ChatGPTの動作のお話し

ヤツ、実は正しい答えなんて出してないって知ってました?
そういう仕組みじゃ無いのですよ。

そもそも正しいって何だ?
って話もあるんですけどね。

ChatGPTがどんな動作をしているかというと
ユーザーが入力した言葉を分解して
そのワードに対して
一番確率の高い言葉で返しているだけ
なのだそうです。

え!
それが人口「知能」なの?

そうらしいです。

なので、聞いたことに対して
正しいことを答えていないのです。

確率の高い、ありがちな返答内容です。

それが良く分かったのは
自動車の歴史、しかもかなりマイナーな話を振ってみたところ
案の定、多くの人が勘違いしている内容で返答してきました。

それに対して突っ込みを入れると
「済みません」って素直に謝ってましたけどね。
そうやってさらに学習しているようです。

でも、この事実を知った後
自分が人の話を聞いているとき
返答しているとき
自分の脳ミソが、どのような処理をしているのか
気にするようになりました。

確かに、話を聞いているときに出てくるワードに対して
いちいちどう返答するべきかをサーチしている気がします。

ChatGPTを開発した人、凄いなぁ
と思いましたね。

自分の頭の中で、どのように思考しているかなんて
今まで意識したことありませんでしたもの。
それに気付けるなんて、ホント凄い。

恐らく従来のAI開発のアプローチは
入力に対して、いかに正しい反応をするか
を追求していたのではないでしょうか。

それを、脳の構造や
実際の脳の動作からのアプローチに切り替えた
ってことですかね。

恐らくAIは、今後も進化していくでしょうけど
どのように変わっていくのか楽しみですね。

色々な人がAIの進化に対して懸念を持っているわけですが
その懸念の内容も何となく分かった気もします。

それは色々あるでしょうけど
一つはAIを使う我々の側にあるのは間違いない
と思っているのですが、どうでしょう。

ChatGPTに思う 心が無いと…学び続けられる?

ChatGPTが開発される過程で
言語を入力して学習させていくわけですが
50兆個を入力したあたりで大幅に進化して
まるで人間のような受け答えができるようになったそうです。

私はそういうのは専門ではないので
あまり詳しいことは分からないし、言えないのですが
でも、学習によって進化するのは人間も同じ…
というか、ChatGPTのモデルは人間ですからね。
脳のニューラルネットワークがモデルだそうですから。

人の脳みそって
電気信号が伝達されてるんですよね。
その辺、ちょっと興味が湧いたので
後で調べてみましょう。

そうそう、AIの学習の話でした。

機械は感情を持たなくて
それこそ機械的に動作するもんだから
外部から学習対象のパラメーターを突っ込めば
どんどん飲み込んでいくわけで
どんどん賢くなるでしょう。

でも、人間の場合は難しいもので
そこに感情が入ってきます。

なので、望んでもいないことを強制的にやらされると
そのうち嫌になるのです。

義務教育とか何かしらのプレッシャーなどによって
ある程度の期間は仕方なく耐えることができても
いつかは嫌になったりするでしょう。

で、その期間が終わると
「やっと解放された!」
となります。

問題はその後で
解放された…と思ったら
そう簡単には元の状態には戻りたくないものです。

なので、「やらされる」
というのはほどほどにしておいて
自発性によって、自分から望んで
取りに行くような状態に持っていかないと
社会に出た後に学べなくなっちゃうのではないか
というのが心配なところ。

やらされることによって
知ったりするのも学びかもしれませんが
それは学びの全てでは無くて
ごく一部です。

心を持たなければ
言われたとおりに素直に学び続けるのかもしれません。
そして、色々知ってお利口さんになるのでしょう。

でも、それで何かができるかというと
それは別な問題で
何かができるわけではないと思います。

学びで得たものは
心の発動によってゴールが定められて
相手の心を動かすために使われるものですから。

学ぶ時は「欲しい!」という感情が
行動する時は「やりたい!」という感情が
それぞれ大事なわけで
それを軽視しちゃいけませんね。


ChatGPT実践編

夢工房内にはサーバーPCがあるのですが、5年前に導入したこのマシンの動作が不安定になってきたので、激安PCを入手して、ここ数日リプレース作業をしていました。

このサーバー、学生のWebサーバー、メールサーバー、室内で使っているCADソフトのライセンスサーバーと、色々役割を持たせているので、リプレースもなかなか手間が掛かります。

最近では、Webサーバーやメールサーバーなどを研究室の自前で運用しているところも減っているのですが、そういう面倒なところも自分でやるのも結構大事だと思っています。

