成長するために大事なことは何だろう?

成長とは、単に頭の中の情報量を増やすことではありません。
それも必要でしょうけどね。

チャレンジする学生にとって大事なことは何でしょうか?と言った方が良いかもしれませんね。
そのスタイルは色々あると思いますが、共通することというか、本質的なものを挙げてみましょう。

まずは行動することですね。
行動しなければ何も起きませんから。

そしてスピード。
「後で」は「やらない」とほぼ同義ですからね。
これ、前もネタにしましたが…
「後で」+「やる」
なんてのは
「今はやらない」わけで、そんなのやるうちに入らないでしょう。
ま、ありがちなのですが、「すぐやる」ってのはけっこう難しいことです。
でもそれは、自分でもビックリするくらい大きな違いを生みます。

そして動き出したら諦めないこと 継続すること。
諦めなければ何とかなるものです。
それに、一度止まってしまうと再度動き出すのは難しくなります。
何事に桃慣性力が働きますので。
止まったら終わりだ!
くらいに思っていて良いでしょう。

とはいえ、なかなかうまくいかないのが人生。
そこから変化を起こせるか?これも大事。
「あー、うまくいかないなぁ」
なんて思うこともあるでしょう。
うまくいっていなかったりする現状に対して「なぜ?」と評価するのは良いです。
でも、あまりその状態に執着せずに、次のアクションを決めて変化していけるか。
変化は異なる結果を生み出します。当然です。

そして、信じることとか勇気ですかね。
信じることも勇気が要るでしょうけど。
考えて、決めて、行動して、それらはいずれも勇気や決意が必要でしょう。
「ダメだったらどうしよう」
と思うこともあるでしょうけど、心配しても何も良くなりません。
そんな暇があったら
「ダメだったらこうしよう」
とプランBを考えましょう。

最後に
分からないとき、できないときにどうするか
そんな時に必要なものこそが大事な能力なのかもしれません。
これに対しては適切な、これといったものは無い、というか、それこそ色々工夫して、自分のやり方を構築していく必要があるし、それこそが学びではないかと思うのです。

そこに感情はあるか?

教育に感情が入っていない
そんなことに今さら気付いてしまいました。

何言ってんだって?

それはね、人は理屈では動かないわけですよ。
例えば、「勉強は大事だ!勉強しろ!」と言われて、理屈は理解できますよ。
そりゃ勉強はできた方が良いだろうし、大事なのでしょう。
で、それでやる気になるなら苦労しない。
分かっちゃいるけどやる気になれない。
そういうものでしょう。

つまり、人が動く原動力は感情なのですよ。

でも、その感情に関する学びって無いですよね。
自分のメンタルやマインドを育みコントロールするような学びはありません。
つまり、自身の制御ができるようになる学びは無いのです。
少なくとも授業ではね。
当たり前のようだけど、「大事なことなのに何で?」って言いたくなっちゃいます。

なので夢工房ではその辺を重視していたりもします。
なのですけど、一般的には学校の授業にはそういった内容は無いよなぁ、と今さら気付いたのでした。

技術は人なり
です。

先の見えない困難な時代…だからこそ

アメリカが日本製品に課す関税は大問題でしょう。
特に自動車に関しては問題です。
アメリカは日本の最大の輸出先だから、27.5%も関税を課されたら売り上げは下がるでしょう。

私みたいに自動車業界出身者じゃなくても心配だと思います。
自動車は日本の基幹産業の一つで、裾野は巨大だから。
きっと自動車業界を志す学生達も心配している者がいることでしょう。

でも正直なところ、この件は何とかなると思っています。
というのも、日本の自動車産業はこれまでも大きな危機をいくつも乗り越えてきたから。
排ガスに関するマスキー法のクリアを手始めに、最近ではヨーロッパの排ガス規制など。
その他の技術的な発展も数え上げたらきりがありません。

日本の自動車産業は、かつて訪れた危機に対してチャレンジして価値ある製品を開発してクリアしてきました。
きっとこの後もそのように困難をクリアしていくことでしょう。
もっっともそれは、今回のような問題がなくても重要なことですけどね。

先の見えない不確定な未来に対して、どうなるかなんてどうせ考えても分からないのです。

自動車に限ったことではありませんが、そういう時って「普通じゃダメな時代」に突入するってことです。
これまでのような考え方ややり方をしていても、それで解決するならもうしているはずですから、考えて分からなければ、まず動いて、その結果によって知ること。
実はそれが一番手っ取り早い。

なので、好きなこと、興味があることがあったら、その先がどうなるかなんて案じている暇があったら、まず動いてみることです。
間違いなく言えるのは、外部の情報に翻弄されて、好きでもないことをやったところで対した成果は残せないってことです。

だったら好きなことを全力でやってみよう!
黙って悩んでいたところで、何も改善しないのだから。
そこで得る経験こそが価値ある学びになるはずで、それは一生使える貴重な経験になるはずです。

と考えると、困難に遭遇すること自体が成長するチャンスだとも言えるのです。