トレードオフができるかい?

我々は欲張りですね。
アレも欲しい、コレも欲しい、となりがちです。

アレもコレも手に入れられれば良いのですが、我々の手のひらの上に載るものには限りがあります。
無限に何でも手に入るわけではない。

分かりやすいところでは時間でしょうか。
何か一つのことに時間を使えば、その他のものに使う時間は減る。

他にも、専門性を高めると汎用性は下がる
目先の楽なものばかり手に入れていると、やがて面倒なことが起きる
などなど。

何かをやる上で、こういったことを意識しているでしょうか。

何を求めるかを決める時、何かを手放すことになります。
それを意識するかしないかってものありますが。

本当に自分にとって大切なものは何か?
そのためには何かを手放さなければならないのだけど、そのための勇気があるか?

この手に入れるものと、手放すもののバランスを決めているのが価値観でしょうね。

この時に、「普通は」とか考え始めると、普通の人が持っているものを手放せない。
もちろん、普通ものもしか手に入らない。

そういうとき、自分が何に価値を置いているのかが明らかになります。

他と異なることになることを恐れ、そのリスクを回避することに価値を置くのか
それより独自性を持つことに価値を置くのか

まぁ、多くの場合はあまり意識せずに無意識のうちに即決してしまうことが多いのですけどね。
なので自分がどういう価値に基づいてどういう選択をしたのか気付かなかったりします。
自分のことなのに意外でしょう。
習慣ってそんなものですけどね。

現状の自分と理想の間にギャップを感じますか?

それを埋めたければ、自分が無意識に下した選択を振り返って、そこでどういう意識(まぁ無意識ですが)が働いたのかを振り返って、「次はこうしよう」とあらかじめ決めておく。

そういったことを繰り返せば、少しずつギャップは埋まっていきます。
勇気と労力は要りますけどね。

で、そんなことを考えたりやったりするのも、何かとのトレードオフになってます。
そう、勇気と労力をペイして、理想を手に入れるトレードオフです。

人生面白いもので、こういったトレードオフは、即効性は無くても、いつかきっとリターンがあるのです。
リスクを払ったチャレンジは、きっと報われるときが来るものです。

そんなのめんどくさい?
じゃぁ、払わなければいいじゃん。
それもまた人生です。

そうそう
コスパのいい~
失敗しない~
ストレスの無い~
とかいうワードには気を付けましょうね。
理由はもうお分かりでしょう。


今どうすべきか? 確実なもの

先の見えない現状で、確実な線で行きたい
としたらどうすべきか?

まぁ、今に限ったことではありませんが、堅い線がありますよ。

簡単に手に入るものは価値が低い

これは常識ですが、逆を行けば良いのです。
そんなことは誰でも分かることなのだけど…

「じゃぁ、何をどうやるの?」
というところがポイントです。

ここで大事なのは、自分で考えること。

低調になったときや、困難に遭遇したとき、権威のある情報源などを参考にするのは良いと思います。
でも、大事なのは自分で考えることです。
特に成長過程で困難に遭遇したときはなおさらです。

どうしようもない危機的な状態の場合は、話が違ってくるかもしれませんが。
そういう場合は、自分で考えて、その結果にをメンターに相談するのが良いかな。
そう、メンター的な人がいると良いですね。
友人や親や先生だと、色々バイアスがかかるから。

話を戻します。

成長過程で、考えて、決めて、行動する
これはとても重要。

「じゃぁ、何をどうやるの?」ですが…

これは実にシンプル。

自分が好きなことのうち、皆がやらないことでタフなこと
これに尽きると思います。

誰かがそう言ったから

これは危ない。
そもそも、誰かが言ったことなんて、独自性が無くて、優位性が無くて、価値は最小限になるのですよ。

そして「楽なこと」

これも危ない。
理由は同じです。そんなの誰でもできるから。

好きなことでタフなことにチャレンジする

別に強烈にタフなことじゃなくても、ちょっぴり勇気が要ることでも良いのですが、そういったことには希少性があります。
好きなことなら続けられますしね。

そのプロセスで学ぶことは多くて、その多くがいわゆる実践知です。
これからは形式知はAIに任せていく時代ですし、実践知は多くのことに応用が効きます。
多くのものごとの本質的な部分は共通点が多いから。

なので、気になること、好きなことに日々チャレンジすべきなのです。

今どうすべきか? 思考・行動編

何をどう考えてどうする?なんてのは個人の勝手です。
まぁ、あらゆることにおいて個人の勝手なんてことは無いのですけどね。

今後の世の中が大きく変わりそうだというのは多くが感じているところでしょう。

環境問題
資源の問題
世界情勢、特に戦争とか紛争、国防に関する問題
少子化・高齢化
食糧問題

学生なら就活やら何やら、プライベートな問題もあるでしょう。

問題だらけですね。

これだけ問題があれば、情報はいくらでも入ってきます。
大事なのは、情報に対してどう対処すべきか、というか反応すべきかです。

正直なところ、色々な問題に対して一々反応してられません。
我々にできることにも限界がある。
かといって全く無視するわけにもいきません。

で、どうするか?
ですよ。

一つの選択肢は、それらの問題に反応して対処すること。

もう一つは…対処しないことです。
いや、全く無視するというわけではありません。
できることはできる範囲でやればいい。
でも、手に負えないことを気に病んでも仕方ないのですよ。
問題について死ぬほど悩んでも、何も解決しないのです。

だからといって、何もしないということではなく、別な方向を見ましょうよ、動きましょうよ、というのが今回の提案。

問題はネガティブですね。
そのネガティブなことを解決するところに力を注ぐのでは無く、ポジティブな方向で行きましょう。
思い悩むだけで無く、行動しましょう。
その結果、問題が問題でなくなることもあるのです。

今回のネタは別に具体的な何かがあるわけでは無いのです。
明るい未来に貢献するためのチャレンジを考えてやってみましょうよ、という提案なのです。

問題だらけで、そこにフォーカスしていると、硬直して守りに入って、受け身になってしまう。
そして頭の中でいくらグルグル考えていても、頭の外の世界は1ミリも変わりません。

なので、こんな世の中だけど、ポジティブな何かを発想してチャレンジするのはどうでしょう?
こんな時代だからこそ必要なことです。

こういうことを言うと、そのチャレンジの成果が気になるところです。
もちろん良い成果が出るとハッピーなのですが、チャレンジしている事自体がポジティブな環境を作るはずです。
必ず何かに影響を及ぼせるはず。

この雰囲気に流されず、考えて、決めて、やってみる。
別にこのご時世に限ったことではありませんが、これしかないでしょう。