イメージの話

何かしらの計画を実行するとき
現状と未来のゴールとが
時間軸で結ばれていて
その線に沿って進んでいく

その過程では
色々やることが計画されていたり
目安が設定されていたり
それらを必要なレベルで達成していき
(いわゆるマイルストーンですね)
ゴールに到達する
という感じでしょうか。

現状と未来のゴールを結んだ線を
未来に向かって進んでいくときには
色々周囲を見渡さないといけません。

多くのアイデアが必要になるし
自分の事ばかりやっているわけにはいかないから。

なので、未来への線を進んでいるときには
視野の広さという「幅」が必要になります。
知識や技術などの「幅」も必要ですね。

その過程では
知識や技術などのレベルも重要になりますね。
熱意も重要です。
これらは言ってみればこれは「高さ」かな。

そんなことを考えると
現状から未来への時間軸上を
テクテク進んでいく過程は
ピッと結んだ単なる直線の上に
所々マイルストーンが置いてある
そんなイメージじゃなくて

未来に向かいながら
幅と広さが変化するのだから
先へ進みながら
広くなったり高くなったりする
立体的なイメージです。
…分かりにくいですね。

ともかく私は
そんな風にイメージして
どんな局面で
どんなことが必要になるかとか
負荷がどう変化するか
なんてことを想像したりしてます。

あと、何か複数のもので構成されたものを計画するとき
何かシステム的なものですね。
そういうときはどうしてますか?

設計されて、ある程度の形になる前には
もちろん「形」はありません。

なので、最初はイメージ図とか
文章とかからスタートするでしょうけど。

そういうのを文章で書いちゃいますか?
箇条書きとか?

そんな時、文章で書いちゃうと
文章の並びなどがイメージを固定してしまうことがあります。
優先順位とか難易度とか
相互の依存関係も分かりにくいですね。

ヘタに固定化して考えちゃうと
発展性がなかったり
問題が解決しなかったりします。
でも、要素相互の関係を変えると思い付くもことありますね。

なので、そんな時はブロック図のようなもので表現するといいですよね。
難しく考える必要はありません。
状態を簡単に表すためなので、簡単に描けないといけません。

要は、四角の中に文字を書いたものを線で繋ぐだけです。

これをポストイットなどでやったりしても良いでしょうね。
書いてから動かして関係を変えられますし。
ノートだと書き直しが必要になりますから。

PCでもできますよ。
思考支援ツールとか
マインドマップとか呼ばれているソフトウェアがあります。

ただこれも、PCは曖昧さを許さないという弱点があって
場合によっては手書きにかなわない部分もあります。

まぁ、今回挙げたイメージは人それぞれだと思うのですが
色々とイメージを広げたり
関係を変えたり
そんなことが結構効いたりしますよ
ということが言いたかったのです。

継続性は重要ですが
常に一本調子で淡々とり続けても
あまりうまくいかないものです。

時として
スピードやパワーが必要になったり
静かに深く潜ったり
その時に応じて変化が必要になりますから。

イメージは、そういう時の助けにもなります。

喜びに向かっていこう!

夢工房で学生達がやっている
プロジェクト活動ですが
こういったものって
現状から未来の大会に向けて
色々やっていくわけです。

そんな彼らを見ていて思うのは

必要なことがイメージできているかな?
ということです。

もちろん
作っているマシンの走っている情景
そういうイメージは大事なんですが

それと同じか、もっと重要なのは
喜びのイメージです。

どんな風に、どれくらい喜びたいのか。
それは、どれくらいの成果なのか。
それは、どのくらいの努力で得られそうなのか。

そして
そのために今、何をどのようにやるべきなのか。

これはYouTubeを見ていて気付きました。
というか
思い出しました。
SpaxeXの再利用可能なロケットブースター
補助ブースターが2機揃って
上空から基地に戻ってきて
着陸に成功した瞬間
多くのスタッフ達の喜びの爆発!
あの瞬間ですよね。
チームワークで達成した瞬間。

かつて我々が
オーストラリア大会で4位になったとき
表彰式で順位が発表された瞬間
そんな感じでした。

爆発する喜びの浦には
それに見合う努力がありました。

もちろんそれまでは
必死にやっていました。
もちろん勝ちたくて。

でも、上位に入ったことなんて無いから
あくまでも達成した瞬間なんて想像なんですよね。
でも、あそこまで行けた。

今のチームに
想像させてあげる必要があったんです。
「あそこに行こうぜ!」
って。

それは必死の努力に見合う場所だ
って。

いや、もちろん4位じゃなくて
もっと上なんですけどね。

続 クリエイティビティを鍛えねば

夢工房で日々頑張っている連中を見ていると
やっぱりクリエイティビティが重要なんだよなぁ
と思います。

以前にも投稿していますが
気になるネタの一つです。

勝ちたい
と思って色々作っているなら
以前と同じものじゃダメなわけで
新しいものを作ってナンボですから。

でも
ある程度年齢がいってしまうと
どうしようもないのかな
とも思うこともあります。

やはり幼少期からの環境とかが
相当効いているのかな。

最近、アウトプットが苦手な学生が多い気がします。

単なる予想ですが
外発的なものにまみれて育ってくると
そうなるのではないかな。

周囲がやってあげる
言ってあげる

それによって
本人は
やらなくて済む
言わなくて済む
受け止めていれば済む
そんな風になっちゃう

クリエイティビティ不要です。

そんなところなのではないかな。

だとしたら
やってあげて、言ってあげている方は
相手のためを思ってそうしているのに
全て裏目に出てしまっているということになります。

だとしたら
どうしょうもないのか?

とはいえ
可能な限り
何とかならんのか
と頑張る日々なわけです。

諦めるわけにはいかないので。

人は
どうしたらクリエイティブになるのでしょう。

考えても簡単には答えは出ないでしょうね。
だからこそ考えてしまうのです。

単に勉強したってダメなのは分かってます。
特に外発的な動機では。
いわゆる単なる勉強はクリエイティブじゃないから。

そう
内発的な動機じゃないと創造性は発動しません。

では、内発的な動機にはどんなものがあるでしょう?

それはもう何かしらの欲求ですよね。

好奇心とか探究心とか

喜びとか驚きとかを
自らが得たいとか
他に与えたいとか

そんなところかなと思います。

人は何でそんなことをするのでしょうね。

まぁ、そんなことを考えるとキリがないので
今後も継続的に考えていくことにしましょう。
そうこうしていると
何か良い情報が得られるかもしれませんしね。

最後に一つだけ。

今、気になっているのは
小さい頃に使う時間の多くを
いわゆるお勉強にばかり充ててしまって
自発的な創造性を養うことに使わずにいると
どうなっちゃうのか?
ということです。

子供達は
我々の、社会の未来ですから
気になって仕方ない。

最近は、かなり小さい頃から塾とかで
勉強ばかりしている子も多いでしょう。

もちろん他にも色々やってる子もいるでしょうから
一概には言えないとは思うのですけど。

にしても
あまり多様性が無い気がするのです。
大丈夫なのかな、これで。

あー、いやいや!
あまり心配しないでいきましょう。
心配ばかりしても何も変わらないもんね。
やるべき事をやましょう!

皆さんは
自身のクリエイティビティをガンガン伸ばすべく
日々頑張って楽しんで下さい。
年齢問わず。