新首相が誕生したことが大きく関係しているのだろうけど、今まで停滞していたのが改めて分かりました。
頭では分かっていたんですが、「失われた○○年」とか言いますもんね。
私は政治にはそれほど詳しくないし、恥ずかしながら政党とかもあまり興味が無かったりするのですが、国のトップが変わるとやはり全体に影響が及ぶのだな、というのを実感しました。
いや、今までもコロコロ変わってはいたのですけど、単に人が変わるだけど、向かう方向性や価値観は、それほど変わってなかったのだろうなぁ。
そもそも、景気の悪そうな、勢いの無いおじさんのもとで「やるぞ!」って気にならないでしょう。
いくら頭が良いとか、金持ってるとか、いっても、そういう問題じゃないんですよね。
やる気が出ない環境では無理です。
あまり人の悪口を言うのは好きじゃないので、これはあくまで一般論としておきましょう。
何かしらの渦中にいるときは、現状がどうなっているかなんて気付かないものですね。
やはり、一区切り付いた時に、今までと現在を比較して、今までがどうだったのかをやっと気付くのでしょう。
今までずっと閉塞感を感じていたのです。
で、この正体は一体何なのだ?と思ってました。
これ、恐らく国の向かう方向性から来るものだったのですね。
国のトップが、安定という方向へ向かおうとしていたのではないでしょうか。
あまり人のせいにはしたくないですけど、トップの果たす役割というか、これはもう理屈じゃなく、感覚というか、雰囲気というか、空気感というか。
日頃、我々がどう感じているかがポイントで、我々がどう感じるかは環境次第なわけで…。皆、安定を求めていましたものね。
なんかこう、何か安心なポジションとか権益とか、そういったものを手に入れて、早々に頑張らなくても済むようにしたい…みたいな。
そんな空気感ありませんでしたか?
「安定を求める」というのと「停滞」は、紙一重というか、同じことでしょう。
だって、安定って止まることでしょう。
それ、停滞ですものね。
やはり今までは停滞していたんだなぁ、と。
ダメなところ、不十分なところで安定しちゃったら、それは不安になるわけで、それが安定とか安心を求めるデメリット。
飛行機が安定して水平飛行をできるのは、推力があるからです。
高度や速度が不十分な状態で安定しようとしても、そりゃぁ無理ってものです。
新しい価値というのは、停滞からは生まれない。
やはり動いているところから生まれるもの。
推進力を得て上昇するのにもデメリットはあります。
面倒です。
でも、恐らくもう選択肢はありません。
推力全開で上昇するしか道はない。
安定するのはその後です。
