんなところでしょう。

同じ出来事に対しても、その「見方」が変わる。
それは「考え方」の変化でもありますね。

その辺が変わってくると、結果として「どうやるか」が、つまり「やり方」が変わります。

つまり、「見方」と「考え方」が変わることが上流にありそうですが、実は最上流にあるのは…
「思い」なのだろうな、と思うのですよ。
どうしたいか?です。
「心」と言っても良いかもしれない。

この「思い」が変われば、考え方もやり方も、もちろん結果も変わります。

いったい今の自分が何をどう思っているのか?
自分のことは自分が一番良く分かってる?
本当に?

試しに紙に書き出してみてください。
結構難しいでしょう?

でも、実は何をどう思うかは、自分で勝手に決めて良いのですよ。

大きな変化の時にどうするか

「大きな変化」は、世の中の変化だったり、自分自身の立ち位置だったり、もしくはその両方だったりしますけど。

そんなとき
基本的には、過去のやり方は役に立たない
従来のやり方のままではうまくいかない
当然ですが。

さて、ではどうするか?

もちろん
「どうしようかな?」
と考えるのは大事です。

そんな時、何に対して「どうしようかな?」かというと、それはもちろん未来に対してですね。
でも、大きな変化を迎えるということは、今までとは違う状況がやってくるのだから、今まで通りのことをやるわけには行かない。当然ですね。

なので、どんな未来がやってくるか
もしくは、どんな未来にしたいか
という想像ベースで考えることになります。

想像ベースなのだから、それは不確定で、正解が無い。
ここがポイント。

正解が無いのだから、考え続けても正解は出ないのですよ。
でも、正解に対して考える、というのが習慣化していると、正解が出ないと動けない、といったようなことになりがちです。

実は、この時点で大事なことを忘れていたりするのです。

それは、限られた時間内に、納得がいく状態にすることです。
それがゴールなのです。
答えが出ないからと考え続けると、実行する時間が無くなります。

そして、もう一つ大事なこと。
答えが無いことは、考えているだけでは分からない。
やらないと分からないのです。

ということで、「大きな変化」に対しては、よーく考えすぎてはいけないのですね。
時間軸を意識して、未来を想像して、アイデアを出して、即断即決で実行する。
そして、結果を検証して、次のサイクルに繋げる。
そのサイクルをどれだけ回せるか。
その辺がポイントでしょう。

何がどこまでできるのか

チャレンジするにしても
果たして何をどこまでできるのか?

限界は目に見えないので、どこまでできるのか、どこまで行ってしまって良いのか分からない。
チャレンジする経験が少なければ、なおさら。

若いうちは、失敗に対して敏感なので難しいことなのかもしれないけど、限界を知っておくことは重要です。
そして、チャレンジは限界を高めるためでもある。
なので、どんどんチャレンジして、試行錯誤して欲しい。

年齢を重ねるごとに、チャレンジの規模も責任も大きくなる。
もちろん柔軟性も低下していく。
なので、早期にチャレンジしておくのは重要なこと。
もちろん、そのチャレンジで限界に達しておくことで、後のチャレンジに対しても計画や見積もりが立てやすくなる。

理由はまだあります。

若ければ若いほど、やらかしたところでその影響も責任も小さいのです。
なので、早いうちに経験を積んで、限界を察知する嗅覚を養っておくのが大事。

それをやらないと、いい年して、とんでもないことをやらかしてしまうとか、もしくは全くチャレンジできなくなってしまうとか…
まぁ、つまらないことになりそうです。

とはいえ、教育の環境を考えると、むやみにチャレンジするのは難しいのだろうか。
でも、「だからこそ」ですよ。

難しい状態だからこそ、そこでのチャレンジが限界を伸ばすのですよ。
難しい状態だからこそ、そこにはチャンスがあるのですよ。