困難や不条理な経験
一般的に、これは良いものではありませんよね。
誰しも避けたいと思うでしょう。
しかし、これらが無いと人は成長できません。
苦しかったり、悲しかったり、そんな思いが工夫を生んだり、未来に対する希望を想像させるし、それを乗り越えた自信が次の行動に生きるのです。
とはいえ、誰しも好き好んでそんな思いはしたくありません。
それは教育において、最も重要で難しいことの一つなのではないだろうか?
なんて思っています。
特に最近は、何かにつけてハラスメントということになって、学校も会社も…社会全体の腰が引けている感じがします。
単に記憶力とか、問題を解く能力とか、手先の器用さとか、そういったものが向上すれば、それは人として成長できているのか?
そんなことはありません。
何かしらのゴールがあって、そこへ到達する課程において経験する様々なものが人を成長させるのですが、ここで大事なのは自発性でしょう。
単に言われてヒーヒー言う中にも学びはあります。
しかし、自分で考えてトライ・アンド・エラーをしながら前に進んでいく中には、それこそ言葉には表現しにくい学びがあります。
これはやはり、好きなことをやるのが一番なのですよね。
ただ、好き好んでもいないことで苦労したらダメなのかというと、そういうこともありません。
というのは、例えば戦中戦後に頑張って来た人達は、戦後生まれの我々には無いものを持っていて
「かなわねぇな」
と思わされることは多いです。
そんなことを考えていると、人生無駄な経験って無いのだな。
と思うのです。
経験を成長に結びつけることができるか否かは自分次第なのですね。
