電気の時代がやってくる 国防編

私はいわゆるミリオタではないし
国防関係の研究もしていませんが
アメリカ陸軍が電動化について検討しているとのことで
ちょっと興味をもちました。

なにせ技術の世界は軍需も民生も
明確な線引きはありませんので
防衛関係の技術は、いずれ民生技術として活かされる可能性はあるし
その逆もあり得ます。
なので、分野を問わず色々と知っておくことも大事だと思っています。

さて、アメリカ陸軍ですが
軍用車両に対しての電動化を決めたわけではなく
あくまで検討をしたとのことです。

アメリカ陸軍の特徴ですが
燃料をJP-8というジェット燃料に一本化して
航空機や戦車などの軍用車両を運用しているのは興味深いですね。

ジェット燃料は、字面を見ると凄そうですが
モノは灯油に近いと思います。
軽油とも遠からずといった感じ。
なので、ディーゼルエンジンの燃料としても使えます。
おそらくジェット機、灯油で飛ぶんじゃないかな。

日本のトラックも灯油で動きます。
税制上違法ですが。
排ガスの煙が白くなって
ストーブの不完全燃焼のような臭いになるので分かります。
たぶんJP-8でも動くでしょうね。
税制上違法ですが。

参考までに、いわゆるレース用のガソリンは
市販のガソリンよりオクタン価が高いのですが
(今は普通のハイオクに一本化されてるのかな?)
さらにエンジンの圧縮比を上げたいなら
アブガスと呼ばれる航空用ガソリンを使います。
これで公道を走ると税制上違法ですが 。

ちなみに、ディーゼル燃料(軽油)は
寒冷地で凍ってしまうことがあるので
凝固点が低い灯油を混ぜると凍結を防げます。
税制上違法ですが
緊急時の手段として知っておいても良いかもしれません。

さて、アメリカ陸軍の話に戻ります。

基本的に、電動化すると
トルクが大きくできてエネルギー効率が良くなります。
その点はメリットですが…

一般的に軍用車両は民生の車両より
多くのエネルギーを搭載します。
たぶん2倍くらい。

となると、問題はエネルギー密度の低いバッテリーを
大量に積まないといけないということで
そうなると大きく重くなっちゃうので
機動性が阻害されてよろしくないようですね。

なんたってバッテリーに対して
ガソリンや軽油(JP-8も)などは
エネルギー密度は100倍くらいありますから。
高性能なリチウムイオンバッテリーでもそんなもんです。

加えて、バッテリーが被弾した場合の安全性も問題だと。
これは民生の自動車も同様です。
被弾とは行かないまでも
交通事故や、路上の異物に対する安全性は重要です。

あとは充電も問題なようです。
充電時間はもちろんですが
充電設備が問題です。

短時間に膨大な電力を必要としますので
ディーゼル発電機などでは間に合わないのでしょうね。
そこで、移動式の原子力発電機を検討したようですが
設備が大きいことに加えて
運用の前後に、それぞれ2~3日の時間が必要になるそうですので
常に移動しながら運用する陸軍には向いていないようです。

ただ、ピュアEVだとこういった問題があるのですが
内燃機関とのハイブリッドなら有望なようですね。

あと、バイオディーゼル燃料も有望なようですが
長期保管すると劣化してしまうのが問題なようです。

軍事技術は民間のビジネスと違って
機能・性能とか運用性とか、ある意味純粋な世界なので
結構参考になります。

色々勉強になりました。

便利でお得で安心安全そして快適

タイトルにあるようなものを多くの人は欲しがりますが
その時には必ず何かを手放している
ということを意識しているでしょうか。

分かりやすいところで言うと
お金ですかね。

お金を払って保険に入る
とかね。
安心は手に入るけど
お金は失うわけでしょう。

お得だからって
ポイントカードを使っても
何かを失います。
消費者の購買情報などは
皆さんご存じだと思いますが。

他にも、レジでカードを使用する時間とか
財布の中のスペースとかかな。
いつの間にか財布の中がポイントカードとか
レシートとかでいっぱいになっていて
お金のための入れ物なのか
ポイントカードとレシートのための入れ物なのか
分からなくなっちゃったりしていませんか?
気付いたら、ポイントカードとレシートを運ぶための
大きな入れ物と化していたりして。

