2・8の法則 再構成なるか

自発性を高めるには
想像性を高めるには

どうすればいいんでしょうね。

自分がそうなりたいのなら
自身の希望に従えば良いだけで
話は簡単。

でも、こと他人のこととなると
結構難しい

学校でも家庭でも職場でも
みーんな悩んでいることでしょう。

あーだこーだ言って
あれこれやらせる?

そういうケースが多いのかもしれないけど
それでうまくいくなら苦労しませんね。

やらせたら
やらされる人になっちゃいますものね。

結局のところ
よく言われる
2・8の法則とか
2・6・2の法則みたいに

2割は言われなくてもやるけど
残りの8割は言われたらやる(2・8の法則)

残りの6割は言われたらやるけど
あとの2割は言われてもやらない(2・6・2の法則)

みたいなことになるのだろうとは思います。

もちろんこれは
各人の行い全般について言えることではないとは思うので
あることに対しては積極性を発揮するけど
別のあることについてはフォロワーになっちゃう
というようなことはあるでしょうけど。

おや?
だとしたら
うまいこと仕事を分解したり再構成したりして
タスクに多面性を持たせたりすると
色んな特性を持った者それぞれが
アプローチしやすくなったりするのかな。

立体的に2・8の法則を組み立てる…?
うん、これは実験してみる価値があるかも。

というわけで
複数人で構成されるチーム全体の
自発性と創造性を高めるなんてのは
とても難しいことなんですね。

だとしても

だから諦める

なんてのは選択肢に無いわけで
何とか底上げして
面白くやっていきたいわけです。

20年やってみても
どうしたら良いかなんて
まだまだ分かりませんし
終着点は無いのだと思います。

でも、色々試して色々変えて
それで継続できているというのは幸いなことです。

まだ納得できる成果は得られていないとしても
指示しなくても自発的に頑張る学生が集まっていて
それが継続できている
というのは、なかなかイケてるのではないか
と、自画自賛しているわけです。

でも、これ
環境だって、風土だって
自分一人でやったわけじゃないのですけどね。

先人がいたり、頑張った卒業生達がいたり
この環境を許容してくれる大学や
応援してくれるスポンサー方のお陰なのです。

一人じゃ、なーんにもできませんから。

今宵も頑張る学生達
たぶん2・6も2・6・2も、すでに破っている気がしますが

仕事の選び方

この世には
仕事を辛そうにやっている人と
楽しそうにやっている人がいますね。。

「辛そうに」とは言わないまでも
我慢ばかりしていたりする人は多いのではないかな。

社会に出る前の学生は
就職を考えるときに

「面白い仕事はないかな?」

と探すでしょう。
うんうん
その気持ちは分かる。

「楽できてお金いっぱいもらえる仕事は?」
なんてのは論外なので
そんなあなたは
せいぜい良い仕事を探してみて下さい。

私は、そういうのは詳しくありませんのであしからず。

さて
仕事を辛そうにやっている人と
楽しそうにやっている人
ですが

何もこれは仕事に
面白いものと
つまらないもの
があるわけではありません。

大抵は
自分が仕事を面白くしようとしているかどうか
という違いです。

どんな仕事だって
自分で面白くしていくことはできると思います。

逆に、どんな仕事でも辛くすることもできます。
特に
言われたことを単にやる
ということにしてしまった場合です。

例えば、自動車の開発

とても夢がある仕事で面白そうでしょう?

