これができれば成長するよ

人生は欲にまみれてますな。

本能的な欲求を始め
物欲、我欲、出世欲…
これらの欲を捨てて
無欲になろうとする欲(?)

向上心は大事でしょうけど
これはどういった欲なのでしょう?
どこに向いた向上心なのかにもよるかな。

では、向上心を捨てると何が起きるのでしょう。

場合にもよるでしょうけど
次第に余裕が無くなってきて
終いには最低限生きるためのリソースに対する欲が残るかな。
さすがにそこまでは落ちないか。

さて、大学生は目的があって大学に来ているわけで
もちろん何かしら欲求があるということです。

では、それを強烈に求めるかというと
そんなことは無かったりして
それはそれで興味深い。

欲しいものでも
押しつけられちゃうと嫌になるのですかね。
うん、きっとそうなのでしょう。
やらされてばかりじゃ、うんざりしますよね。

で、そんなことばかりが続くと
それが習慣になってしまって
自発的にやるから面白いことも
なぜか、やらされるスタイルになっていたりしてね。

特に今見たいかコロナ禍の環境では
我慢することも多いでしょうから
どうしてもそんなふうになりがちでしょう。

でもこれ、意識の持ち方一つです。

「やらされてる」

「好きなことをやってる」
にスイッチすることができれば
負荷が負荷ではなくなることもある。

何も学校だけが問題だというわけではないのです。
仕事も同じですよね。

学校だって会社だって
望んでそこにいるのでしょう?

どんな組織でも
どんな環境でも
アラはあるはずです。
一々そういうところにフォーカスしてたら
やりたいこともできませんし
そんなことばかりって気になります。

良いところ
面白いところ
そういうものを見るようにしましょう。
意識的に。

ものごとには必ず多面性があって
一見ダメなようなものでも
必ず美点があります。
そういうところを発見できる能力を磨きましょう。

難しいですけど
日頃からやっていればできるようになりますよ。
これができるようになると成長します。
必ず!

変わらなければ変わらない

なに言ってんでしょうね。

学校でも企業でも
多くの人が現状をより良くすることを
本気で望んでいる…のか?
それ本当か?

そうでもないです。

本当に現状をより良くすることを望んで
具体的に行動している人は2割くらいです。
一般的にはそんなものじゃありませんか?

もちろん多くの人は
より良く なることを望んではいて
色々言ったりしますが
具体的に行動するかというと
そうでもなかったりします。
自分もこんなことを偉そうに言えないのかもしれません。

望んでいるけど行動しない
そんな人を攻撃したいわけではありません。

学生の場合、嫌でも卒業が近づいてきて
就職活動に突入しちゃうので
頭の中で望んでいるだけでは済まなくて
具体的に行動しなければならない時が必ずやって来ます。

で、多くはどうするかというと…
どうしたら良いか分かるまで待ちます。

もしくは
「こうしろ」
と言われて、そうするしかなくなる時を待ちます。

または
逃げ場がなくなって
残された選択肢を掴みます。

そんなもんです。
だって面倒だもんね。
私だって、学生のことは好きなことばかりやってましたから。
あ、でも、好きなことを超頑張ってたから
今こうやってメシ食えてるのかもしれません。

そうそう
何が言いたかったかというと

そのうちどうすべきか決める時期が来るのだけど
何か望むものがあるなら
早めに準備を始めておくと将来楽しくなりますよ
ってことです。

自分の現状を確認して
望む方向に向いていないなら
何かを変える必要がありますね。
どこに向いているか分からなくても同様です。

そういう時って
一々勇気とかパワーが必要になったりするのですが
いざとなると判断が鈍るものです。

なぜかって
自信がなかったり経験が無かったりするから。

そんな迷いがあるにもかかわらず
非情にも決断の時は迫ってきます。

それらを無視したり避けたりしていると
それに慣れて
何も感じなくなります。
危機が迫ってくるまではね。

そうなっている自分に気付いたら
変えましょう。
考え方や、やり方を。

そうそう。
考えて
やって
ダメなら変えて
またやる。

そんなことを繰り返せるかどうか
そんなシンプルなことが非常に重要だったりします。

ちょっと大変だけど
難しいことではないですね。

と、そんな事を自分にも言い聞かせてます。

遭難したら登れ!

山で遭難した時のセオリー、知ってますか?

