こうすればうまくいく 7

成果を出すための方法を考えてみよう。

学校だと、色々やって、色々できないといけないわけです。
そうしないと進級できなかったり卒業できなかったりします。
なので、今回お話しする内容をストイックに実行すると残念なことになる可能性があることをあらかじめ言っておきます。

とか言ってるあたりで、すでに想像ついちゃうとは思いますが…
そうです。人の力には限界があるわけで、それを集中させたらどうなの?ということです。

もちろん、色々できちゃう人は色々やっちゃって良いとは思いますが、ピンポイントで何かに特化すれば成果を上げやすいよね、ということです。

と、言うのは簡単なのですが、どうも我が国それをやっちゃいけないって思っているというか、そう感じさせる空気感がありますよね。

と、そこで思うのは、皆色々やりすぎじゃないのか?ということ。
学校の科目だってそうでしょう。
本当にそんなに色々やる必要あるの?そして、その色々を、そんなにできるようにならないといけないの?と思うこともしばしば。

いや、色々やっても良いのですが、そのスタイルそのものに選択肢がないのは少々残念な気もします。

結局、リソースを集中させたくても、環境が許さないってのがあるんじゃないかな。
そして、色々できなければいけないという環境では、そのうち嫌になっちゃうのもわからなくもないわけで、その結果、何かに特化した世読みを持つ人が少なくなったりするのだろうなぁ、なんて思うのです。

自由なようで自由じゃなかったり、と思うこともあるのですが、でも広い目で見れば、実はかなり自由度が高い部分も多かったりするのです。

実際のところ、先進各国で教育に関する自由度は、我が国はかなり高いレベルにあると思うのです。
これはどういうことを言っているかというと、所得や地域の格差によって受けられる教育レベルの格差は格段に小さいはずです。
分かりやすいところでは、夢工房でチャレンジしているFormula SAEですが、諸外国では誰でもできるわけではなかったりしますからね。

さて、恐らく今後の我が国は、上がったり下がったりする中で、きっと転換点を迎えることになるでしょう。
そんな中でも文化や伝統をはじめとして、強みとして持ち続けるべきものがあるわけで、その辺をどうするのかといったところが、難しくもあり面白くもあるということになるのでしょう。

なんか今回はまとまりのない内容となってしまいましたが、結局のところ、今あるリソースを活かして、いかにその中で自ら選択して決していくか、というのがカギなのだろうな、と思った次第です。

現状の変え方 未来の作り方

現状に満足しているか?

こんなことをよく考えませんか?
何の現状か?という話もありますが、大抵は自分の状況ですよね。
まぁ、もちろん満足していなかったりするでしょうけど。

じゃぁ、満足していない現状を変えるにはどうしたら良いのでしょうか?

「もっと勉強を頑張ります!」

そんなあなたは、現状の延長線上にゴールがあったりするのでしょうから、その路線で頑張りましょう。

さて、現状は何によって作られているのでしょう?
「現状」というのは、過去の結果です。

それはどのように作られるかというと
もちろん、「自分に由(よ)って」です。

環境の影響などもあるでしょうけど、自分の現状は自分によって作られます。
それを手放しちゃっているケースも多いかと思いますが。

では、自分の何によって?
行動によってです。

それは何によって?
考え方によってでしょうね。

それは何によって?
…つい、何となく…じゃないですか?

はい、来ました。
掘っていくと、大抵はここに行き着きます。

つい、何となく
何でしょうね、これ。

そこに何かしらの「思い」や「価値観」があったりもしますが、大抵は意識していなかったりします。
それを無意識とか言いますね。それによって繰り返されるのが習慣です。

意識的な考え方や行動も、繰り返していれば意識せずにできるようになります。
そのためのことを、世間では「トレーニング」とか「訓練」とか「修行」とか呼んだりします。
それを他人に任せるのが「洗脳」とか「教育」ですかね。
あ、なんかヤバイことを言っている気がするな。

そして、それが意識せずとも繰り返される習慣に変わっていくのです。
既存の習慣の上書きです。

で、習慣を変えると…
考え方が変わって、行動が変わって、結果が変わるわけですね。
そんなの当たり前でしょう?

この場合の「結果が変わる」というのは、「未来を変える」と同義です。
だって、今からやるのだから、変わるのは未来です。当然です。

もちろん、多少的外れなことになったり、思った通りにならなかったりもするでしょう。
でも、そんな時は修正すれば良いだけです。

たまに自己啓発系で「未来は自分の思い通りに…」のようなフレーズを聞きませんか?
これ、そういうことでしょうね。

さて、ロジックとしてはそんなに難しい話ではなかったと思うのですが、多くはそんなことをやろうとはしません。

だって、面倒だから。

はい、凄く重要なところが出てきましたね。
もちろん、本能的なものも働いたりするのでしょうけど。

面倒なので
変わらずに変えるにはどうしたら良いのだ!?
みたいな難しいことになるのです。

これが壁にぶつかって悩む状態の一例です。

失敗しないことが最優先なら、それこそが失敗だ

失敗についてどう考えるか?
これ、やはり大問題だと思うのです。

何度も言っている通り、いわゆる「失敗」は、本質的にはネガティブではなく、重要な経験の一つだと思っています。

一般的には
やってみたけど、思い通りにならなかった
これを「失敗」と呼びますね。

でもこれ、見方を変えると
こんな風にやってみたら、こういう結果が出た
ということを経験したのですよね。
新しい何かを知ったのではないですか?
じゃぁ、良かったじゃないですか。決して皮肉ではないですよ。

「失敗」をどう捉えるかというのは、つまり価値観の問題ってことなのですが、それによって、得られる成果が大きく違ってきます。

NASAでは、ミッションの後にデブリーフィングと呼ばれる報告会をするそうです。興味深いのは、書籍などで見る限り、このデブリーフィングでは「失敗」というワードが見当たらないのです。

NASAは失敗しないということではありません。
いわゆる「失敗」に対して、「今回の経験から学んだこと、知ったことは何か?」という捉え方をしているようです。

それに気付いたとき、さすがだなぁ、と思いました。
いわゆる失敗をネガティブな経験としてカウントしてしまったら、それを隠したくもなりますし、その経験を有効に再利用するのは難しくなります。
そして、失敗による恐れを避けるための行動を取るようになる。ゴールがすり替わっちゃうのです。

逆に経験の一つとしてカウントすれば、共有も苦になりませんし、後の行動にも利用できます。

失敗しないことが成功ではありません。
設定したゴールに到達することが成功です。
その過程では、多少想定外のことが起きようが、欲しいゴールが手に入れば良いのです。

未経験のことにチャレンジして、思い通りにいかないとか、想定外のことが起きるなんてことは当たり前でしょう。
むしろそれ、新発見なのではないですか?