マーフィーの法則

って、今どきの学生は知ってるでしょうか?
聞いたことくらいはあるかな。

起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。
というヤツです。

これ、特にネガティブな出来事について言ってます。

この法則、米軍で研究されていたとか、冗談みたいなものだとか
諸説ありますが、別に詳細はどうでも良いのです。

恐らく開発職に就かれている方には常識でしょうけど
夢工房に限らず、チャレンジを繰り返すような活動をしていたりする人は
きっと多くが実感していることでしょう。

起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。

なので、先読みをして
あらかじめ心構えをしておくとか
対処や準備をしておくとか
そういいったことが重要となります。

そんなの常識だと言えば
全くその通りなのですが

でも、チャレンジしたりする経験が無ければ
先読みなんてできないし
起きて欲しくないことに対しては
「起きませんように」
なんて思っている程度かもしれません。

目先の問題や、認識しているけど先送りしたような問題は
見えないところで成長して
最悪のタイミングでモンスターとなって襲いかかってきます。

そして究極の選択を迫ります。
どちらも取りたくない二択を突きつけて。

しかも最悪の時に。

なので、こう言いたい。

起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。
しかも最悪の時に。

高いレベルでチャレンジしている人
特に世界レベルでのチャレンジをしている人は
この手の先読みと対処が実に早いです。

そして
「こうすれば勝つのは当然」
という道筋を作って実行する。

幸いにして夢工房は
そういった方々と関わりを持つ機会を得ていますが
実際にやるとなるとなかなか難しいものです。

学生は、そういった経験が十分ではないので
大事なところが見えなかったり
重要性が分からなかったりします。

そして、モンスターにやっつけられてしまいます。

でも、そういう経験ができたことは幸いなのです。
だって、経験しないと分からないのだから。

そして、大事なのは
その経験をどう使うか
です。

そんな風に考えると
我々の身に降りかかってくるものって
無駄なものは無いのですよね。


小さな来訪者

今日は夢工房にお客さんが来てくれました。

中学3年生なので、チビッコでは無いし
デッカイ夢を持っているので、決して小さくは無いですが
分かりやすいタイトルにしてみました。

今まで、高校生は何度か来てくれたことがあります。
もちろん、オープンキャンパスや学祭などで無く
単独で来訪して、夢工房で色々と修行をしてもらいました。
加工の練習とか、部品を作ったり、といったことです。
他県からやってきて、ウチのメンバーと一緒に
一週間くらい泊まり込みで修行していた高校生もいたっけ。

高校生が大学の研究室に行く
というのも、結構勇気があると思うのですよ。
私だったらビビっちゃいます。

でも、今回は中学生ですよ。
普通、行きませんよね。

恐らく彼にとって今回の夢工房訪問は
チャレンジであり冒険だったことでしょう。

人が希望を叶えるに当たって
能力とか才能とか、色々言われますが
やはり最強なのはパッションです。
それが行動に結びついて継続できたら
大抵の希望は叶うと思います。

彼がこういうチャレンジを取り続けていくと
きっと彼にとっての「普通」の基準がどんどん変化していって
当たり前のように凄いことができるようになるでしょう。

凄いですよね。
将来楽しみです。

夢工房は、そういう若者達が全国から集まって
夢を叶えるために頑張る場所になるといいなぁ
なんて思っています。

この夢も諦めなければ叶うかな。

結局そこか

一応、言っておきますが

「言われたことをやる」
というのが悪いとかダメだということではありません。
それが必要な状況というのはありますし
そうしてくれる人が必要だったりもします。

ただ、新しいものを作るクリエイティブなことをする上では
そういう動機というか、基本姿勢では難しいかな
とは思います。

言われたらやる
言われたことをやる
というのは、リアクションですが
新しい価値の提供はアクションですから
そもそもベクトルが違うというか何というか…

言われなくてもやる
言われてもいないことをやる
というのは、自発的なアクションです。
「積極的」というのは、そういうことです。

いつでも、何に対してもそのように
というのは無理でしょう。

とはいえ、基本姿勢がそうなっていると良いのですが
果たしてそのように変化することができるのか?

どうなのでしょうね。

自発的で積極的にって
面倒だし、失敗も多いでしょうし
そういうのって
いわゆる「リスク」にカウントされるのでしょうし

結局、こういった姿勢を決めるのは
「何が欲しいの?」
によるのでしょうね。
価値観の問題です。

そのために何を捨てられるの?何を払えるの?
ということですね。

でも、そういった価値観の上書きをやるのであれば
早い方が良いです。
歳を取ってからは難しいから。

ということは
「あとでやろう」って
ものごとを先送りする人
早くできない人には難しい
ということです。

早くやることを躊躇する人、いますよね?
自分が損することを恐れているからです。
リスク回避が価値観の上位に配置されているのでしょう。

自分のやりたいこと、やるべきことを
価値観の上位に配置して、すぐに動ける
これが大事なのですね。

まぁ確かに、うまくいっている人って
ほぼ間違いなく「すぐやる人」ですね。

そうか、そこかぁ。
確かになぁ。
そりゃそうだよなぁ。
分かっていても難しくて
だからこそ価値があるんだろうなぁ。

と再確認したのでした。