道徳観って大事です

知識やらスキルやらを持っていたとしても、うまくいかないことはあります。
その理由を考えるのは結構大事。

で、色々考えるのですが、意外と気付いてないのが
道徳観
かなぁ。なんて思いました。

意外ですか?
仕事がうまく行くのに道徳観が必要なんて。

知識とかスキルとかがあれば良いのでは?
と思いがちではないですか?

そうであれば、一度よーく考えてみて下さい。

道徳観というのは、分かりやすく言うと
「他人のためを考えて行動する」とかいうことですよね。

いくら指示やルールを守ったところで、それは自己都合。
最低限、決められたことをやって、相応の対価を得たいとか
怒られたくないとか、罰金を取られたくないとか、そういうことでしょう。

あなたは、自分や顧客のことを考えない人と仕事したいですか?
あなたは自分のことを考えてくれない人に仕事を頼みたいですか?

ただ、道徳心とか簡単に言っちゃいましたが、そのためには、自発性とか、勇気とか、メンタルタフネスとか、色々必要だと思うのですけどね。

いま、そういう本質的な視点が軽視されてるんじゃないかなぁ、なんて思うのですが、どうでしょうか?

成功とは何か? ポジティブ思考のロジック

成功とは?

当然ながら、それは人によって違います。

やりたいことがあって、それが希望通りになること
それが最も分かりやすい例でしょう。
それに関しては、過去の記事にも書きました。

しかし、興味深いというか面白いというか
成功するためにどうするか?
というのは人によって異なります。

「失敗しないように」
と考えるのはごく普通のことです。
それは効率よく成功するために。

しかし!
いつの間にか「失敗しないために」
となっていることがあります。

これ、違いが分かりますか?

「失敗しないために」
は、失敗しないことがゴールになっているのです。
「…ために」ですから。

では果たして失敗しなければ、それは成功なのか?

まぁ、失敗しないことがゴールならば、そういうことになるでしょう。

そうでないなら、ゴールのすり替えが起きています。

「やりたいこと」が
「失敗しないこと」に。

もしくは、プライオリティの入れ替えが起きています。

「やりたいこと」よりも
「失敗しないこと」が優先に。

仮に、全く失敗しないとして、果たしてそれは成功と言えるのでしょうか?
安心はするかもしれないけど、そこに喜びはありません。

そして、往々にして我々は、狙ったことを100%達成できなかったりします。
人間は完璧ではないので。
その場合、失敗が「マイナス」だとすると、最終的にはゼロに達しません。

なので、失敗を回避する考えと行動は、必ずマイナスの地点に到達します。
そして常に自信を持てず、自信を持てないから行動できなくなったりします。

最悪なのは、目指すゴールも無しに失敗を避けることです。
これはもう、何が何だか分からなくなります。
何のためでも無く、失敗を避けるなんて、一体何が成功と失敗を分けるボーダーなのかすら分かりませんから。

さて、何度か記事にしているとおり、「失敗」はマイナスでは無い、というカウントができたらどうでしょうか?

成功のために必要なことをやるのだ
その際の失敗は貴重な経験である

これはスッキリします。
プライオリティも明確化できますし。

というわけで、結果としてポジティブ思考ということになるのです。

コミュニケーション力

この記事

先生の言うことを聞いたり、友達と楽しくおしゃべりをするのがコミュニケーション力ではないことは分かっているのだろうか。

と言ったので、今回はこのお題でいってみましょう。

近年、大学生には「コミュニケーション力」が求められている、と言われています。
どこから求められているかというと、社会(というか会社)からです。
なぜかというと、業務遂行に欠かせないからです。

では、それはどういったものを指すのか?
業務の基本で言うなら

いわゆる「報連相」
報告・連絡・相談
ですね。
これを例に挙げましょう。

今、これをやってますよ
現状はこうなってますよ
これからこれをこんなふうにやりますよ
やった結果はこうなりましたよ
こんな問題が起きてます
うまくいっちゃいました
などなど

そんな感じです。
まぁ、アウトプットですよね。

アウトプットの対象は、管理・監督者だったり、共同作業者だったり、お客様だったり。

円滑な業務遂行のための現状把握が必要だし
リスクコントロールができたり
本人の成長のための材料ともなるし
仲間を守るためでもある。

もちろんそれは、組織としての力を発揮するためには欠かせないことなのですよ。

学校では、聞かれたら答える
聞かれなければ言わない
情報の発信源からはできるだけ距離を置く
なんてことになりがちですが、それはその方がメリットが大きいからでしょう。
言わなくて済むし、やらなくて済む。

もちろん仕事においても、同じような価値観で遂行することは可能です。
全くうまくいかないだろうけど。
それじゃ「遂行することは可能」とか言っちゃダメか。

学校だろうが仕事だろうが、恐らく「やらされる」という姿勢でいるかぎり、実のあるコミュニケーションは難しいでしょうね。
まぁそういうわけで、一般的な授業ではコミュニケーション力を養うのは難しいので、やらされる環境ではなく、やりたいことをやって、チーム力を発揮して成果を出すような経験の中で磨くのがベストでしょうね。

夢工房でも、入ってきた新人君が苦労することの一つだったりします。
「言われたこと」を「一人でやる」という訓練を延々してきたらそうなりますよね。