考えるということ

「考える」とは、一体どういうことなのか?

これが最近考えているテーマの一つ。

というのも、どうも
授業やテストで問題を解く
というようなことと
クリエイティブな思考
などは、ちょっと違うぞ
と思っているのです。

テストで問題を解くようなときって
確かに頭は使っているのだけど
何かちょっと違うというか

知的作業と言ったらいいのか
創造的なことを考えているときと違うのですよね。
うん、明らかに違う。

というのも
例えば学校の授業の成績が良くても
創造的な能力が高いとは限らないわけですよ。

覚える能力や
それらを使って何かしらの処理をする能力

それと
経験をしたことがない未来のことを想像する能力
これはあまり関係が無いな
と思うのです。

両方とも
「考える」
と文字にしてしまえば同じように見えるけど。

なので
よく、勉強ができることを
「頭が良い」
なんて言いますが

経験したことがないことに取り組むとか
そういったときには
その評価は適用できないわけで

つまり
知的作業に対する能力が高いからといって
開発などの
現在無いものを形にするとか
答えのない課題を解決するとか
そういったことに対する能力は保証されないわけです。

まぁ、両方あるにことしたことはないのだけど
人の力には限りがあったり
時間的な制約もあるわけで
どちらかに特化する戦略は有効だったりするわけです。

とはいえ
どうやってその能力を伸ばすのか?

具体的にどうこうというのはともかく
ロジックとしては…

勇気をもって積極的に突っ込んでいって
想像して試して
その結果を素直に受け止めて
諦めずに改善のループを回す

まぁ、そのような姿勢で
物事に取り組む機会があればベストでしょうね。
これは間違いない。

ポジティブとネガティブ

性格だから消極的なのは仕方ない
とか
経験とか実績が無いから消極的なのは仕方ない
というように
性格とか経験とか、そういったところに関連付けて
「仕方ない」ということにしたくなったりしませんか?
気持ちは分かります。

でもそんな時に望んでいるものは何でしょう?
どうしたいのでしょうか?

きっと「うまくいくといいな」
と思っているのではないでしょうか?
まぁ、大抵はそうですよね。

じゃぁ、そのためにはどうしたら良いでしょう?

まぁ、色々あるでしょうけど
心構えとしてシンプルなのは…

積極的であること

その結果としては色々起きるでしょうけど
これは絶対です。

バットは振らなきゃ当たりません。

積極的な気持ちでバットを振り続けていれば
いつか必ず当たります。

フォアボールやデッドボールが良いのだ
というなら話は別ですが。

ちなみに英語では
積極的なことをポジティブと言います
消極的なことはネガティブです。

思考により結果は決まるわけで
「うまくいくといいな」
と思うなら
そのための心構えはシンプルなのです。

え?ビギナーなのに空振りしたくない?
それは非現実的ですね。

知ってることとできること

学校にいると勘違いしてしまいがちなこと。
それは…

知ることの価値

乱暴な言い方をするなら
単に知るのは誰でもできる
というのもあるのだけど

そもそも、何のために「知る」必要があるのかというと

それは「やる」ためです。
「知っている」と「できる」は違う。

レベルにもよるけど、知っているだけでは価値にはならない。

キミの頭の中の知識量が増えたところで
誰もハッピーにならない。

学校の中であれば、知っているだけで高評価になったりする
というか、それしか評価指針が無いし
学者さんであれば、知っていることが重要だったりするけど。

こと、エンジニアリングをするなら
「やる」ために「知る」必要があるとか
「やる」ことによって「知る」ことになる。

知識は、利用・実践することによってしか
価値に変換されません。

「あー、もっと勉強しておけば良かったなぁ」
と思った人が
「もっと勉強しなさい!」
と他人に言ったりするケースがあるけれど

それは「できる」人だから
知識に対する不足や渇望を感じているわけです。

そんなふうに感じている人の頭には
面白いように知識が入っていきます。
そして忘れません。

だって、欲しているから。
動機があるのです。

知識を欲していない人に対して
「もっと勉強しなさい!」
と言ったところで、同じことは起きません。

欲していないから。

ヘタすると、言っている本人は
自分が「やる人」になっている
という自覚が無かったりもします。

その人が「やる人」になる前に
「勉強しなさい!」
と言われたら、果たして勉強したでしょうか?
たぶんしません。

動機って大事です。

よく「知らないとできない」と言います。
ある意味正しい。

じゃぁ
知っていたらできるのか?

ある程度の経験があれば
できるかもしれません。

でも、ビギナーであればあるほど
知っているだけではできません。

その状態で
「やるためには
もっともっと知らなければ!」
と思い始めたら
何もできなくなります。

じゃぁ、どうしましょうか?

答えは簡単。
レベルが低くても、失敗しても良いから
まず、やってみれば良いのですよ。

そうしたら知識の重要性が分かるでしょう。

で、その「やる」対象に魅力があれば
どうしても知識が欲しくなるでしょうし
うまくいかなかった壁を乗り越えたくなるでしょう。

でも、このやり方は
一般的には学校では無理だと思います。

だって先生って、大抵は動機が無くても勉強ができたような人でしょう?
教育の仕組みを考えているお役人も同様じゃないかな。
そういう人は「まずやってみる」という行動原理を持ってないでしょうから。

でも、学生の8割くらいは
動機無しで勉強ができるタイプではありません。

それにね、そういう学びって、きっと面倒なんですよ。
やってみないと分からないことって
何が起きるか分からないことでもあるでしょう?

だから夢工房なんですよ。