教えるということ

先日、寝床に入って「教える」って何だ?
と考えてたら眠れなくなりました。

「ねえ、3時になったら教えてくれる?」

それは決して「教育」ではない。

何と、日本語の「教える」は、「知らせる」「伝える」などが混同されているではないですか!

英語で言う…

instruct
teach
train
tell
show

これら全てを「教える」で表現できるのだ!
なんてややこしくて、なんて便利なんだ!

「教育」とはなんぞや?
それは決して「言ったことをやらせる」ということではない。
まあ、そういうことも含まれるでしょうけど。

「言ったことをやらせる」は、教育の手段の一部のはずなのだけど、なぜか目的化している気がしませんか?
確かに「教える」って、そういう印象ありますからね。

本人が自ら考える立ち位置に導けたら、それが理想なのだと思うのです。
でも、それは難しいし、面倒なことです。

ついでに言うと、知識を手に入れることは大事です。
ですが、知識を使うことをはもっと大事です。
さらに言うなら、知識を使って、その結果起きることを知り、その知識と経験を使って…
とグルグルとループを描きながら成長するのが理想だと思うのです。

知識を手に入れて、テストで解答して、合格したら、はい良かったね、で終わるってのは、実社会で起きていることから考えると、現実離れしたこと。

そんなことを考えていると、「実践」って最重要じゃないか!と思うのですよ。
いや、本当に要なのは、グルグルとループしながら成長することかな。

パレートの法則と活用法

「パレートの法則」という名前は知らなくても、内容を知っている人は多いのではないかな。

成果や結果の大部分は、原因や要因の一部によるものである
という経験則です。

イタリアの経済学者 ヴィルフレド・パレートが、1896年ごろにイタリアの土地所有を調べた際に、「国民の20%が土地の80%を所有している」と気づいたことが始まりだそうです。

良くある例としては、こんなことがあります。

  1. ビジネス
    • 売上の80%は、全顧客の20%(上位顧客)から生まれる。
    • クレームの80%は、20%の原因から発生する。
  2. 学習や仕事
    • 成果の80%は、重要な20%の作業に集中したときに得られる。
  3. 日常生活
    • よく着る服の80%は、持っている服の20%。

20%とか80%とか言ってますが
トップ20に入れないヤツはダメだ!
ということではなく、本質は
「少数の重要な要因が、大きな結果を生む」
という考え方です。

もし君が、何でもできちゃう天才君でないなら、先生や親は嫌がったり心配したりするかもしれませんが、これを戦略的に活用すべきです。

全部を均等に扱うのではなく、成果を生みやすい部分を見極めることが大事で
「自分の成長のために最も重要と思われる20%の経験や環境を見極め、そこに注力する」
ということです。

才能とかセンスは大事かもしれませんが、そういったものが無くても
「重要な20%にリソースを集中する」
これができればかなり良い線行きます
それは、スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、成功者達の常識です。

社会に出たらそうする?
残念ながらそれでは遅いでしょうね。
たぶんそんなヒマ無いですよ。

やるなら今です。
それ以外の選択肢はありません。

仕事の話

君にとっての「仕事」って何ですか?

食うために必要なこと?
そりゃそうですね。

でも、どうせやるなら好きなこと、楽しいことをやったらいいよ…というのは、このブログでも何度か言っていること。
だって、大学を卒業したら40年以上もやるのですから。

私は、結構好きなことをやってきた、と思っています。

なのですが、前職で自分がやってきたタスクの内容をカウントしてみたことがあります。
そうしたらなんと、7割くらいが、そのタスクを割り振られたときには望んでいなかったことでした。

いくらクルマが好きで、開発の仕事をしていると言っても、その内容は全て自分で選ぶわけではありませんし、雑用や、全く指向に合わない仕事もありました。

では、そういったものを嫌々やっていたのか、というと、そうでもありませんでした。
結構楽しんでやってましたね。

で、今になって思うのは、いかに仕事を面白いものにしていくかってが大事だったんだなぁ、ということです。
考え方や工夫が大事ってことですね。

もちろん、工夫したつもりで失敗したりすることもあるのですけど、自分で考えてやったことなら、どんな結果になろうと得られるものはあるのです。
なので、全然損してないどころか、経験の数が増えるわけですから得してるわけです。

なので、そういう考え方を拡張していくと、別に望まない仕事でも良いじゃん、となるのです。
まぁ、確かにその通り。

でも、どうせなら好きなことでチャレンジできたらベターです。
そう、チャレンジを楽しむってのが根本的に大事なことなのかもしれません。

仕事とは、好きでもないことを我慢してやるものだ、と思うのも、楽しく変えていくのも自分次第。