こうすればうまくいく 19

はい、十九回目です。

今回のネタは3つ。
いずれも学校の授業では手に入らないものです。

  • センシング能力
  • 素早いアクション
  • 想像力

では解説。

センシング能力
これは、周囲で何が起きているかを知覚する情報収集能力です。
周囲で起きた問題、必要な情報や出来事、そういったものを関知できるか?そういう能力です。
センサーがダメなら、いくら処理能力が高くても結果は出せません。
制御された機械も同様です。
ヤツらからセンサーを外したら、いくら優れたCPUや膨大な記憶装置を搭載していても、一切役に立ちません。

素早いアクション
どうすべきかを決めて動くまでのスピードです。
リスク回避願望が成果獲得の願望に勝ると動きは鈍ります。
時間切れで間に合わないのは、やらないのと大差ありません。
ダメな結果でも早期に手に入れば、それをブラッシュアップして次のチャレンジができ、結果としてゴールに近づきます。
対して、間に合わなければ、もしくは、やらなければ何も残りません。

想像力
未来予測・予想する能力です。
どうしたいかという理想に対して、何が起きる可能性があるかを考えておけば、それに対して備えておくことができます。
レースであれば、適切なスペアパーツの準備とか、もしもの時の戦略とか、そういったものがあれば、万一の時でもパニックになることはありません。粛々とやるべき事をやるだけです。

この3つを日頃から心掛けておくだけでも、かなり結果は違ってきます。

「言われたことを、間違えないように、よーく考えてやりなさい」
という学校の授業で要求されるものとは方向性が全く違うので、「なーんだ、簡単じゃんか!」と思っても、いざやってみると簡単にはできないはずです。

これらを習慣化して社会に出たら圧倒的なアドバンテージになるはずですが、これを持たずに社会に出たら、なかなか身に付ける機会は無いのではないかな?
でも、レースやれば全部身に付きますね。

君はどう生きる?

「君たちはどう生きるか」ってアニメがありましたけどね。それではありません。

我々は何のためにどのように生きるべきか?
そんなことを考えたりするのですよ。

だって、将来のために学ぶ学生達と一緒にいるのですから、それこそ「何のために」学ぶのだ?って話で、その学びは将来のためなわけで、まさに生きるためなので…

どう生きていくつもりなのだ?
というところに繋がっていくのですよ。

そんなことは、ちょっと考えて答えが出るようなものではないだろうけど、考えずにはいられない。
だって、そこに意味が無ければ生きる意味が無いから。

意味が無くても我々は生きられますけどね。
でも、それじゃつまらないでしょう。

願わくば、幸福感を感じながら楽しく生きていきたい。
とか言うと
それは一体どういうこと?
となります。

でも、それは人それぞれですよね。

自分は短期的に自分だけが楽しければ良いのだ、得すれば良いのだ。
という人もいるでしょう。
それでは長期的に見ると寂しい人生になりそうですが。
まぁ、そういうケースを例に取るのはあまりに極端ですね。

学校で学ぶことは、将来誰かの役に立つためです。
これは断言したい。

誰の役にも立たないことは仕事として成立しない。
その仕事に使うための学びでしょう。

仕事する ー 給料もらう ー ハッピー

このロジックでは大事なことが欠けています。
自分が発揮する能力の対象が不明確なので、恐らく行き詰まるか、その状態になれて麻痺します。

お金のために仕事をするのだ。と勘違いすると、自分の欲求の追求にフォーカスしていって、どうのように仕事をすべきか分からなくなる。
自分が得することばかり考え始まると、当然ながら徳は無くなる。
すると群れ(人の集合体)での価値は低下します。
その状態は幸せでは無いでしょう。

もっとお金があれば…
と勘違いすると、その状態はますます加速します。
労せずに…なんかが加わると、もう手が付けられない。

別にお金が悪いわけではありませんが、何を直接的に求めるのだ?という話です。

仕事する ー 誰かが喜ぶ ー 自分もハッピー

これですね。
で、どうせなら得意なことや好きなことで人の役に立ちたいものです。

シンプルだけど難しいです。
でも、一番楽しいのはこれです。