ARLISS 2023 大会翌日 移動日

今日はリノから帰国便に乗るサンノゼまで移動します。ZIPPAIRは毎日飛んでいるわけではなく、帰国便は明日のフライトなので、サンノゼでの1日のオフということになるわけです。

とはいえ、サンノゼに着いたのは午後なので、そんなにあちこち行けません。
まずはモーテルにチェックインして、同じ敷地内にあるデニーズで昼食。

その後に行ってみたのは、Japantown(日本町)にあるサンノゼ日系アメリカ人博物館(Japanese American Museum of San Jose)です。
ここは規模は小さいので、すぐに見終わっちゃうだろうな、と思いきや、意外と展示が充実していて、結構長い時間見学していました。
移民の初期から大戦終了直後までの展示が中心で、貴重な資料が大変見やすく展示されています。移民の皆さんのご苦労が大変良く分かる展示内容でした。
受付の方、恐らく二世の方だと思うのだけど、わざわざ色々と解説してくれて大変勉強になりました。

移民の歴史、移民直後の暮らしや実際に使っていた道具類、大戦時の収容所については、各地の収容所の詳細や、収容所にあったバラックを復元した部屋など、真面目に見ていたら結構時間が必要です。

さて、サンノゼといえば、かの有名なAppleの本社がある場所です。シリコンバレーがあるサンフランシスコのベイエリアってのはサンノゼなのですね。
で、行ってみました。
本社に隣接するアップルパーク・ビジターセンターです。
世界中から人が来てます。うじゃうじゃいます。

屋上からは隣接するアップルのUFOのような本社、アップル・パークが見えます。

木の向こうに見えます。ちょっとだけですが。

アップルパーク・ビジターセンターは噂に違わず凄い造りです。最も感銘を受けたのは階段だったりしますが。

写真じゃ良く分からないですよね。総石造りのソリッドなデザインで、大変滑らかな曲線で構成されています。

とかなんとかしているうちに1日が終わり、スーパーでお土産を買ったりしているうちに夜になりました。
お土産をスーパーで買うのかって?
だって、安いし色々あるじゃないですか。

夕食どうしようかなぁ、と思うのですが、昼食が思いのほか効いていて全く空腹感がありません。
デニーズで食事をすると、いつもこんな感じになります。

明日は昼頃の便で帰路に就きます。

ARLISS 2023 大会6日目 閉会式

荒野の通勤も今日が最後です。

今日は閉会式と技術交流会。これでイベントは全日程終了です。
過酷な環境で、皆頑張りました。
特に大会の運営をやっていた学生達、彼らは良くやってくれました。

我々は、参加26団体中4位でした。

閉会式を済ませたら、技術交流会。各チームがそれぞれのテントで自チームの機体を紹介します。

午後は宿営地のファーンリーに戻って砂まみれになった車の洗車です。そのままで返却すると清掃料金を追加で取られてしまいますので。
ただ、例年に比べてそれほど酷くはありませんでした。やはり雨の影響でしょう。

午後は空港があるリノに移動。
時間があれば、今回がファイナルとなる全米最大のリノのエアショーを見たかったのですが、残念ながら間に合いませんでした。

明日は、日本への便に乗るサンノゼに移動して1泊です。本来はサンノゼでデータ整理になるかな、と思っていたのですが、それは昨日済ませてしまったので、観光ですかね。
明後日の便で日本に帰ります。

ARLISS 2023 大会5日目 データ整理日

当初のスケジュールでは、今日が閉会式だったのですが、どうやら打上げ本数が多かったようで、急遽、終日打上げに変更になりました。

というわけで、すでに2回打ち上げが終わっている当チームはお休みの日となりました。
で、そんな日には何をするか。
単に休んでいあるわけにはいかないのです。
データの整理をします。

機体には、様々なセンサーが搭載されており、それらのデータが記録されています。
Gセンサーで、機体にかかった力とか、気圧センサーとか。
それらのデータの整理をして、解析をするのです。朝から晩まで。
すると、さまざまな事が分かります。ロケットで上昇中に何が起きているかとか、パラシュートで降下しているときにどんな姿勢だったとか。
そういう目で見えなかったことが分かってきます。

そんなの帰国後にやればいいじゃないかって?
いやいや、ダメなんですよ。
こういうのって、現地で臨場感がリアルに残っているうちにやらないとダメです。時が経つにつれて刻一刻と大事なことを忘れていってしまうから。モチベーションも低下するし。
なので、できるだけ早いうちにやらないと、得られるものが最低限になってしまいます。
後でやればいいなんて思っているとダメなんです。できることはすぐにやらないと。

とまぁ、こんなことをやっていると、色々と発見があるもので、「あぁ、あの時はこんなことが起きてたんだね」とか、「へー、こんなに力がかかってたんだ」とか。
そんなふうに、データとか新たな発見を元に次の機体を開発するのです。
で、それを1日中やってました。

と、そんな話で今日はお終いなのです。
それだけじゃ面白くないので、別なネタを。

ガソリンスタンドのお話をしましょう。
アメリカのガソリンスタンドで給油するとき、以前はこんな感じでした。

  • 車をポンプの前に停める。
  • ポンプにあるクレジットカードリーダーで、日本発行のクレジットカードを認識してくれないので、店舗に行って金額指定でプリペイする。「4番ポンプに40ドルね」とか。
  • ポンプで給油する。

これだと、満タンにしたいときなんかは、ちょっと多めに払っておいたりするわけです。もちろん、入りきらなかった分は請求されないわけですが。
現金での前払いの時は、入らなかった分を店舗で返金してもらうのです。
そんなやり方だと、本当に入らなかった分は返金されんのかなぁ?なんて、なんかモヤモヤしたり、返金してもらうのが手間だったりします。

で、今回、色んなお店でクレジットカードのタッチ決済が増えてきていて、ガソリンスタンドのポンプにもタッチ決済用のリーダーが付いてるなぁということに気付いて、ひょっとするとこれなら日本発行のクレジットカードでも行けるか?と思って試してみたら、行けました。
※追記:どこでもタッチ決済でいけるわけではありませんでした。ARCOはダメでした。郵便番号の入力を求められます。

これができると何が良いかって、簡単に満タンができるのですよ。モヤモヤせずに。
ただ、どこのスタンドも日本のクレジットカードでタッチ決済できるかは、まだ分かりません。
ガソリンは毎に給油していますが、行っているのはいつも同じスタンドなので。
まぁ、この後分かるでしょう。

ほら、ポンプには色々通いてますよね。その中にタッチ決済用のリーダーがあります。

ちなにみに、このポンプはガソリンとディーゼルの両方が休できて、ガソリンはオクタン価違いで3種類あります。
ただし、ガソリンの油種は給油前に選ぶのですが、ノズルは1コしかありません。なので、ホース内に残ったガソリンは、前の人が給油したものが残留しています。細かいことは気にしちゃ行けません。

さて、明日は閉会式と砂漠の上での技術交流会です。
その後はリノへ移動して宿泊です。