こうすればうまくいく 21 時間の作り方

何とシリーズ21回目。

今回は、仕事をする上で自然に身に付けたノウハウの一つを紹介します。
まぁ、当然と言えば当然で、常識なのかもしれませんが。
私ごときの人間でも、これでうまくいったという実感があったりするので、多少は役に立つのではないかと思います。

それは、とてもシンプル。

  • 前もって考えておく
  • 迷わない
  • 後悔しない

です。
では、一つづつ行ってみましょう。

「前もって考えておく」
これは、「考えるべき時」とされるよりも前に考えるということです。
これができると、決定が早く、その後のプロセスに使える時間を生み出すことができます。

私のような怠け者は、「その時」がきたら考えよう、なんて愚かなことを考えがちです。
でも、そんな限られた時間で良いアイデアなんて出せません。
素晴らしいことを起こすための素晴らしいアイデアは、早く考えたいのです。

加えて、考えた結果を実行する時間が稼ぎたい。
なにせ、チャレンジはうまくいく保証は無いので、リファインとかリカバリーがとても大事なのです。
だったら、そこに時間を使えば良い結果が出せます。

「迷わない」
即断即決!
これも基本的には同様です。

そもそも、迷ったからって良い結果なんて出ますか?
そんなのは、たかがしれてるでしょう。
迷うってことは、大して違いなんて無いのでは?

ヘタに迷うより、直感に従う方が良い結果が出ることも多い。
それは、直感の際に動員される感覚は、思いのほか鋭く素直で正確だったりするからだと思っています。
その直感力というか、嗅覚というか、それは、繰り返しの訓練によって磨かれます。

それに、即断即決で望まない結果が出たとしても、リカバリーする時間が手に入るし、「こうするとこうなる」という新しい発見が手に入るのです。
全然損していませんね。

「後悔しない」
過ぎたことを思い悩んでも、過去は変えられません。
何も変えられないのに時間を使うのは無駄などころか、メンタルへのダメージが蓄積していき、自信を失い、次のチャレンジに影響を及ぼします。

過去の経験や結果を元に、「次はこうする」と決める。
これで十分です。
その結果に対しても「次はこうする」と決める。
そのループを回していく。
そうやって学んでいけば良いでしょう。

さて、これら三つに共通するのは、「時間」という決定的に貴重なリソースを有効活用するためのもの。
言ってみれば、時間を作り出すためのことです。
「作る」というより「貯める」かもしれませんけどね。

時間があると、色々良いことがあります。
やらかしてもリカバリーできるとかね。
「…とかね」というより、これに尽きるのかもしれません。

だって、チャレンジしたら、どうせ最初からうまくいくことなんてありませんよ。
いかにリファインして、最終的なレベルを上げられるかが重要なのです。

そのために必要なのが「早くやること」です。
早く仕事に手を付ければ、やらなければ分からない事が早く分かる。
そうしたら、うまくいきそうでしょう?

さてさて、では具体的なトレーニング法の例です。

私は普段、食事は外食です。
で、お店に着く前に、「今日は何にしようかな」と考えて、大まかに決めておく。
この時、直感も大事にしましょう。

お店に入ったら、メニューを見ます。
「あらかじめ決めてるのでは?」
そうです。
でも、一応見ます。

で、即決。
ここで感覚に訴える何かがあったら、急遽変更するのもアリです。

初めてはいるお店なら、メニューを見て考える必要がありますね。
でも、そういう時でも即決です。

そもそも、選ぶ基準が「自分の好きなもの」「無難なもの」はダメです。
「何だこれ?」
を試すのです。

その結果がどうあれ、後悔はしない。
むしろ楽しむようにしましょう。

これを毎回やるのです。
それを毎回楽しむのです。

そうしたらほら、時間を作れる習慣のできあがり。

「自信」って何だ?

何か新しいことを始めるとき
それがうまくいくためには、自信が必要です。

実績が無いから、できると思えない?

自信があるとか無いとか
それは、できるとかできないとかではないのです。
まして、やったことがあるとか無いとかではない。

できると信じているか否か
腹を決められるか否か
ということ。

過去の似たようなことでも良いし、似たようなことではなくても良いし
「アレができたのだから」
と無理矢理結び付けても良いのです。

根拠とか証拠なんて要らない。
やったことがないことをやるのだから、そんなものは無くて当然なのですよ。

とはいえ、やったことがないものに対して
できると信じたり、腹を括るって勇気要りますよね。

学校でのお勉強は、一人で淡々とやれば良いのですけど、実社会で仕事をするとなると、大抵は相手がいるわけで、責任の大きさも全く違う。
新しい仕事は、経験の無い仕事なわけで…
勇気が要ります。

そう。ものごとを可能にするか否かは、心の問題だったりもするのです。

学生のうちに、それを楽しめるようになれればベストですね。

自分を信じる心
それが自信。

見えるもの・見えないもの

「本当に大切なものは目に見えない」

フランスの小説家であるサン・テグチュペリが、1943年に書いた”星の王子さま”に出てくるセリフです。

今回は、知識とそれが生み出す価値について考えてみましょう。

教科書に書いてある知識は目に見えますが、頭に入っている知識は、直接目に見えません。
それを見えるようにして評価した代表的なものが、テストとか成績表などの点数。

それはそれとして、そもそも知識は何のためにあるの?
というのが大事なところ。

頭の中に貯め込むためではありません。
使うためです。

何のために使うか?
それは自分以外のためです。

いや、別に自分のために使っても良いのですけどね。
それは「仕事」とは言いませんよね。
他に価値を提供するのが仕事ですから。

では、仕事で知識をどう使うか。

そこでスキルが登場します。
知識を価値に変換するために必要なものの一つがスキル。

学校は、汎用的な知識やスキルの獲得ができるように訓練するところですが、”単に”それを使うだけでは、十分な希少性とか優位性とか、仕事としての価値に変換するには不十分です。

さて、知識とかスキルとか意外にも大事なものはあります。

アイデアを使って工夫することによって、独自性とか優位性を生み出せたりしますね。

アイデアとはなんぞや?
という話はそのうちするとして、大事なのはアイデアの根源になるものです。
もちろん、基本的な知識などは大事です。
いわゆる「引き出し」というヤツですね。

しかし、「知ってる」だけではアイデアは出ません。

メンタルとかマインドとか、そういったものが大事なのです。

そうでしょう?

「何とかしたい!」という気持ちが強くなければ、アイデアなんて出ませんよね。
そもそも、知識やスキルを得たいという気持ちがなければ、それらも獲得できないわけですし。

なので、結局は「心」の問題なのです。
心も目に見えませんね。

さて、どうしましょうか?