これらは単なる一例であって
別にそういうのをやめろ
という話しではないのです。

人は持っているものを手放すのは怖いので
気付くと余計なものを色々持っていたりします。

長くなりましたが
「お得」だからポイントカードを持つとか
面倒だから「楽をするために」レシートを財布に入れたままにする

そういうのもに対して
普段はあまり意識はしていないと思うのですが
それらは確実に小さな負荷やノイズとして
本来力を入れるべき事を妨害するわけで
その時の自分の価値観に照らして損出が無い気がしているだけです。

こんなのは一例に過ぎなくて
身の回りを見渡してみれば
結構余計なことをしてたりするものだし

リスクを取りたくないけど
何か凄いものを手に入れたいとか
矛盾に挟まれてたりもするわけです。
これ、何度かネタにしてますが。

あなたはタイトルにあるようなものが本当に欲しいものですか?
それが人生のゴールですか?
その辺を再考してみると
いろいろ整理できて
うまくいくことも増えると思いますよ。

20代の過ごし方

もっとバカなら良かった
と思います。
別に今も昔もそんなに賢いわけではないですが。

色々やったけど、まだまだできたはずだ
もっとバカになってガツガツやっとけばよかったかも
なんて思います。

別に後悔はしてないけど。

「まだまだできたはずだ」なんて思ってる時点で後悔してるんじゃないかって?
そうかもしれない。
じゃ、「クヨクヨしてない」(笑)

どんなに賢くても
ダメなものはダメで
どんなにバカっぽくても
いけるヤツはいける。

どうせ多少賢そうでも
ベテランから見たら大したことなかったりするんですよ。
だって経験が無いから。
多少何かを知ってたとしても
別に特別何かをできるわけじゃないですから。

むしろ多少バカっぽくて元気がある方が期待が持てる。

現状を自己評価したりすると
多くは、ついつい短所にフォーカスしちゃうんじゃないかな?

現状を省みるという点では
そういう見方をしても良いのだけど
その後の
「じゃ、どうすんの?」
という段になって
現状を言い訳にして
諦めるとかってことになりがちじゃないかな?

何か理由付けしてやらないって
一見賢そうだものね。

でも、自分への裏切りになるから
あまりお勧めしません。

それに、短所を潰し込んだとしても
面白くはなりませんよね。

え?
面白くなくて良いの?
そりゃもったいないことだなー。
人生、一回しかないのにね。

綿密に計画して
失敗の無いように…

まぁ、時としてそういうのも良いのだけど
特に人のために何かをやる時は
そういうのが良かったりすることもあるのだけど

それが自分のことの場合は
出たとこ勝負でやっちゃえよ!
と言いたい。
結果がどうであれ
必ず得るものがあるから。

特に、経験が無いことだと
恐れを含めた思い込みが強い場合があるので
考えれば考えるほど腰が引けてしまう。

高飛び込みってあるでしょう?
高い飛び込み台からプールに飛び込むヤツ。
高い橋から川に飛び込むってのでも良いし
バンジージャンプでも良いのですが
アレ、飛び込み台に立つと怖いわけですよ。
そこで考え始めちゃうともうダメですね。
どんなに時間が経っても
その状況に慣れて怖くなくなることなんて無いですよ。

怖いことしか考えてないので
どんどん余計なことを考えて深みにはまって
どんどん怖くなっていくから。

なので、「行く!」って決めたら
ドーン!と行っちゃわないとダメなのです。

そう。
今は考えるばかりじゃなくて
やる時なのかもよ。

そういうお前はやったことあんのかって?

高飛び込みは5mだったか7mが限界でした。
10mは無理だったなぁ。
バンジージャンプは120m行きました。

120mは凄いですよ。
頭では「死ぬわけないんだから行く!」って決めていても
体が拒否しますから。
「行ったら死ぬぞ!」って。

そういうのを別としても
やりたいことは結構やってきたと思います。

もちろん最初はカッコ悪くて
うまくいかないことも多かったと思うけど
諦めないで続けてると
そのうちに、ちょっぴりうまくいくんですよ。

ダメだった以前
に比べて
うまくいった

これが面白さの一つじゃないかな。