再起動の時…来たる?

コロナの感染拡大が収まってきています。
このまま終息してくれれば良いのですが
第6波の可能性を考慮した準備も大事かと思います。

とはいえ、いい加減経済も回す必要があるでしょうし
色々と自粛してきた我々ももう限界…ってこともないでしょうけど
今後の動きを考えておいた方が良いタイミングかと思います。

色々自粛してきた中で変わってしまったもの
これを取り戻すことができるかどうか
取り戻す必要があるかどうか
その辺は考えておくべきでしょう。

「もの」に関わる者としては
やはりリアルの物体で勝負を掛けられるような
態勢を取り戻す必要があると思っています。

大きく変わってしまったのは
実際に手を動かしてものを作る経験です。
ここ夢工房においては
こういった経験を全く失ってしまったわけではなく
色々対策しながら細々とやってきたのですが
それでもやはり生産性は低下しています。
それをここで一気に盛り返す必要があります。
もちろん単に転んだ状態から
起き上がるだけでは面白くないので
さらに上を狙っています。

きっと最初は面倒に感じることが多くて
何かとメンタルとフィジカル両面の
パワーが必要になると思います。

でもそこを気合いで何とかして
その勢いで情勢をひっくり返す
くらいのつもりでやる必要があるでしょう。
チマチマやってたら何も変わりませんから
スピードと量はもちろん
質も向上させていきます。
リハビリみたいな事をやっていたら
1年なんてあっという間に終わっちゃいますから。

幸いにも自粛期間にマインドとメンタルの
強化はできているので学生達のモチベーションは上々で
結構高いハードルを設定してやり気満々なので今後が楽しみです。

もちろんコロナ禍によって得られたこともあるわけで
それらは今後に活かしていきます。

そろそろ冬が近づいてきますが、忙しくなりそうです。

好きなことを今やろう

好きなことをやるべき
なんて日頃から言っていて
実際そう思っています。

もちろんこれを
好きなことだけやっていればいいよ
なんて勘違いすると
えらいことになると思いますが。

好きなことをやっていても
その中に困難とか嫌なことはあります。
好きなことだからこそそれを乗り越えられるし
そこを避けずに乗り越えるからこそ生長するわけです。

なので
そういうものが現れる度に避けていたら残念なことになります。

さてさて
いわゆる真面目な学生とかによく見られるケースですが
心配なことの解消とか
自信のダメな部分の修正とか
そういうことばかりにフォーカスしてしまうってのがあります。

もちろんそういったところを何とかしようとしても良いのですが
果たしてそれらを何とかすると
そこに喜びはあるのか?
ってところが大変気になるところ。
ここをちゃんと考えておく必要があると思います。

恐らくそこにあるのは安心です。
で、その先に行くと喜びがあるのかというと…
たぶん無いです。

まず、安心の方向性の延長上に
喜びを感じられるような自分にとっての成功があるか
というと、たぶん無いだろうというと思います。
そして、安心しちゃったら
もうその先には行かないだろうとも思います。

なので
心配なことの解消とか
自信のダメな部分の修正とか
そんなのを目標にしても面白くはならないってことですよ。

それをやって気が済むなら良いですが
まずは自分自身に聞いてみましょう。
「それでいいかい?」
って。
答えが「OK」なら
それで行っても良いんじゃないかな。
安心をゴールにしても
それは決して悪いことではありません。

一つ気をつけて欲しいのは
心配なことの解消とか
自信のダメな部分の修正とか
それに注力するのが他人に起因するものだとしたら
それを解決しないと自分の好きなことができない
と思っているとしたら
そんなのはやめておいた方が良いと思います。

どうせそれを解決しても
似たような「次」が現れてキリがなくなります。

どうしてもそれを解決しなければならないなら
好きなことを頑張りながらやったらいいですよ。

自分にとっての「おいしい時期」は
永遠ではないどころか
思っているより早く終わってしまいますから。
「今やらなかったら終わりだ」
くらいに思っていた方が良いです。

