オーストラリア遠征 Day 6 イベント2日目

深夜3時過ぎに、やっと修復完了。動作確認のためには、エンジンを始動する必要があります。よって、騒音を出しても迷惑がかからない場所に移動します。さすがにホテルの駐車場では無理ですから。

メルボルンの都市部にそんな場所があるのか?
あります。空港です。
滑走路を挟んでターミナルの反対側にある駐車場が長年かかって見つけた秘密の場所。

結局ここでもエンジン始動せず。
しかし、トラブルの原因は確定しました。燃料ポンプの配線が断線していたのが原因です。

急いでホテルに戻って修復。
幸いにもホテル隣接の道路の交通量が増えて騒がしかったので、ホテルの駐車場でエンジン始動を確認。

何とかエンジン始動ができ、当初の出発時刻としていた6時40分は変えずに済みました。

競技は今日からスタート。本日は、クルマを走らせないスタティックイベントのうちの一つと車検です。

8時からは開発コストを評価するコストイベント。事前準備ができていなかっただけに、かなり低レベルな内容となりましたが、今後に向けての勉強にはなったようです。

続いて車検です。Formula SAEの車検は、各チームかなり苦労します。車検が通ると歓声が上がるほど。
車検が通らずにイベントをロストするチームも発生します。よって、車検をいかに早く通過することが重要なポイントでもあります。

まずは車体構造をチェックするテックインスペクション。多少の手直しを指示されたものの、無事通過。

続いて車体を傾斜させて燃料などの漏れチェックと横転限界をチェックするティルトテストも合格。

続いて排気騒音を測るノイズテスト。
これは規定の110dbに対して118dbで要改修。急いでピットに戻り改修作業の結果…

通りました。

そして最後のブレーキテスト。フル加速後に規定の位置でフルブレーキをして、四輪ともロックすれば合格。

これも合格。

驚くことに、本大会で車検終了一番乗りだったようです。

このステッカーの白いエリアに4つの小さなステッカーが揃い車検終了です。

明日は残りのスタティックイベント、設計内容を競うデザインイベントとプレゼンテーションです。