でも、やっていれば必ず失敗があるし
行き詰まることもあるし
仕事量は多くてエンドレスです。

私は、思い起こしてみれば
失敗やトラブルはしょっちゅうありましたし
夜中に仕事の夢を見て飛び起きる
というようなこともありました。

仕事のことばかり考えていて
休みの日にも会社に行っちゃって
駐車場に着いたら誰もいなくて

「おお!一番乗り…じゃなくて、休みか」

という間抜けなことが何度かありました。

でも、やらされていると思ったことはないし
凄く楽しかった。

かつて一緒に仕事をした人
その人はF1の車体設計のチーフに上り詰めた人ですが

今でも印象に残っているのは
ある朝顔を合わせたとき

「あははは!小平さん、血のションベン出ちゃったよ!」

という台詞です。
しかも楽しそうに。

確かその時は、サスペンションの設計をしていて
考えて考えて、考え抜いて
血尿出ちゃったんですね。
で、笑ってる。
凄い人だ。

こんな仕事
やらされている
と思って
受け身でやってたら

お金のための我慢
と思ってやっていたら

そりゃぁ辛いだろうな

と思います。

でも、好きな仕事だったら
楽しんでやれると思います。

たぶん、どんな仕事でも一緒だと思います。

開発でも
営業でも
職人仕事でも
たぶん一緒。

なので
仕事は「好きなこと」を「やる」ことです。

「好きでもないこと」は、もちろん
「好きなこと」でも「やらされる」
というやり方をしてしまったら
どんな仕事でも同じようなことになるでしょう。

好きなことを仕事にしても
きっと想像とは違っています。

でも、好きな仕事なら頑張れるし
好きになれるように変えていったりして
工夫ができますね。

「企業研究」
なんて言って
色々調べるのは結構ですが

資本金や福利厚生は
君を幸せにはしてくれません。

盛り上がっていない業界や
名の知れない会社を選んで

「そんなところ大丈夫なの?」

と言う人がいるかもしれませんが
そこで頑張るつもりなら
気にする必要はありません。
だって

その業界や会社を盛り上げるのは君なんだろ?

ってことですから。

何があるかは分かりませんが
そこでの経験に無駄なものは一つもないはずです。

チャンスは誰かが持っている

クッソ、ナントカ…
バカ、ナントカ…

よく聞きませんか?
あなたは言っていませんか?

単に
みんな言っているから
流行っているから
そんな特に理由にもならない理由で言っているのだと思いますが。

アレ、ダメです。

何がダメかというと
無意識の話なんですが

無意識は、人称を理解しないのです。

なので、ソレを
特に誰に向けてでもなく
特に悪い意味でもなく
普通に自然に使っていると
無意識は
それが自分に向かっているという理解をします。

なので、自然と
クソでバカが入ってしまいます。

恐らく、クソでバカな人生になります。
少なくとも、そういう可能性が高まります。

まぁ、本人はそれでも良いのかもしれませんが
周囲で言っていたら耳に入ることもあります。

前向きに頑張ろうとしている者には
ネガティブなワードは気持ちよくない。
正直、迷惑です。

なんかここまで愚痴っぽくなりましたが
大事なのはここから。

誰しも
何かしらうまくいって欲しい
と願っているはずなのです。

そのために学校に行ったり
何かにチャレンジしたりしています。

うまくいくために必要なものは色々あるでしょうけど

重要なものの一つに「チャンス」があります。

これが手に入るのを
宝くじが当たるのを待つように待ちますか?

まぁ、何もせずに待っていても
何も来ませんけどね。

というのも
チャンスは自分がすでに持っているものではなく
第三者が持っています。
思考と感情を持った人間が持っているのです。

会社だったら上司や先輩
学校なら先生や先輩かな。

で、チャンスを持っている人は
それを誰かにあげたい
と思っている。

どうせあげるなら
うまくやってくれる人や
面白くしてくれる人に手渡したい。

そんな時
クソとかバカとか言っている人に手渡したいだろうか?
考えるまでもないでしょう。
そういうことです。

よく失敗しちゃうのは
いわゆる「優秀な人」にチャンスを手渡してしまうことです。

私も初めて部下を持ったときにやらかしました。

これ、本当に仕事ができる人なら良いのですが
単に学校の勉学の成績”のみ”が優秀な人に手渡しちゃうと
うまくいかないことがありますね。

というのも
例えば「新しいものをつくる」というチャンスには
だれもやったことがないことをやる
というミッションが内蔵されています。

こういうのにチャレンジすると
失敗したり行き詰まったりするのですが

そこからどうするかは
パッションやマインドの問題であって
形式的な知識の保有量の問題ではありません。
もちろん、知識があるに越したことはありませんが。

パッションがあるヤツにチャンスを渡せば
多少知識が不足していても何とかしちゃいます。
その逆は、あまりお目にかかったことがありません。

チャンスを掴むには
チャンスがあるところにいなければならないし
ちゃんを手渡せる距離にいなければならない。

そういう環境にいる
というのが必要最低限の条件です。
当然ですが。

もちろん
リスクは取りたくないけどチャンスは欲しい
という矛盾した欲望は捨てましょう。
それを本当に望むと
凄く難しいことになりますから。

そう。
チャンスというのは多面性を持っていて
ある方向から見ると素敵なのですが
別の方向から見ると
リスキーで面倒くさいのです。

掴んでみて
やってみないと
正体は分かりません。

なので、面倒を排除して楽をしたいなら
チャンスなんて見向きもしないのが一番
ということになりますね。

もちろん、そんなの面白くないよね!

ということで
夢工房では、ものをつくるだけでなく
こういうネタを皆で話し合って

あーじゃない、こーじゃない
と、やってます。

技術は人なり
ですから。