以下、ちょっとだけ専門的な用語が出てきます。申し訳ありません。

Webサーバーなんかは、GUI(Graphical User Interface アイコンとか絵とかで分かりやすくなってるヤツ)で設定できるフリーソフトをポンとインストールして、簡単に済ませたいところではあるのですが、最近ではWordpressなんかを使いたいので、そういうわけにもいきません。
なので、昔ながらのApacheというCUI(Character-based User Interface 文字ベースでバチバチキーボードで打ち込んで設定するヤツ)で設定するWebサーバーをインストールして、あれこれ細かい設定をしました。

それが一通り済んだらWordpressのインストール。これはサイトとかブログの作成ができるソフトで、このブログは、今回のサーバーではありませんが、やはりWordpressで動いています。

メールサーバーのインストールもなかなか手が掛かります。

こんな作業をやりながら、ふと思うのです。
あれ?こういうスキルはどこで身に付けたんだっけ?
と。

Windowsが登場したのは私が社会人になってからで、その当時は色々面倒な設定とかも必要だったりしましたし、インターネットが世に現れたとき、多くの人がホームページを持っていたりして、そんなこんなで色々やったものです。

あと、前職ではネットワーク環境の構築なんかもやらせてもらいました。
社内にSEさんはいたのですが、自分が管理している部屋は自分でやらせてもらっていたのです。

結果として、中途半端ではありますが、色々できるようになりました。

とはいえ、本職ではないので何の問題もなくスムーズにことが進むわけではなかったりします。

今回の作業、インストールして動作確認した後に、次のソフトをインストールすると大抵は問題が発生します。その後は修正や再設定…と、延々繰り返しながら、少しずつ完成形に近づいていくのですが…

そんなことを1日中やっているわけにもいきませんので、手早く終わらせる必要がありました。

そこで今回試したのはChatGPTです。

ヤツをどんな風に使ったかというと…

まずは、キャラクター設定です。
「あなたは、Windowsのローカル環境に、Wordpressを動作させるために、Wordpressそのものはもちろん、PHP、Perlなどのインストールとトラブルシューティングの経験が豊富なシステムエンジニアです。
理解しましたか?」
と言い聞かせます。すると
「はい、私はWordpressやPHP、Perlなどのインストールとトラブルシューティングに関する経験が豊富なシステムエンジニアです。Windowsのローカル環境でWordpressを動作させるために必要な手順や問題の解決方法についてアドバイスすることができます。どのようなご質問やお困りごとがありますか?」
と返ってきます。
別に冒頭にこんな条件設定をする必要ななかったのかもしれませんが、今回は試しにそうしてみました。

で、ヤツがどんな風に役に立ったかというと、主にトラブルシュートです。

こういう作業は、インストールや設定作業の結果、頻発する動作不良に対してエラーのログファイル(当然英語で専門用語)を見て対策を打つ、という作業を延々と繰り返すのですが、これが実に精神を疲弊させます。

こういう作業でドツボにハマるのは、疲れちゃった結果おかしな作業をして、それに気付かずに次々に変な対策をして収集付かなくなる…というのが良くある原因ではないかと思っています。
皆さんがどうかは分かりませんが、個人的にはそんなことが多い気まします。

でも、ヤツはマシンです。
何の文句も言わずに淡々と仕事をします。

もちろん完璧なわけではありません。
出してくる答えは平均的というか一般論というか、そんな感じで、時として変な答えを出してきたりもしますのて、その際はすかさず突っ込むと謝罪して返答し直したりします。

でも、とてつもなく長いログデータだろうと、用事が入って作業を中断させようと、ヤツは文句一つ言わず、淡々と結果と対策を提示してきます。

こういうのをプロに相談するのは気が引けます。
「中途半端な素人がそんなのやらずに金払ってプロに任せろや」
ってことになりがちだし、そもそも自分でやりたい症候群の素人に付き合ってくれるプロはいないでしょう。
ネットで調べても色んな方法論があって収集付かなくなりがちです。

というわけで、ChatGPTにやり方を教えてもらったというより、エラーログの解析という面倒な作業の肩代わりをしてもらいました。
お陰様で、だいぶ楽に作業は完了しました。

まぁ、とりあえずはこんな使い方をしてみましたよ
という報告でした。

そうそう、作業をしながら手元に残した記録をChatGPTに放り込んで、見やすい手順書も作ってもらいました。

次は何をしてもらおうかな。