どこから変わるのか?

夢や目標があって
それを達成したい
という思いがどれほど強いのか
それは果たして十分なのか
それを点検して確認することが
とても重要なのですね。

というのも
夢や目標は
まだ経験が無いわけで
達成するのに何がどのくらい必要か
なんてのは
全て想像に過ぎないわけです。

なので、振り返りや確認などの
自発的な点検作業が必要なのですが

これは実現への思いが強くないと
自らやろうとは思わないでしょうね。

その思いが弱いままだと
「まぁ、このままでも大丈夫だろう」
なんて考えちゃったり
何も考えなかったりするのでしょうけど
そういうのは大抵うまくいきませんし
本人にとっても良い経験にはなりません。

でも、そういう不十分な状態から
自発的に点検するか
というと
するはずはなくて…

そんなのそもそもダメじゃん
みたいなことを継続してたりすることも良くある話。

でも、チームで動いていて
相互に働きかけや確認をするような態勢になっているなら
なんとかなるかもしれませんね。

でも、「仲良しクラブ」になっちゃっていていると
ダメなものをダメと言えないので
ズルズル、ダラダラ行くかもしれません。

ダメなものがいつまでもダメなこともあるでしょうけど

ダメな状態から立ち上がることもあるわけで
だとしたら
それは、いつ、どういうときなのでしょうね。

大抵は、中途半端な状態で気付くことは無いでしょう。
中途半端な状態って
意外と快適だから。

そんな状態では
たとえ外部から言っても
理解できなかったり
動かなかったり
そんなもんです。

なので
落ちるところまで落ちちゃえばいいんじゃないの?
とも思います。

それで変化ができなければそれまでです。

ドン底まで落ちる前に
立ち直れることもありますが
それは当人の危機意識の閾値の問題ですね。

何をもって危機的状態とするか

現状に満足できなくて
このままでは耐えられない
そう思うレベルがどの辺にあるのか
そういうことでしょう。

そんな状態なら変化が必要ですね。

結局は
自分はどうありたいのか
ということなのでしょう。

それがあるだけでも
ものごとは大きく変わってくる
そういうことです。

エコランもてぎ大会終了

エコランのもてぎ大会は
言ってみれば地方選です。

ここ数年は、まずまずの成績を残していました。
記録はともかく順位はまあまあでした。

これは、歴代の先輩達が作った良いマシンを使って
大会でもラッキーが重なった
というのが主要因かと思っています。

今までは、先代のやっていたことを
後輩達が直接目で見て耳で聞いて
なんとかオペレーションを引き継げていた
ということがあったのでした。

今回は、コロナ自粛の2年間で
そういったノウハウが
ほぼリセットされたタイミングでした。

なので、マシンのオペレーションから
メンテナンスから
結構ボロボロと言ってもいい
醜態を演じることになりました。

結果としては
二輪車クラスが4位
大学生クラス参戦の2台が揃ってリタイヤ
目も当てられません。

が、実はこのタイミングでこの成績は
逆に良かったのかな
と思っています。
学生達には悪いですが。

というのも
エコランもフォーミュラも
過去の遺産で食っているというか
今ひとつ主体的な行動というか
パッションが足りないな
と思っていたのです。

でも、今回の成績で
自分達に足りないものは何なのかが見えたのではないかな
と思います。

それさえ手に入れば
この後に控えている
エコランの全国大会や
Formula SAEのオーストラリア大会に向けても
今までとはひと味違う
レベルの高い活動をしてくれるのではないかと期待しています。

戦えるのか

平和は良いことです。

個を尊重するのも良いことです。

皆で仲良くは基本です。
というか、これは我が国のコンセプトでもある。

しかし
戦えなくなっちゃうのは問題です。

学生達がエンジニアとしてやっていくなら
競争力は本人が生きていく上でも重要ですし
仕事をする上でも最重要項目の一つでしょう。

学生達のコンペティションでは
その辺が如実に現れてきます。

競争ですからね
ライバルに対する優位性をどのようにして作り上げていくのか
もしくは、作り上げていけないのか(笑)

みんなで仲良く
なんとか形になるように
なんとか間に合うように
では勝負になりません。

そんなふうにやると
その時は仲良くやって楽しいかもしれませんが
コンペティションが終わった後は
全く楽しくなくなります。

で、そういった経験を社会に出て活かそうとしても
あまり役には立たないでしょうね。

明日はエコランのもてぎ大会です。

正直なところ当チームは
やりきった感じではありません。

きっと悔しい思いをしながら
新たな発見が色々あるでしょう。

こういう活動をする中で
最も重要なものは何か
そんな発見ができることを願っています。