パレートの法則と活用法

「パレートの法則」という名前は知らなくても、内容を知っている人は多いのではないかな。

成果や結果の大部分は、原因や要因の一部によるものである
という経験則です。

イタリアの経済学者 ヴィルフレド・パレートが、1896年ごろにイタリアの土地所有を調べた際に、「国民の20%が土地の80%を所有している」と気づいたことが始まりだそうです。

良くある例としては、こんなことがあります。

  1. ビジネス
    • 売上の80%は、全顧客の20%(上位顧客)から生まれる。
    • クレームの80%は、20%の原因から発生する。
  2. 学習や仕事
    • 成果の80%は、重要な20%の作業に集中したときに得られる。
  3. 日常生活
    • よく着る服の80%は、持っている服の20%。

20%とか80%とか言ってますが
トップ20に入れないヤツはダメだ!
ということではなく、本質は
「少数の重要な要因が、大きな結果を生む」
という考え方です。

もし君が、何でもできちゃう天才君でないなら、先生や親は嫌がったり心配したりするかもしれませんが、これを戦略的に活用すべきです。

全部を均等に扱うのではなく、成果を生みやすい部分を見極めることが大事で
「自分の成長のために最も重要と思われる20%の経験や環境を見極め、そこに注力する」
ということです。

才能とかセンスは大事かもしれませんが、そういったものが無くても
「重要な20%にリソースを集中する」
これができればかなり良い線行きます
それは、スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、成功者達の常識です。

社会に出たらそうする?
残念ながらそれでは遅いでしょうね。
たぶんそんなヒマ無いですよ。

やるなら今です。
それ以外の選択肢はありません。

仕事の話

君にとっての「仕事」って何ですか?

食うために必要なこと?
そりゃそうですね。

でも、どうせやるなら好きなこと、楽しいことをやったらいいよ…というのは、このブログでも何度か言っていること。
だって、大学を卒業したら40年以上もやるのですから。

私は、結構好きなことをやってきた、と思っています。

なのですが、前職で自分がやってきたタスクの内容をカウントしてみたことがあります。
そうしたらなんと、7割くらいが、そのタスクを割り振られたときには望んでいなかったことでした。

いくらクルマが好きで、開発の仕事をしていると言っても、その内容は全て自分で選ぶわけではありませんし、雑用や、全く指向に合わない仕事もありました。

では、そういったものを嫌々やっていたのか、というと、そうでもありませんでした。
結構楽しんでやってましたね。

で、今になって思うのは、いかに仕事を面白いものにしていくかってが大事だったんだなぁ、ということです。
考え方や工夫が大事ってことですね。

もちろん、工夫したつもりで失敗したりすることもあるのですけど、自分で考えてやったことなら、どんな結果になろうと得られるものはあるのです。
なので、全然損してないどころか、経験の数が増えるわけですから得してるわけです。

なので、そういう考え方を拡張していくと、別に望まない仕事でも良いじゃん、となるのです。
まぁ、確かにその通り。

でも、どうせなら好きなことでチャレンジできたらベターです。
そう、チャレンジを楽しむってのが根本的に大事なことなのかもしれません。

仕事とは、好きでもないことを我慢してやるものだ、と思うのも、楽しく変えていくのも自分次第。

就活前後で変われるか?

就活前は、「普通であること」を求められる
何のために?誰のために?

いずれにせよ、それは面倒を避けて、短期的な欲求を満たすためでしょう。
それは、学生に限ったことでは無く、彼らを取りまく多くの人達にとっても、です。

「大人しく言われたことをやっていれば良い」
というこの環境は、当然ながら学生によって作られたものでは無いでしょう。
「大人しく」という字を見ても分かるように、子供はそもそも大人しくないのですよ。

ともあれ、「普通でありたい」「普通であって欲しい」という欲求は、思いのほか強力です。
楽だしね。
そして根底には、最低限のリスクで、最大限の(もしくは相応の)ゲインを得たいという欲求がある。
というか「普通」を狙うのなら、願いはそこにしか無い。
でも、ひょっとすると、それは習慣となっていて、意識すらしていない可能性もあるけど。

さて、それが就活の時期になると一変して…

急に「普通ではないこと」を求められる
何のために?誰のために?

言うまでもなく
選ばれるために
ですね。

学生にしてみたら、今まで
「大人しく言われたことを…」となっていたのに、何だよ急に!?
という感じですかね。
そりゃ困惑するでしょう。

というわけで、こんな一貫性の無い状態になっているのが昨今。
これ、何とかできると良いのですけどね。

ただ、この環境を誰かのせいにしたところで、なにも変わりません。
でも、自分でどうするかを決めて、行動したらどうにでもなります。

夢工房はといえば、終始一貫したやり方で継続できるので、その点はとてもシンプルです。