学びをデザインせねばなりませぬ

何かを学ぶのは良いが
それが喜びに繋がっているか?
それが問題。

もちろん快楽的な喜びではなく
やりたいことができていっている
という実感を持てるような喜びです。

単に単位が取れるとか
卒業できるとか
短期的な安心に繋がっているだけなのが現状で

学生達は
机の上で学ぶのは飽きちゃってるのではないか
と思うのです。

飽きちゃっているけど
仕方なくやっている

当然、そんな状況では
勉強することが自分の将来に繋がっている
という実感は無いだろうと思う。
なので、面白くはないでしょうね。

なので一所懸命取り組めない
というループ。

ひょっとしたら
大学なんかは高校を卒業してから入るのではなくて
一度社会に出てから行くとか
仕事しながら行くとか
そういう方が実践的な学びができたりするんではないだろうか?
なんて思ったりして。

だって、社会に出る前の最後の学びが大学
ということになっているけど
そもそも大学生って仕事の意味が分からないものね。

意味が分かってから学べる機会があるなら
より実践的で実用的な学びができるんじゃないかな。

会社で自己啓発活動やるより
もっと先に進むことができたり
もっと実験的なことができたりするかもしれない。

異業種の人達が集まって学ぶ
なんてのも面白いかもしれない。

そうなってくると
既存の大学とはいわず
新しいスタイルの学びになるのだろうけど
そういうのがあっても良いのではないかな。

そのための大学院…
ということなのかもしれないけど
エンジニアが行きたくなるような学びが
今の学校の中にあるのか
というのは疑問です。

いや、でも若いうちに鍛えて伸ばす
という観点なら
やはり高校卒業後がいいのかなぁ。

とまぁ、色々と考えることもあるのだけど
幸いにして夢工房は
仕事に繋がる学びを身に付ける環境に
変えていけるチャンスがあると思っています。

なにせやっているテーマが実践的な内容ですから。

まだまだ理想には遠いので
色々模索していきます。

チャンスを掴むということ

「バスに乗り遅れるな」
とか言うけど、ちょっと違う。

何というか…

目の前に「チャンス」という名のクルマが停まる。

死神が乗った軽トラか
幸運の女神が乗ったリムジンか
それは分からない。

音もなく停まるかもしれないけど
けたたましいスキール音とともに停まるかもしれない。

それに乗り込むと
死神がリスクと引き換えに
ハンドルを預けてくれるかもしれないし
幸運の女神の隣に黙って座っているだけかもしれない。

そもそも
停まったことすら気付かないかもしれない。

気付こうが気付くまいが
ドアを開けなければ
それは、あっという間に去ってしまうし

ドアを開けても乗り込むのを躊躇しているうちに
やはり去ってしまう。

去ってしまうのを見送るたびに
黙っての過ごすのが習慣になって
いずれ気にも留めなくなる。

チャンスに気付くためには
視野の広さと嗅覚が必要で
掴むためにはスピードと勇気が必要。

最初はうまく運転できないかもしれないけど
初心者なんてそんなもの。

なんでも、何度も乗らないと
うまく運転できるようになんてならない。

「自分にはまだ早い」
「リスクが大きい」
なんて思っていると

そのクルマは
もう現れることはない。

そんな感じです。

4年生 任務完了の巻

本日は当研究室恒例のの「追出し会」と称する
現4年生の送別会でした。

現役生は1年生から3年生まで
色々な顔触れが揃って
恒例のゴーカートの耐久レースから始まり
その後は、このご時世ですので
宴会ではなく食事会で済ませましたが
それなりに盛り上がりました。

そんな中で卒業生の挨拶などを通して
彼らの4年間を垣間見ることができるわけですが

4年なんてあっという間で
やりたいことを我慢してたら
あっという間に終わっちゃうんだよなぁ
なんて思っていました。
まぁ、そう感じるのは
いつものことでもありますが。

一般的な研究室であれば
そんな経験をしてきた4年生の話を聞けるのは
3年生だけなのですが
夢工房では1年生から同席出来るので
下級生達は早くから
自分のあるべき姿を
組み立てて行きやすいと思います。
その辺は、この態勢の良いところですね。

私は年がら年中学生達と顔を付き合わせているので
あまり変化を感じられなかったりするのですが
やはりこういう機会に
彼らが確実に成長していることを実感します。

特に今年の4年生は
在学期間の半分がコロナ禍だったわけで
そんな環境でよくやってきました。
おかげで後輩達も一般の学生に比べて
大きく成長できたと思います。

が、彼らのここまでの本当の成果が分かるのは
仕事が始まってからですね。

ここからは
本番のフィールドでの修行の始まりです。

現場で壁にぶつかった時に
果たして彼らが何を考えてどうするか
今から楽しみです。