迷わずにやろう

学生のうちには色々経験しておくに越したことはない
というより
学生のうちにしかできないことってあるわけですが

これに関しては
「これをやっておくべきだ」
というより
「自分が大事だと感じた事をやるべきだ
しかもすぐに!」
と思うのです。

でも、いざその状況になると
迷いが出るでしょう。

でも、迷って考えて
その後にどうなるかというと

やらない

そんなことないですか?

迷ったらダメなんです。

迷うときに何を考えているかというと
大抵は失敗したくないということです。
あとは「面倒くさい」ですね。

考えているというより
無意識レベルで「失敗したくないシステム」と
「面倒くさいシステム」が
自動的に発動している状態かもしれなくて
その場合、それは意識に昇ってこないので
迷っていること自体気付いていないことすらある。

さてさて
この状態では、やるかどうかを考えているようでも
発動している「システム」は無意識下にあるので
考えていません。

考えを支えているのが考えていないシステムだという
訳が分からない状態です。

まぁ、人の思考なんて
そんなものかもしれませんけどね。

経験を重ねて年齢を重ねても
結局は、この無意識の働きからは逃れられないわけで
問題は、我々の人生における行動のほとんどは
無意識が支配しているということです。

若い頃は、経験が少ない故の恐れなどから
迷いが出たりしますが

それを繰り返していくと…つまり習慣化すると
どんどん固定化されていって無意識は強化されるでしょう。

そうなると、自動的にうまくいかない
ということになります。

だったらどうしたらいいかというと
迷わずにやれ
ということになります。
しかも若いうちに。

最終的にうまくいくためには
失敗も含めた経験は重要ですし

「面倒くさい」は、何度もやって習慣化すると
何と!
面倒くさくなくなるのです。
だって習慣だから。

習慣は、自分にとって「当たり前」で「普通」ですので
そうなってしまうと負担ではなくなります。

バイクやクルマに乗ったりレースをやったりすれば
行き詰まったり失敗したりするものですが
それらの経験は凄く役に立ちます。

今思えば、それらをやる時に迷いはありませんでした。

16歳でバイクの免許を取ったときに始まり
18歳でレースを始めたいと思ったとき
すぐにやりたかったので
手元にあったスクーターで始めたり
その頃に、初めて行ったバイク屋さんで工具を借りたら
店主が国際A級ライダーで
「お前、明日から俺のメカやれ」
と言われて、即答即決でレースのメカニックを始めたり

考え無しで色々やって
見ようによってはバカっぽくて
実際バカだったのかもしれませんけど
色々ありましたが全く後悔なんてしていなくて
むしろ、もっとやっておけば良かったかな
とも思うのです。

それらの経験は、その後の考え方や仕事に大いに役立ちましたし
お陰で面白い人生になったと思っています。

そもそも、レースの経験がある人から
やらなきゃよかった
なんて聞いたことがないのですけどね。

もし、失敗というリスクを避けるのが
人生のトップ・プライオリティであるなら
お勧めのやり方があります。

やらないこと
絶対にチャレンジしないことです。

絶対に失敗しませんから。

答えが合ってればいいってもんじゃない

コミュニケーションにおいて重視していることは何ですか?

きっと目的があって
それを達することがゴールとなるわけだけど。

伝達内容の正確性?

そういうこともあるでしょう。
というか、そういうことが多いかな。

伝えようとする情報そのものの正確性は重要でしょう。

それに加えて
というか
それ以前に重要なことがあります。

何度か記事にしているように
言葉に載らない情報
ノンバーバルコミュニケーションです。

私も経験がありますが
言い回しや話す内容に集中しすぎたりして
大事なことを忘れていることがあります。

「言っていることはもっともなんだけど
どうも受け入れがたい」

そう感じることがあるでしょう。

人は往々にして
正しいことを伝えれば目的を遂げられる
と思いがちです。

特に我々、理系人間の場合。

しかし、コミュニケーションの93%を占める
ノンバーバルコミュニケーションを忘れていませんか?
ということです。

無表情だったり元気がなかったり
はたまた
正しい言葉遣いなんだけど
何か違和感を感じたり

いくら正しい情報でも
伝え方によって
及ぼす効果は大きく違ってきます。

多くの場合
本人はそういうことに気付いていません。
大変もったいないことです。

意思疎通を図るには
情報は大事ですが
インターフェイスをおろそかにしちゃいかんよ
という言い方もできるかと思います。

クルマなどの場合
性能は良いのだけど
使いにくい
とか
どうも受け入れがたい
ということがあります。

操縦する際に人が触れる部分が
インターフェイスです。

そこを通じて
ドライバーは意思をクルマに伝達(操縦)するのです。

操作フィーリングが悪い
とか
操作系の配置や形状が悪い
なんてことになると思った通りに操作しにくい
ということになります。

レーシングドライバー、レーシングライダーは
その辺はとてもシビアです。

インターフェイスがダメでは
マシンの性能は十分に発揮できませんから。

人対人のコミュニケーションの場合
ノンバーバルの部分がインターフェイスです。

というわけで
コミュニケーションのインターフェイス
たまには点検してみてはいかがでしょうか。

メンタルとフィジカルのバランス

フィジカル的なパフォーマンスと
メンタル的なパフォーマンス

双方が揃っていれば最高なのですが
なかなかうまいこといかないもんだなぁ
なんて思う今日この頃。

別に自分のことを心配しているわけではなくて
職務上、たまにうまくいっていない学生と
面談をしたりするのですけど

彼らと話すと思うのです。

あぁ、もったいないな
と。

本来は、色んな可能性を持っているはずなのに
うまく活かせていないのですよね。

一般的に若い学生は
フィジカル的なポテンシャルはあるのです。
それはもう年齢的に言って。

その状態で
メンタル的なパフォーマンスがあれば…

大それたことを言わないまでも
チャレンジ精神とか
そういうのがあれば
それはもう、うまくいくことが多いはずです。
もちろん失敗も沢山するでしょうが(笑)

だから、夢工房で頑張ってる連中は
最初はごく普通の学生ですが
経験を重ねて、あっという間に成長しちゃいます。
これ、実に当たり前なことなのです。

でも、どうなのでしょう
彼らの世代には
なかなかうまくいかないケースも
多いのではないかと思うのです。

時流や、コロナ禍など
色々理由はあると思いますが。

若いうちにメンタルのパフォーマンスを
伸ばせれば良いのですが
若いってことは経験が不十分ということでもあるので
満足にはいかないかもしれません。

でも、下地を作る…
つまり、未来への発射台の角度を決めるような
そんな準備は若いうちにしかできないと思います。

色々チャレンジして
その後の人生のために勢いを付けておく
そんな感じです。

フィジカルとメンタルは連動しているので
そういうのは若いうちにやるのが最適なのです。

フィジカルが充実しているうちに
メンタルを発動して磨いておけば
そりゃぁ将来、楽しいことになると思いますよ。

歳を取ってからそれをやろうとすると
パワーも勇気も必要で
そんなもん後付けじゃどうにもなりません。
若いうちに身に付けておかないと。

でも、若いうちはそういうことにも気付けないだろうし
そういうのを妨げる何かがあるんだろうなぁ。
何なんだろう、それは。

年寄りと一緒に住んでる家庭が少なくなったから
歳を取ると衰えるという現実が分からなくなったのかな。
何にせよ本当にもったいない。

でも、理由を探したりする暇も惜しいので
今は
「じゃぁ、どうすんの?」
という方向で行きましょう。