2023種子島遠征 第7日

もう種子島に来て1週間です。
さて、いよいよ今日は機体を使った本番なわけですが…

昨夜は1時過ぎまで宇宙ヶ丘公園にいたのですが、雨でテスト走行できませんでした。
天気予報は快晴だったのに。

そして朝5時30分に宿を出て会場へ。
まずは会場の設営から始まって、8時頃にイベント開始です。
ご察しの通り、コータローはほとんど寝ていないわけですが。

機体はトラブルを回避すべくセッティングを少々変更しましたが、まだちょっと怪しい感じ。
我々の機体投下は、順番では12時くらいの見通しですが、果たしてそれまでに問題がクリアになるか。

テスト走行を繰り返してセッティングを詰めるコータロー

さて、いよいよ当チームの投下順が回ってきました。

機体は「キャリア」と呼ばれる投下装置に入れて

投下はこのクレーンで行います。高度は30mです。

クレーンで持ち上げて遠隔操作でキャリアの底が開いて投下します

1回目の投下は風向きが悪く、何と植え込みに突入してしまいました。
この状態からパラシュートを切り離して走行できれば、それはそれで見ものだったのでしょうけど、そうはならず、再度投下することになりました。

機体はよく見えませんが植込みの根元あたりに宙吊りになってます

そして2回目の投下では、ちょっとゴールまで遠回りして、ゴールのパイロンまで約8mといったところで機体がゴールを認識して停止。

なんとか3位入賞となりました。

今回もARLISSに続きドタバタ感はありましたが、何とか入賞することができました。
コータローは色々勉強になったと思います。
それにしても一人で良くやりました。
きっとこの経験は今年のARLISSで活かされることでしょう。

さて、大会のスケジュールが変更になったこともあり、明日はフリーになりました。
恐らく、諸々のまとめ作業と博物館でお勉強ですね。

そして明後日は、いよいよH3ロケットの打上げを見ます。

2023種子島遠征 第6日

本来のスケジュールでは、今日から機体を使った競技がスタートするはずでしたが、雨天のため変更になりました。

3月4日 ワークショップ(午前中で終了)
3月5日 競技と表彰式を実施して全てのスケジュール終了

といった感じです。

当チームの問題は、雨の合間を縫って、いかに機体の状態を整えるかです。

イベントの出発前
「何とかなったかも」

とりあえず機体を組み上げてワークショップへ。テスト走行はその後です。
今はちょうど雨が止んでいるので惜しい気がしますが。

結局雨は降らず。
ワークショップ終了後は、JAXAの宇宙センターにある競技会場でテスト走行です。

ロケットの実物大(?)模型が鎮座していたりします
左隅の建物は宇宙科学館
背後には美しい砂浜が
打ち寄せるゴミは国際色豊か

とりあえず機体は動くようになったのですが、これから細かいセッティングを詰めようとしたところで、PCのバッテリーが切れてしまいました。これが無ければ機体の調整ができません。
仕方ないので一度宿に戻って充電です。

そして再び宇宙センターへ。

そして真っ暗

機体は走るようになったものの、やはりどうにも様子がおかしいようです。
色々手を尽くしましたが、宿の夕食の時間(7時)になったので、一時退却して食事の後でハードウェア面の点検と可能な対策をやり切ることにしました。

そして食事後…

今度はマイコン関係のトラブル発生。
これは深刻かもしれません。

そして4時間後

なんとかトラブルは復旧した模様です。
もうすぐ日付が変わりますが、宇宙ヶ丘公園にテス走行に行きましょう!

明日は朝の6時に現地集合で会場の設営
その後、7時から競技開始で、2日分のスケジュールを1日に圧縮するとのこと。
それも全て6日のH3ロケット打上げを見学するためだそうです。ありがたい!
さすが宇宙系のイベントです。主催者も参加者の気持ちを分かってらっしゃる。
というか、実際の打上げを見ること自体が大いに勉強になるわけですから、これは大変重要です。こういうのって理屈じゃ無い世界ですから。百聞は一見にしかずって言うでしょう。

そしてロケットの打上げ日が天候判断により7日により7日になりました。
しかし我々が種子島を発つのは8日ですので、見ることができます。

2023種子島遠征 第5日

今日は開会式と技術発表会です。
それらは午後からスタートなので、午前中は宇宙ヶ丘公園でテスト走行をしたのですが、どうも今一つ。

GPSの位置情報をうまく取得できません。
機体の動作はGPSの情報によるので困ったことになりました。

ともあれ、開会式が始まるということで、会場である南種子町の農業者トレーニングセンターへ移動。

町おこしイベントでもあるので、町内の施設をふんだんに使用します
何せ全国から400名も集まっていますから、町も気合い入っているようです

開会式後は、いよいよ最初のイベント、技術発表会です。
ここでは、機体の説明やミッションの内容をプレゼンテーションします。

コータロー、緊張していたようでしたが、なかなかいいプレゼンでした
インパクト勝負は先輩譲りです

今回は、本学の千住キャンパスチームも参加してます。

千住チームは初参加ですが、なかなか頑張ってます
今年、一緒にアメリカに行けるといいなぁ

さて、技術発表会の後は、早速宿で機体の改修作業です。

機体の改修作業、問題解決へ一歩前進か?

ここでコータロー、何やらアイデアを思い付いた様子。
早速作業に取り掛かります。

と、ここで大会の運営本部から連絡が…

本来は明日から機体を走行させるイベントがスタートするはずでしたが、天気予報が雨なので、明日をワークショップ(講演会とか交流会のようなもの)にして、明後日の早朝から競技を開始するとのこと。

機体を改修できる時間が伸びました。
天はコータローに味方しているのか!

「いや、全員にだろ」
という意見もなきにしもあらず。

夜中に屋外でGPSセンサーの受信状態をチェックするコータロー
今夜のテスト走行は無理そうだけど何かが見えた模様

さて、H3ロケットの打上げが3日後の3月6日になると発表されました。
何と、我々の滞在中に最新型ロケットの打上げを見ることができることになってしまいました。
実際の打上げは、人生観が変わるほどのインパクトがあると聞きます。
果たしてどんなものやらお楽しみ。

ともあれ頑張れコータロー!