下山するのではなく
登るのだそうです。

遭難救助隊の人も登山家もそう言います。

登って山頂に近い方が捜索隊に発見されやすい
などの理由があるようですね。
裾野の方は広がっているので
ますますどこに行ったら良いか分からなくなるし
当然、捜索範囲も広がっちゃいますからね。

あとは、下山方向だと
藪を抜けたら崖になっていて滑落するとか
そんなこともあるようです。

さて
人生や仕事においても
迷うことはありますね。

そんな時にどう考えたら良いかというお話しです。

迷いが生じた時に
どのように事に向き合うか
恐らく人によって結構違うのだとは思います。

遭難した時に
慌てて下山すると危険なように
迷った時、困難が生じた時に
対処するセオリーを持っておくと良いと思います。

人によって色んなアプローチがあるとは思いますが
手っ取り早いのは
今の自分が取り得る選択肢を列挙して
それらに対して点数付けしたり
それぞれが持つメリットとデメリットを明確化して
最善と思うものを選択するとかかな。

この場合、目で見て分かるように紙に書き出した方が良いです。
表を作っても良いでしょう。
頭の中でやっていると、選択肢を広げられませんし
メリット/デメリットの抽出がうまくいかないことが多いですから。

あと良く言われるのは
空間認識能力
とかですかね。

例えば今、困っちゃってる自分が地図の上にいるとして
周囲にはどのようなものがあるかを俯瞰するようにイメージして
それらとの相対的な関係を認識して
どうするかを決める
そんなことができたら良いですよね。
要は、地図があれば迷わないじゃん!ってことです。
この場合は、2次元の空間認識能力です。

この地図を俯瞰するアプローチに時間軸を加えて
時間の経過と共に周囲がどう変化するかも予想して
どうするかを決める。
そんなやり方もあるでしょう。

この地図のアプローチは
例えば山で遭難するってのは
周囲が見えないから遭難するわけで
山頂がどこにあるのか
山道はどこにあるのか
麓の集落がどこにあるのか
そんなことが分かってたら遭難しないわけです。

なので、今遭難している場所から
上空に飛び上がって
「あぁ、今はここにいるんだな
じゃぁ、あっちに行けば良いんだな」
と分かれば遭難しないじゃん
と、そういうことです。

実際の登山では
もちろんそんなことはできないから遭難しちゃうのですが
日常の環境で、想像の上ならできるでしょう。

ただ、パニックになっちゃってると
冷静に周囲を見たり
自分の環境を俯瞰したりなんてできなくなるので
まずは落ち着くことですね。

ヨガの呼吸法とかを参考にすると良いですよ。
ラマーズ法でも良いですが(笑)

とか言うと、そういうの馬鹿にする人がいますけど
大事なんですよ。

トラブルに遭遇してパニクっている時って
自分がどんな呼吸しているか知らないでしょう?

大抵は浅く速い呼吸になっていたり
止まったりしてます。
つまり、脳への酸素の供給がうまくいかない状態になっているのです。

レースやってても同じです。
特にコーナリングの時に顕著になりますが
呼吸が止まったりするのです。
すると脳が酸欠状態になる。
もちろん自分は気付いていません。

そういう状態では正常な判断ができませんし
それで思ったタイムが出なかったり
何かミスをしたりして焦ると
ますます深みに入っていきます。
なので、たまに意識的に呼吸を確認して整える必要があります。

そういのって、本番の時になってからやろうとしても
そもそもそんなこと忘れちゃってたり
うまくいかなかったりするので
日頃から気付いたら呼吸を整える
なんてことを習慣にすると良いと思います。

呼吸を整えるのは
もちろん身体的な恩恵はあるのですが
これを習慣にすると
「自分はこの呼吸によって落ち着いて
適切な判断ができるようになる」
というマインド面の「スイッチ」が作れるというメリットがあります。
条件反射や条件反射のようなものですね。

さて、大学で色々やって
困っちゃったり悩んじゃったり
そういう経験は沢山しておくべきです。
もちろん将来のために。

なので、時として遭難しちゃっても良いのです。
登山と違って命に関わりませんから。
「あぁ、こうすると遭難しちゃうのか」
って、分かればOKです。

むしろ遭難しないように
何もしない
ってのが一番まずいことだと思います。

それは人生の遭難を先送りにしているだけですから。