我が国が、これから再度成長路線に乗るとして、そのためにどうすべきか?
なんてことを考えるのは、教員風情には相応ではない…ということはありません。
サラリーマンだろうが、職人さんだろうが、皆が考えて行動すれば、きっとうまくいくからです。
先の見えない不安な環境では
いかに余計なことをせずに、手に入ったものを貯め込むか
といったことになりがちですが、それでは必ず行き詰まります。
不安な環境で、相応の反応をすると、ますます不安な状況になるというのは皮肉なものですが、そんなものです。
大事なのは
価値を生み出し、それを循環させること
です。
そのために必要なことは色々あるでしょう。
けど、組織において必要な力は、学校教育では重視されていないな、とふと思ったのです。
学校では、空くまでも個人の知識を中心に教育します。
反面、チームワークとかコミュニケーション力、独自性とか創造性は、ほとんど重視されません。
テストで100点を取るために、そういった能力は全く必要とされていないでしょう?
自分の頭の中にあるものを、上手にアウトプットすればOKです。
仲間で力を合わせたら、カンニングです。
そういった経験を持った者は、事に当たるときには一人で何とかしようとします。
ものづくりなんかは分かりやすいかもしれません。
一人でできることには限界があります。
どんなに天才君だってしかり。
会社を始め、何で組織があるかというと、一人ではできない規模やレベルの価値を生み出すためです。
対して、学校では、特に大学では、組織が向かう方向性が不明確で、個人主義です。
先生方も、「一国一城の…」といった感じです。
確かに、色々な人が色んなことを学んでいるのだから、統一のゴールは設定しにくいでしょう。
とはいえ、大筋の向かうべき方向性というか、ビジョンは持つべきです。
それがあれば、皆が力を合わせることができる。
知識やスキル、設備や施設などの共有や統合ができて、よりスピーディーに、パワフルに進むことができると思います。
もっとも、そうすることによるデメリットも発生するとは思います。
個人主義で、皆がバラバラでも、メリットがあるからそうしてきたのですけどね。
でも、今はどういう状況なのか
そして、これからはどうすべきなのか
デメリット側を見るのでは無く、欲しいメリットを明確化して、そのために変わるべき時です。
どうせこのまま行ったところでドン詰まりでしょう。
なので、どうすべきかを考えて、適切に変えていく必要がある。
でも、新しい時代に向けては正解なんて無いので、やってみないと分からない。
なので、アイデアを出してチャレンジすべき時なのでしょうね。
