再度試練きたる

国内のコロナ感染者が爆発的に増えてきました。
これに伴い、夢工房で活動する学生にも
大幅な制限を掛けることにしました。

大会に向けての準備が大詰めとなっているし
「作ってなんぼ」の我々としては
残念ですが仕方ありません。
まずは学生達を守らねば。
もちろん学生が感染源になるようなことも無いように。

またまたオンライン環境での開発に逆戻りです。

昨年度までオンライン環境で頑張ってきたので
そのノウハウが再度活きることになります。

こんな状況になって思うのは
2年間やりたいこともできないような日々が続くとして
私などは、たかだか人生の4%くらいの期間なのでですが
20歳の人にとっては
人生の10%に相当するんですよね。

これ、今後にどのような影響を及ぼすのでしょうね。
もちろん、この時期の過ごし方の影響は大きいと思います。

どうなるかは時間が経ってみないと分からないでしょうが
とはいえ、この時期を何かしら頑張って過ごすのと
単に恐れて我慢ばかりして
気持ちが小さく縮んだ状態で過ごすのでは
大きく変わってくるはずです。

冷静に考えてみれば
こういう危機的状況(と思っていない人もいるかもしれませんが
死者数を見れば間違いなく人類規模の危機です)の中で
冷静にリスクのコントロールをしながら
自分のなすべきことを定めて
知恵を絞って努力する経験ができるというのは
貴重な時期を過ごしていると言えなくもありません。

試されてますね。

フェリーの旅は良いですよ

二度目のコロナの夏がやってきましたね。

去年はコロナ禍とはいうものの
Go Toトラベル事業があったので
お得にビジネスホテルに泊まりながら
東北一周ツーリングなんてできましたけどね。

どうやら今年はそんな雰囲気ではないようです。
緊急事態宣言ですし
住んでいる関東南部は感染大爆発の様相です。

本当は九州ツーリングを考えていたのですよ。
震災以降は、毎年必ず東北ツーリングをすることにしていたのですが
熊本なんかも色々被災しているので
今年は九州ツーリングにしたいと思っていました。

宿もフェリーも予約していましたが
今日、キャンセルしました。
宿の人も困ってるようでしたね。当たり前だ。

でもまぁ仕方ない。

まぁ、残念ネタはこの辺にして
やはり長距離走行とフェリーを組み合わせたツーリングは良いですよ
というお話をしたかったのです。

初めて乗ったのは30年近く前になるかな。
大洗-苫小牧航路
のはずだったのですが
一緒に行く友達が仕事の都合で遅れて
予約した便に乗れませんでした。

なので、徹夜で陸路を走って
八戸から苫小牧に渡ることになりました。
この船もまぁまぁ良かったのですが
やはり帰りの苫小牧-大洗便が良かったですね。
有名な「さんふらわあ」です。

強烈な印象は
船内にバイクで乗り込んで
エレベーターで船室に上がったときです。
エレベーターの扉が開いたら
華やかなロビーに金の螺旋階段が!
「なんじゃこりゃ!」
目が点になりました。
まさに動くホテルです。

今就航している便は
金色の螺旋階段は無くなっちゃってた気はしますが
それでも大きなフェリーは良いですよ。

船会社によって色々なので
ここで多くは語りませんが
興味がある人は
ぜひフェリー会社のサイトを見て楽しんで下さい。
乗りたくなりますから。

最近でも、あちこちで新造船が就航していたりして
船の業界も頑張ってるな感じです。

船の旅の良さって
人によって色々でしょうけど
やはりあの「のんびり感」は良いですね。

ゆっくり移動している間
何もすることがない
というか
何もできないという方が正確かな。

船の設備は充実してるんですよ。
でも、飽きます。
あとはのんびりするしかない。

でも、それが良いんですよねー。

とか、そんなことを考えていたら
おかしなプランを考えてしまいました。

フェリーとバイクで日本一周!

まず、大洗港から、さんふらわあで苫小牧西港へ。
下船後、苫小牧港へ移動して、シルバーフェリーで
秋田と新潟に停泊経由して福岡の敦賀港へ。
そこから陸路で大阪港に行って
阪九フェリーで新門司港へ。
そこからオーシャン東九フェリーで
徳島に停泊経由で有明港へ。

ここまで来ると
何でバイク必要なの?
って感じですが
バカバカしくて良いじゃないですか。

いつかこんなのやってみたいなぁ。


実戦 or 実践だ!

レースで良い成績を得たいと思ったら
頑張って練習するのはもちろんですが
沢山レースに出る必要があります。
実戦に勝る経験はありませんから。

どんなに練習しても
何が重要なのか?
なぜそれが重要なのか?
何のために必要なのか?
そのへんを本当に理解するのは難しい。
というか、無理です。

学校の授業は
社会に出る前の練習のようなものです。

「なんでそんなことやるの?」

それは理屈の上では伝えられますが
本当に理解できるかというと難しいでしょうね。
というか、無理です。

在学中に、試しに仕事をできれば良いのですが
なかなかそうもいかないので
インターンシップがありますね。
でも、これも本当の仕事ではありません。
お試しというか、疑似体験のようなものです。

インターンシップで設計のまねごとを短期間やったとしても
別にお客さんや会社の仲間のために頑張る必要はありませんし。
でも、やらないよりは良いかもしれません。

というわけで
学生のうちに実戦を経験するのは大変難しい。

さてさて

学生の
コミュニケーション能力不足などに対して
大学だって危機感を持っているわけで
授業で色々とやっているのです。
恐らく今や相当多くの大学で
色々やっていることと思います。

もちろんその辺は学生だって危機感を持っているわけで
それなりに努力をしてなんとかしようとしています。
何とか就職したいですもの。

そんな授業でも取り組み
当然、やらないよりは遙かにマシなわけですが…

何か気付きました?

授業でやらせている
学生が危機感を感じている

これ、あまり良い結果になるとは思えません。

外発的動機で危機感を伴っているのですから。

でも、学校で取り組むとしたら
授業としてやるとしたら
そうならざるを得ません。

学生は
点数を取るために
危機感を埋めるために
やるでしょう。

知識は身に付くでしょう。
でも、その知識を有効に使えるかは全く別の問題です。

どうせやるなら
学生が本当にやりたいことで
ワクワクする
ポジティブな気持ちを持てる
本格的な何かが良いですね。

それを達成するために
コミュニケーションやチャレンジが
どうしても必要になるもの。

そうしたら
何でコミュニケーションが必要か
何でチャレンジが重要なのか
一発で分かりますよ。
しかも理屈でなく。

そういうのは一度身に付けたら忘れません。

というわけで夢工房では
学生が自発的に
レーシングカーや惑星探査機を作ったりしてるわけです。
実戦に限りなく近い実践ですよ!

夢工房の学生達は
緊急事態宣言下でも、感染対策をしながら
過密にならないようにローテーションを組んで
色々工夫しながら日々頑張ってます。

本人達は思い通りにならなくて
ムラムラ
じゃなくて
イライラすることもあるでしょうね。
「これじゃ勝てねぇ!」
とか。

その度に考えて対策を打って
成果を確認して…
良くやってますよ。

ショボショボになってる者は
意外なほどいません。

彼らを見ていると
あぁ、日々成長しているなぁ
と思うのです。

この状況下での経験も
きっと将来役に立つのでしょうね。