オーストラリア遠征 Day 10 オーストラリア出国・帰国

5時半に宿をチェックアウトして空港に向かいます。この早起き生活も今日でおしまい。
メルボルンは通常の時差+1時間に加えて、サマータイムで合計2時間日本より先行しています。なので、こちらの5時半は、日本では3時半。疲れていることに加えて、飛行機の移動が入ると、ついつい寝てしまいがちで、時差が少ない国とはいえ、よく分からない時差ボケ状態になります。

メルボルン国際空港は、年々設備が改善されいます。以前は、出国ゲートの列に延々と並んでいましたが、今ではほとんど待ちなし。

9時25分発で約10時間後には日本に帰国しました。

イベントはもちろん、出国から帰国まで通して思うのは…

やるべきことはすぐにやる

間違えようが、未熟だろうが、これだけで結果は大きく違ってくるということです。
この件は、後日改めてネタにしましょう。

オーストラリア遠征 Day 9 物資梱包日

今日の午前中はホンダオーストラリアにて物資梱包と結果報告。お世話になった皆さんには喜んでもらえたようで何よりです。
記念の写真を渡したら、いよいよ最後の大仕事にかかります。

物資梱包はなかなか苦労する仕事の一つなのですが、何とか午前中に完了。

ホンダオーストラリアの皆さんには、今回も大変お世話になりました。

午後はホンダオーストラリアでスペースをお借りして。夕方まで今回の評価と来年に向けてのミーティング。
その間、レンタカーのトラックとミニバスを2台のミニバンと入れ替え。
というのも、トラックやミニバスは空港のレンタカーオフィスに返却できないからです。

その後、夕方にはスーパーでお土産を入手したら恒例の最後の晩餐。

今日で現地8日目で最終夜。
毎度のことながら、遠征はあっという間に終わります。
このタフな遠征の持つ意味とか意義とかは、文字や言葉では伝えられないのが歯がゆいところ。
とはいえ、その辺は帰国後に可能な限り文章に起こしてみたいと思っています。

オーストラリア遠征 Day 8 イベント最終日

今日はイベント最終日。種目はオートクロスイベントとエンデュランスイベント。オートクロスは日本で言うところのジムカーナで、パイロンで形作られたコース1周のタイムを競います。ドライバー2名でそれぞれ2トライ。エンデュランスは同様のコースで二人のドライバーがそれぞれ11周ずつ、ドライバー交代を挟んで合計22周走り、タイムと同時に燃費を競います。

コース到着後、マシンの最終チェック。致命的な問題は見つからなかったので、ルーティンのメンテナンス。

オートクロスの一人目の走行を終えたところで問題発生。スロットルボディを固定しているブラケットが破断していました。オートクロスの二人目のドライバーの走行をキャンセルして修復します。

急遽、隣のシドニー大学から材料を分けてもらって部品製作。

1時間程度で、最後のエンデュランスの開始まで余裕を持って作業完了。

エンデュランスのスタートはまあまあ。順調に周回を重ねて…

と思いきや、なぜかコースのあちこちでエンストと再始動を繰り返します。そして数周走ったところでついに完全に停止。

ドライバーは、走行中にエンジン回転数が低すぎたとのことですが、ギア比はコースを元に設定しているはずなので、普通に走っていて回転数が低くなりすぎることは無いはず。

どうやら、ドライバーがトランスミッションのギアの段数を勘違いして高いギアで走行していた模様。

その後、ピットに戻るとユニフォーム交換希望者が大挙して押し寄せていました。

こんなに集まっちゃって、とても全員分なんて手持ちはありません。今さら交換できないなんて言ったら暴動が起きかねません。何とかフェアなやり方はないかと思ったところで、メンバーが思いついたのが「ジャンケン大会」です。これは大いに盛り上がりました。

その後はチームフォト。これも毎年恒例の盛り上がるイベントの一つ。

そして表彰式。我々はアクセラレーション1位の部門賞の盾を頂いて無事終了。

このように、とりあえずは無事に大会を終えたわけですが、結果については複雑な心境ではあります。というのも、現状のチームの実力から言えば、部門賞で1位を獲得するのは出来過ぎです。これは運が良かったとしか言いようがありません。そして、運を掴めたのは、同行してくれた卒業生、トラブルに遭遇した時に、地球の反対側から現役メンバーへのアドバイスをくれた卒業生たちによるところが大きいのです。もちろんそれは、チームのこれまでの歴史そのものと言って良いわけで、現役生たちだけによるものではありません。その点は大いに感謝して、自らの実力だなどと勘違いしないようにしなければなりません。

幸いにも、その点に関して現役生たちは謙虚に受け止めており、次回に向けての動機の一部となっているようです。

今回の参戦は、チーム再起動を賭けた一戦だったのですが、現状においては、望ましい方向に舵を切れたと感じています。