「あとでやろう」とか
「その気になればいつでもできる」なんてのは
「できない」ってのとイコールです。

それに、本当にやりたい大事なことにフォーカスできていれば
心配なことにフォーカスして前に進めなくなるとか
ネガティブな方向性に進むようなことは無くなってくるはずです。

でも、時として
視野の外に押し出したはずの心配事を引っ張り出して
目の前に置いて進路を塞ごうとする人がいたりします。

それは自分の環境か人間関係に問題があります。
それが嫌なら自力で解決しましょう。
できないなら諦めるしかありません。

何やら暗い着地点になってきた感がありますが
言いたいのは
「自分で決められるんだよ」
ってことなのです。

電気の時代がやってくる 国防編

私はいわゆるミリオタではないし
国防関係の研究もしていませんが
アメリカ陸軍が電動化について検討しているとのことで
ちょっと興味をもちました。

なにせ技術の世界は軍需も民生も
明確な線引きはありませんので
防衛関係の技術は、いずれ民生技術として活かされる可能性はあるし
その逆もあり得ます。
なので、分野を問わず色々と知っておくことも大事だと思っています。

さて、アメリカ陸軍ですが
軍用車両に対しての電動化を決めたわけではなく
あくまで検討をしたとのことです。

アメリカ陸軍の特徴ですが
燃料をJP-8というジェット燃料に一本化して
航空機や戦車などの軍用車両を運用しているのは興味深いですね。

ジェット燃料は、字面を見ると凄そうですが
モノは灯油に近いと思います。
軽油とも遠からずといった感じ。
なので、ディーゼルエンジンの燃料としても使えます。
おそらくジェット機、灯油で飛ぶんじゃないかな。

日本のトラックも灯油で動きます。
税制上違法ですが。
排ガスの煙が白くなって
ストーブの不完全燃焼のような臭いになるので分かります。
たぶんJP-8でも動くでしょうね。
税制上違法ですが。

参考までに、いわゆるレース用のガソリンは
市販のガソリンよりオクタン価が高いのですが
(今は普通のハイオクに一本化されてるのかな?)
さらにエンジンの圧縮比を上げたいなら
アブガスと呼ばれる航空用ガソリンを使います。
これで公道を走ると税制上違法ですが 。

ちなみに、ディーゼル燃料(軽油)は
寒冷地で凍ってしまうことがあるので
凝固点が低い灯油を混ぜると凍結を防げます。
税制上違法ですが
緊急時の手段として知っておいても良いかもしれません。

さて、アメリカ陸軍の話に戻ります。

基本的に、電動化すると
トルクが大きくできてエネルギー効率が良くなります。
その点はメリットですが…

一般的に軍用車両は民生の車両より
多くのエネルギーを搭載します。
たぶん2倍くらい。

となると、問題はエネルギー密度の低いバッテリーを
大量に積まないといけないということで
そうなると大きく重くなっちゃうので
機動性が阻害されてよろしくないようですね。

なんたってバッテリーに対して
ガソリンや軽油(JP-8も)などは
エネルギー密度は100倍くらいありますから。
高性能なリチウムイオンバッテリーでもそんなもんです。

加えて、バッテリーが被弾した場合の安全性も問題だと。
これは民生の自動車も同様です。
被弾とは行かないまでも
交通事故や、路上の異物に対する安全性は重要です。

あとは充電も問題なようです。
充電時間はもちろんですが
充電設備が問題です。

短時間に膨大な電力を必要としますので
ディーゼル発電機などでは間に合わないのでしょうね。
そこで、移動式の原子力発電機を検討したようですが
設備が大きいことに加えて
運用の前後に、それぞれ2~3日の時間が必要になるそうですので
常に移動しながら運用する陸軍には向いていないようです。

ただ、ピュアEVだとこういった問題があるのですが
内燃機関とのハイブリッドなら有望なようですね。

あと、バイオディーゼル燃料も有望なようですが
長期保管すると劣化してしまうのが問題なようです。

軍事技術は民間のビジネスと違って
機能・性能とか運用性とか、ある意味純粋な世界なので
結構参考になります。

色々勉強になりました。